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先輩たちも経験してる!?失敗しやすいビジネスマナー3選
頭では分かっていても、いざ会社に行くと新入社員のうちは失敗してしまいがちなのが「ビジネスマナー」。実は先輩たちも、入りたての頃は「何であんなことを……」「知ってたのに悔しい!」と、思い返してみても恥ずかしい経験があるものなのです。今回は毎日緊張しながら過ごしているあなたのために、意識しておきたい「特に失敗しやすいビジネスマナー」について、3つご紹介します!今後の参考に、ぜひご覧ください。
気の緩みが大参事!?【社内・仕事でのやりがち・失敗マナー】
最初にご紹介するのは、社内や仕事中にやりがちな失敗マナー。
上司に「ご苦労様でした」と言ってしまったり、エレベーターに上司と乗り合わせてマナー違反をしてしまったり、ズボンにベルトをしめないで出社してしまったり……といったうっかりミスは多いようです。
また、頑張らなければ!という気持ちは分かりますが、体調がすこぶる悪いのに出勤すると、万が一伝染病だった場合周囲に迷惑をかけますので、極力無理はしないようにしましょう。
他にも「この程度のことはまだ上司に報告すべきではない」と考えていたら取り返しの付かないことになった、名刺交換の時に相手の名前を覚えようと裏に特徴を書き込んだら、失礼だと激怒された……など、良かれと思ってやったことが失敗に繋がる場合もありますので、よく考えてから行動してくださいね。
その① 「ほうれんそう」は必須!自己判断はせず、小さなことでも相談しよう
小さいことだから報告はまだしなくていい、と自己判断をしてしまったのです。しかし、初めは小さいことでしたが、進めていくうちに大きなズレになってしまったのです。首が回らないくらい辛くなり、ついに上司に伝えることになったのです。
そのズレを修復するために、多くの人に迷惑をかけることになりました。小さいズレの時に、自分で判断をして相談をすることなく進めたことが間違いであったと反省しました。
その② 無理をするのは逆効果!体調不良は必ず連絡しよう
弱音を言わず無理して出勤することは、一見とても頑張っているように見えます。しかし、もし自分が感染症の菌を持っていたら、他の人にうつしてよけいに迷惑をかけることになるのです。
無理に出勤せず、少しでも体調不良が分かった時点で報告、相談し会社を休むべきだったと反省しています。特に流行性感冒が流行っている時は特に注意が必要です。以降は熱がある時や、具合が優れない時などは、早めに報告をするようにしています。
その③ 挨拶やエレベーターの乗車、些細な仕草なども意識!
■「目上の人に『御苦労さま』と言ってしまった」(女性)
■「エレベーターで一緒になった上司より先に降りてしまった」(男性)
■「上司に手招きしてしまった」(男性)
その④ 意外と知らない!?ベルトの服装マナー
■「パンツスーツがぴったりなサイズだったのでベルトをしなかったが、『ベルトをつけることがマナーなのでパンツが落ちてこなくてもつけなくてはいけない』ということを知った」(男性)
その⑤ 営業では「名刺交換」に注意!特徴を書き込み、激怒されることも……
■「目上の人には名刺を両手で渡すということを知らずに、ずっと片手で渡していた」(女性)
■「名刺入れを買わないうちに名刺交換するときがきた」(男性)
■「名刺をもらったら、すぐに名刺入れにしまってしまった」(男性)
商品の説明を一通り終え、話は相手企業の話に。色々お話しいただく中で、会社のロゴの話になり先程お渡しした名刺を見てほしいと言われました。そこで、私が取り出した名刺には眼鏡をかけている40代くらいの男性と書き込まれていました。それを見た担当者は、「なんて失礼なことをするんだ、名刺は私の顔と一緒。あなたは顔に落書きをしているのと一緒だ。どういう教育をしてるんだ。」とそれまで温厚で礼儀の正しい紳士が激高しました。
営業職の方は取引先やお得意様の名前と顔を一致させるため「名刺の裏に特徴を書いておく」という指導がなされることもありますが、叱られる場合もあったとか。
名刺そのものに書くのではなく、お名前と一緒にメモしておく方が良いかもしれませんね。
無礼講をうのみにしないよう注意!【飲み会・接待のやりがち・失敗マナー】
続いては、会社の外で飲み会や接待などを行う時の失敗マナーです。
やはり戸惑いがちなのが、上司や取引先のお客様を「上座」に案内するという行為。
どちらが上座か、下座か分からずにあたふたしてしまったり、うっかり自分が上座に行き、上司に注文を取らせてしまったり……など、うっかりミスは多いようです。
また、これも良かれと思って「取引先が料理に手を付けられないので、気を遣われているのかと思い先に食べようとしたら上司に注意された」なんて声も。
臨機応変に対応するのは大事ですが、基本的なマナーは崩さないようにしましょう。
お酒の席では気が大きくなって上司に失言をしてしまったり、折り合いが悪い同僚とケンカしてしまったり、という恐れもありますので、決して飲みすぎないようにしてくださいね。
その① 上司は「上座」へ!オーダーや取り分けは積極的に
■「飲み会の時、店員さんに近い端の席に座らず、オーダーを上司にさせてしまった」(男性)
上座・下座といった基本的なマナーは書籍で学んでいるはずが、実際その場に臨むと舞い上がってしまうもの。「あれ、どちらが上座でどちらが下座だっけ……」。いえいえ、それも大事ですが、食事のスタートにも「上下関係」を反映させなければなりません。
その② 接待相手や上司よりも先に、食事に手を付けない!
