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あなたの第一印象は?名刺交換のビジネスマナーと盲点

名刺交換は、あなたの第一印象を左右する大切な儀式。自分の名刺を渡したら終わりではなく、名刺の受け取り方や会議中の保管方法なども案外見られているものですよ。ここでは、ビジネスマナーとしての名刺交換の基本と、気をつけたい思わぬ盲点をご紹介します!

すぐに実践!スマートな名刺の受け取り方

名刺交換は、名刺の渡し方に気を取られがちですが、受け取り方のビジネスマナーにも気をつけたいところ。
次の3点は最低限の礼儀なので、すぐに実践を。

①黙って受け取らず、「頂戴いたします」と一言添える。
②名刺は必ず両手で受け取り、先方の社名やロゴマーク、氏名などに指がかからないようにする。
③「○○様ですね」と相手の名前を復唱する(読み方が難しい名前の方もいるので、名刺交換の時に確認しておく)。

目上の方に先に名刺を出されてしまった!こんなときは?

名刺交換のビジネスマナーとしては、「目下の人または訪問者から先に渡す」というのが礼儀となります。
でも、たまたま目上の方から先に差し出されてしまった場合は、「申し遅れました」と言いながら即座に名刺を取り出し、先方の名刺より低い位置から渡すようにすればOKです。

会議が始まったら、受け取った名刺はどう保管する?

受け取った名刺は、すぐカバンにしまい込まずに、着席してからこんな風に保管しましょう。

・先方が1名の場合は、名刺入れの上に受け取った名刺を乗せ、テーブルの上に置く。
・先方が複数名の場合は、最も役職の高い方の名刺を名刺入れの上に乗せ、他の方の名刺は、着席順にテーブルの上に並べる。

資料などでテーブルにスペースがなくなってきたら、軽く一礼をして名刺入れにしまってもOKです。

「あの人誰だっけ?」といった失礼を回避するコツ

一度に複数の名刺を受け取ったとき、あとで誰が誰だか分からなくなりがちです。
そんなときは、名刺の裏側にその方の特徴や印象などを軽くメモしておくと、次の会議の時にも役立ちますし、失礼も回避できます。

ただし、会議中に先方の目の前で名刺にメモをするのは大変失礼なので、会議後に改めて行うようにしましょう。

意外な盲点?!名刺交換は身だしなみにも要注意

名刺交換は、お互い立ち上がって至近距離で行うので、身だしなみも目につきやすいタイミングです。
特に、名刺交換では視界に指先が入るため、爪がだらしなく伸びているとイメージダウン。
次のようなエチケットにも気をつけておくと、第一印象もグンとアップしますよ!

・爪が短く切りそろえてある
・肩にフケなどが落ちていない
・スーツやシャツがしっかりプレスしてある
・靴がていねいに磨かれている

「信頼できる仕事のパートナー」と印象づけよう!

社会人になると名刺交換は日常茶飯事ですが、慣れないうちは対応に困るケースも出てくることでしょう。
名刺交換のビジネスマナーの基本を覚えておくことはもちろん、エチケット面も気をつけておくと好感度が高いですし、仕事のパートナーとしての信頼感にもつながります。

最後にもうひとつ。
慣れた頃に名刺を切らしたりすることがないよう、名刺は定期的に補充しましょう。
カバンやデスクの中にも予備の名刺入れと名刺をキープしておけば、急な来客や、急にお客様先を訪ねるようになった時でも安心ですよ。