- 男性美容(308)
若はげを食い止める!今すぐ知りたい4つの原因と対策
若いうちから毛髪が抜けてしまう原因は様々です。 遺伝的要素を含む場合もありますが、大抵は私たちが生活習慣を改善することで対処可能です。 若はげにならないために気を付けるべきことを、今のうちから知っておきましょう。
原因と対処その①:適切なシャンプーで若はげを予防する
過剰なシャンプーは頭皮へのダメージ
髪が抜けていく原因として最初に考えなければいけないのが、シャンプーです。
髪の毛に関して興味がある皆さんでしたら、毎日シャンプーをしている方がほとんどだと思います。
しかし、髪を気にするあまり一日に何度もシャンプーをしていたとしたら、それは逆効果です。
頭皮には肌と同様に皮脂が存在し、それを取り除き過ぎると頭皮の環境が悪化してしまいます。
シャンプーは一日一回で充分ですし、たくさんの汗をかくような習慣が無いようでしたら、洗浄力や清涼感を重視したシャンプーを用いる必要はありません。
シャンプーをしないとフケが出ますが、
逆にシャンプーし過ぎてもフケが出ます。
そしてシャンプーし過ぎると、ハゲます。
シャンプーし過ぎてフケが出るケースは、
過度のシャンプーによって、頭皮が乾燥しすぎて、
頭皮の角質細胞が剥がれているんですね。
(ドライ頭皮)
そもそも、「目に見えるほどの大きなフケ」が出るというのは、頭皮が異常な状態です。
これは、市販の洗浄力の強いシャンプーで、頭を洗いすぎると
大きなフケが出やすくなります。
抜け毛が増えたらシャンプーを取り換えるべし
毎日シャンプーをしているにも関わらず抜け毛が増えてきたという人は、髪を洗いすぎている可能性を考慮しましょう。
髪の洗いすぎによる抜け毛を防止するには、高級アルコール系シャンプーから、石鹸やアミノ酸系シャンプーに変更することをおすすめします。
皆さんがよく使うシャンプーよりも値段が高めですが、これらのシャンプーは皮脂や角質を取り除き過ぎることが無いため、若はげ予防として効果的なのです。
さらには、高級アルコールシャンプーの中にはいい匂いを付けるために、香料が含まれていたり、着色料や保存料などが多いものもあり、本来皮脂を落とすためには関係の無いこれらの成分は、デリケートな頭皮には刺激が強すぎるのです。
正しいシャンプーの仕方
シャンプーの種類だけでなく、洗い方にも注意してください。
髪をお湯につける前に、ブラッシングをしておくとゴミや汚れを効率よく洗い流すことが出来ます。
お湯による予洗いをしっかり行い、シャンプーが髪や頭皮に馴染みやすくなるようにしておくことも大切です。
シャンプーは泡立っているほど汚れに吸着しますから、頭につける前に手の中で泡立てておきましょう。
あらかじめ洗う順番を決めておき、洗い忘れを予防すると、汚れが頭皮に溜まりません。
爪を立てることなく、指の腹で軽くもむようなイメージで頭皮全体と生え際を洗ってください。
最も重要なのが、シャンプーを洗い流す段階です。
これをおざなりにしてしまうと、シャンプーの効果が半減するどころか、かえって頭皮の環境を悪化させることに繋がります。
洗い終わったらタオルとドライヤーでしっかり頭皮と髪を乾燥させましょう。
以上のような正しいシャンプー方法を習慣にしていれば、若はげをしっかり予防出来るのです。
頭皮の汚れは薄毛の大敵!正しいシャンプー方法で薄毛予防に励みましょう。
1ブラッシング
2ぬるま湯でながす
3泡立ててからシャンプー
4指の腹で揉むように洗う
5しっかりとすすぐ
6コンディショナーをつける
7しっかりとすすぐ
正しいシャンプーのポイントは頭皮環境を悪化させないように洗うということと、シャンプーやコンディショナーが残らないようにしっかりと洗い流すということです。
原因と対処その②:髪の成長を促す食生活を心掛ける
髪の原料であるタンパク質を摂る
若はげが進行する原因として、食生活の乱れも見逃せません。
