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同棲解消に至ってしまう原因とは?お互いに不幸にならないための歩み寄り方
同棲を始める時は、どのカップルも「幸せになりたい」と思っています。それなのに、なぜ同棲を解消した挙句、別れを選んでしまうカップルが出てきてしまうのでしょうか?そこには、単に相性の問題とは言い切れない、切実な事情があったのです。同棲がこじれやすい主な原因や対処法についてリサーチしたので、ぜひ参考にしてみてください。
同棲をしているカップルの「割合」
結婚情報誌として有名な「ゼクシィ」の調査によると、結婚前に同棲を始めるカップルは3人に1人の割合。
これは、かなり高い数字です。
同棲に踏み切る理由は人それぞれですが「お金を節約したい」「結婚前に相手をよく知りたい」といった現実的なものは意外と少なく、3割以上のカップルが「長い間一緒に過ごしたかったから」と回答しているとのこと。
相手のことが好きすぎて、片時も離れていたくないのですね。
あぁ、それなのに、なぜ同棲を始めてしばらくたつと不協和音が生じ始めるのでしょうか。
外でのデートが「夢」なら、同棲生活はまぎれもない「現実」。
そのあたりに、2人がうまくいかなくなって同棲解消に至ってしまう原因がありそうです。
同棲がうまくいかなくなる原因
家事についてもめる
一緒に暮らすカップルの間で、最も不満がたまりやすいのが家事。
毎日の食事作りや掃除、洗濯はできればやりたくないのが本音ですよね。
たまたま、どちらかが「家事大好き!」な場合はそれで丸くおさまるのでしょうが、そうでない場合は、お互いに押し付け合ったり、どちらかが一方的に我慢したりして、関係がギスギスする原因となります。
せめて「いつもありがとう」の一言が言えれば良いのですが「やってもらって当たり前」という考え方では、同棲解消を切り出されるのも時間の問題でしょう。
まさに「結婚したら自由がなくなる」って結婚を延期したアラサー女を知っている。こないだ会った時に話聞いたんだけど、いよいよ結婚に向けて同棲始めたら家事負担が不均衡すぎてガチギレしてた。若い年代の方がとらわれてないっつーより、実情を知らんだけなんでないかと思ってしまうな……。
— ゲロ子 (@gerocooooo) 2016年5月20日
お金についてもめる
毎月の家賃に食費、光熱費、2人で遊ぶためのレジャー代など、同棲にはなにかとお金がかかります。
納得いくまで話し合ってお互いの負担額を決めていれば良いのですが、なんとなく収入の多いほうが余分に払うことになるなんていうのもよく聞く話。
そのうちに「同棲さえしていなければ、もっとお金が自由になったのに」と不満を募らせるようになり、同棲解消に至ってしまいます。
はあ、、こんなにお金ないと思ったの久しぶりすぎて定期預金崩そうか考えてる、、同棲って1人暮らしよりお金かかるわ!!!実家帰って貯金に専念したい、、、
— yukinko (@yukisakamoto_) 2016年5月13日
関係がマンネリになる
外で会っていた頃は新鮮だった2人の関係も、同棲を始めてしばらくたつとだんだんマンネリ化してきます。
きれいに着飾ってよそ行きの顔を見せていたのが、お互いにすっぴんでだらしないところも見せ合うようになるのですから当然ですよね。
しかも、会うための努力をしなくても、家に帰れば必ず会えてしまうので、ありがたみが薄れます。
そんな時、外で好みのタイプの異性に出会ってしまったら……同棲が浮気のきっかけだったというケースも、案外多いのかもしれません。
ワンルームに二人暮らしっていうのもキツかったのかな。ソファに一緒に座ろうと思ったら避けられてたもんな。パソコンでゲーム観戦するのも、私がいると邪魔だったよね。20歳で同棲早すぎたんよね。マンネリで。
— あひる@TMAF両日参加 (@ahilack_69) 2015年4月20日
同棲がうまくいっているカップルが実行していること
同棲を始める前に細かい取り決めをしておく
同棲を始める時は「ずっと一緒にいられる!」という幸福感で頭がいっぱいになりますが、家事やお金に関すること、生活していく上で守りたいルールなどが曖昧なままだと、関係が落ち着いたとたん不満が噴出してしてしまうことにもなりかねません。
好きな人との共同生活だからこそ、最初にきちんと話し合い、細かいことまで決めておくことが大切。
お互いを尊重できる空気があれば、毎日顔を合わせていてもそれほど大きな問題には発展しません。
あえて別々に過ごす時間を作る
同棲がマンネリ化してしまうのは、お互いの存在が当たり前になってしまうから。
どこかへ出かける時も一緒、家にいる時もずっと同じ空間でベッタリ、という生活が続けば、人間の本能として飽きる気持ちが出てくるのは仕方ありません。
これを防ぐには、あえて別々に過ごす時間を作ることが大切。
つまり「マンネリ」の方を解消する、というわけです。
休日のどちらかはお互いに友人と会うようにしたり、ちょっと広めの部屋を借りてプライベートな空間を確保したりと、新鮮さを保つための工夫をしてみましょう。
外へ食事や映画に出かける時も、一緒に玄関を出るのではなく、外で待ち合わせをするようにするとドキドキ感が蘇りますよ。
問題点をそのままにしない
これは結婚している夫婦にも言えることですが、2人の間に何か問題が起こった時、話し合う努力を避けて気付かないふりをすると、いつしか埋められない深い溝ができてしまいます。
こうした態度を「大人の解決法」と呼ぶ人もいますが、結局は相手と向き合うのが面倒だったり、傷つけられるのが怖かったりするだけ。
何の解決もしないまま問題が先送りされるのですから、うまくいかなくなって当然なのです。
同棲生活をスムーズに送るためには、問題点を話し合ってその都度解決していく姿勢が大事。
一方的に相手を責めるのではなく、お互いの意見を尊重し合うようにすれば、話し合いがこじれることもありません。
同棲を成功させるにはお互いの思いやりが大切!
転勤がきっかけで同棲を解消したことが結婚につながったり、別々に過ごす時間が増えたことで新鮮な気持ちを思い出したりと、同棲解消は決して悪いことばかりではありません。
しかし、多くのカップルが結局別れを選択してしまうケースが多いのも事実。
そう考えると、たとえ双方の親が許してくれたとしても、安易な同棲をするべきではないと思えますよね。
その一方で、何年も同棲生活を送った挙句、無事にゴールインして幸せに暮らしているカップルの姿も。
鍵となるのは、双方への思いやりとマンネリ化を防ぐ努力!
相手を尊重し、問題点をうやむやにしないことで、2人の関係はずっとずっと長続きさせることができますよ。