髪は私たちの身体の一部ですから、摂取した栄養によって作られます。
髪にとって最も重要な栄養素がタンパク質です。
毎日の生活の中で、お肉や魚、大豆といった食品を欠かさずに食べて、髪の原料を補給していきましょう。
髪の主成分は、ケラチンというタンパク質の一種です。
ダイエット中の人は、とかく野菜だけを意識しすぎて、タンパク質不足が多く見られます。タンパク質が不足すると、髪が細くコシがなくなるだけでなく、抜け毛や白髪が増えることもあります。
タンパク質を多く含む食品
・肉類
・卵
・大豆、大豆製品
亜鉛で髪の合成を促進する
髪を作る栄養素は、タンパク質だけではありません。
牡蠣や豚レバー、牛肉に含まれる亜鉛は、ケラチンという髪に変換されるタンパク質の合成に大きく関わっています。
若はげにならないためには、定期的に亜鉛を含む食品を食べるようにしましょう。
どうしても食事の中で摂取するのが難しいという人は、サプリメントに頼るのも一つの手段です。
ただし、亜鉛は過剰摂取すると体調不良の原因になるため、摂り過ぎには注意してください。
毛髪の主成分はケラチンというタンパク質ですが、亜鉛が不足するとこのケラチンの合成がうまくいかず、脱毛しやすい弱い髪になってしまいます。
また亜鉛は男性に特に必要で、しかも欠乏しやすい栄養素です。
ビタミンで髪の生成をサポート
髪の成長はもちろんのこと、健康な身体作りにも寄与しているのがビタミンです。
特に注意して摂っていただきたいのがビタミンEです。
ビタミンEは血管を拡張させ、栄養が身体の隅々まで行きわたらせてくれます。
髪は毛細血管から運ばれる栄養によって作られますから、ビタミンEの血管拡張作用が働けば、それだけ髪に栄養が届きやすくなるのです。
魚卵やモロヘイヤ、カボチャなどに含まれているので、普段の食事の中で意識して食べてください。
ビタミンEは毛細血管を広げてくれます。
なぜ毛細血管が広くなるといいのか
というと、髪の毛に栄養を与えてくれて
いるのは毛母細胞なのですが
毛母細胞の活動は毛細血管から
流れてくる血液によって活発に活動
する事が出来るからです。
髪をより太く、強いものにするにはビタミンB6とB12が欠かせません。
前者はニンニクやマグロ、後者は貝類に多く含まれています。
若はげなりやすい人は、食生活が乱れがちで摂取する栄養が偏っている傾向にあります。
ご紹介したような栄養素を摂るためにいろいろな食品を食べるようにすれば、髪だけでなく身体も自然と健康になっていくことでしょう。
ビタミンB6は、タンパク質から髪の毛を作りだします。なので、このビタミンB6が不足してしまうと、太い髪の毛が生えてきません。
また、髪の毛は、頭皮にある毛母細胞の細胞分裂によって成長しますが、この細胞分裂のエネルギーとなるのが、ビタミンB12です。ビタミンB12をしっかり取る事によって、髪の毛が太く丈夫に成長します。
原因と対処その③:ストレス発散が若はげ対策に
ストレスが髪の成長を妨げる
仕事や人間関係の中で少なからず感じるストレス。
実は、これも若はげの原因として注目されています。
私たちがストレスを感じると、自律神経は身体を緊張させ、血管が収縮するのです。
しかし、強いストレスを感じるとその自律神経のバランスがくずれます。具体的には、常に交感神経が優位な状態になり、毛細血管へ血が行きわたらなくなるんですね。
血管が収縮するということは、血管に流れる血液の量も少なくなります。
すなわち、血管を通して運べる栄養の量も減少するのです。
ストレスを感じずに生きるのは難しいかもしれませんが、適度に発散しておかないと若はげになってしまうことを覚えておきましょう。
体は常に「緊張モード」になってしまい「リラックスモード」で体をメンテナンスすることが出来ない状態が続いてしまうことになるのです。
さらにストレスが極端な場合、緊急とリラックスを切り替える「自律神経」そのものがバランスを崩してしまうこともあります。
体が「緊急モード」でいる限り、体はこわばり、血管は収縮したままの状態が続きます。
ストレスにより「緊急モード」になっている体をリセットし「縮んだ血管を拡張して血行促進すること」が正しいストレス発散です。
適度な運動や睡眠でストレス軽減
ストレスを発散するには、自分の趣味や好きなことをするのが有効です。
集中して趣味に取り組む時間が無いという人は、軽めのランニングやウォーキングといった運動を短時間でいいので取り入れてください。
運動をすることで気分がスッキリしますし、血行も促進されます。
さらに、睡眠の質も向上するため、髪を育てて若はげを予防するにはピッタリなのです。
また、睡眠不足によって自律神経が乱れると、髪の成長を妨げます。
いずれにしても徹夜や夜更かしなど、睡眠不足は髪によくないわけで、
十分な睡眠をとることが、薄毛、脱毛を予防することになります。
適度の運動もまた、薄毛、脱毛の予防になり、全身の機能を高め、血行をよくします。
一日三十分以上、軽く汗を流せば、気持ちよく寝る事もでき、髪にも健康的な生活が送れます。
原因と対処その④:ホルモンバランスの崩壊、AGAを疑う
男性ホルモンが若はげの原因に
今までご紹介した3つの対策をしても若はげが進行しているという人は、ホルモンバランスの乱れによるAGAかもしれません。
AGAとは男性ホルモンの影響によって起きる脱毛症のことです。
この作用機序の中で、男性ホルモンが大きく関与しているため、英語で「Androgenetic Alopecia」略称AGA( エージーエー)といい、直訳すると『男性ホルモン型脱毛症』になります。
男性ホルモンが5αリダクターゼという物質と反応すると、髪の成長が妨げられます。
シャンプーや食事に気を付けていても、この物質と男性ホルモンが結びつく動きを止めないことには、若はげが進行してしまいます
5αリダクターゼの発生量を抑えることが、AGAを治す近道なのです。
AGAの最大リスクとして知られるのが、男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」です。
DHTとは、還元酵素「5α-リダクターゼ」が、男性ホルモン「テストステロン」にはたらきかけることによって発生するホルモンのこと。
発生したDHTが毛根の中央部にある毛乳頭の受容体に結合すると、毛母細胞の活動が大幅に低下してしまいます。
毛母細胞は分裂・増殖によって髪を作るはたらきを行っているので、活動が低下すると丈夫な髪が生えてこなくなり、抜け毛が増加してしまいます。
専門医院で治療を受けるのが一番
男性ホルモンによる若はげを食い止めるには、AGAを治療する専門の病院が存在するので、そちらを利用すると良いでしょう。
病院では、カウンセリングを受けた後、医師による問診や触診を経て、治療方法が決定されます。
しかし最近では、一部の皮膚科やAGA専門病院で若ハゲの薄毛治療を受けられるようになっています。専門医での治療を行うことで効果を実感される方も多いため、若ハゲが気になる場合、病院での治療を検討するのも一つです。
AGAを治療するのに使う薬については市販されているものありますが、そちらにいきなり手を出すことはおすすめ出来ません。
摂取量を間違えることで副作用が起きる可能性もありますし、何よりも専門家に自分の頭皮や髪の状態を診てもらうことが大切だからです。
生活習慣やシャンプーに気を付けていても抜け毛が気になるようでしたら、遠慮なくAGA治療のために病院をご利用ください。
病院なので市販のものとは違い、効果の高い薬剤を処方できますし、血液検査もあるので安全に治療をすることが可能です。あきらめたり、効果の薄い治療法に頼って時間とお金を費やすよりは、より確実なAGA治療病院へ行って相談、これがベストです。
若はげ知らずの元気な毛髪を目指して
若はげの原因は、私たちの日常に隠れています。
それを知りながらしっかりと対策を練る事こそ、若はげを防止するのに不可欠なのです。