なかなか食事に手を付けないクライアントさんに気を配ったつもりで先に手を出してしまった先輩は、そのクライアントさんから「お客より先に手を付けるべきものではないよ」と“イエローカード”を出されました。どうぞ、と勧めてからがベストですね。たまたま同じ大学の先輩・後輩の関係であったことから、この回は温かいご指導で済んだそうですが……。
その③ 泥酔しないよう注意!その後の人間関係に響くことも……
会社の飲み会で失敗しないためには、嫌いな人の近くには座らないように細心の注意を払うことと、もし近くに座ってもお酒に頼らないことが大切です。飲み会はお酒を飲む場ですが、悪酔いする可能性がある時はお酒の代わりにたくさん食べるようにすることをおすすめします。
盛り上げるためにお酒をたくさん飲んだ結果、暴言などが原因で人間関係が悪化する人は多いのです。。
飲み会で失敗すると、その後の人間関係に大きく影響します。取り返しがつかなくなることもあるので、注意してください。
顔が見えないからこそ多い!【電話・メールのやりがち・失敗マナー】
最後にご紹介するのは、電話応対やメールなど、顔の見えないシチュエーションでの失敗マナー。
実はこれ、新入社員の頃は必ずと言って良いほど失敗するのです。
特に電話応対は顔が見えない上、一度切ったらもう確認できないという緊張感も付きまとうため、余計にミスをしがちなよう。
口調や確認漏れのミスが多いので、取る前に深呼吸して、最後にもう一度先方に確認するようにしましょう。
また、メールでのやり取りの時は、宛先を間違えたり添付資料の内容を間違えたり……といった失敗がよく挙がっていました。
メールは電話と違い送る前に見直しができますから、慌てずに何度も確認をして送りましょう。
出るわ出るわ……電話での失敗エピソードは多数!
■「電話応対で社内の人をさん付けで読んでしまったこと」(女性)
■「電話に出たとき慌てていて、つい普通に『もしもし』と言ってしまった」(女性)
■「電話応対中に動転して退社と退職を間違えて伝えてしまい、先方を驚かせてしまった」(男性)
■「電話を取り次ぐとき、相手の名前が聞き取れなくて、『誰だか分からないけど、○○さんに電話です』と取り次いでしまい、『相手の名前くらい聞くのが常識だ』と怒られた」(女性)
名乗り文句や、相手の用件に注意!最後に再度確認しよう
・ 「○○の△△さんからです」と回され「お電話変わりました○○の△△です」と相手の名前を名乗ってしまいました。(金属・鉄鋼/事務職/2年目)
・ 外線1番が点滅してるなーと思いながら電話に出たら「外線1番です」と言ってしまった。(その他/事務職/5年目)
・ 「いらっしゃいませ」と電話に出た。(金融・証券/事務職/1年目)
・ 間違い電話で、肉まん1ダース注文された。(生保・損保/事務職/5年目)
「○○でございまちゅ」!?テンパりすぎて口調が変わる人も……
・ 「お世話になっておりまさぁ〜」と威勢のいい魚屋のような口調になってしまった。(機械・精密/事務職/5年目)
・ 「ありがとうございません」と言ってしまった。(自動車関連/技術職/2年目)
・ 「○○会社でございまちゅ」と文末が赤ちゃん言葉に。相手に完全にスルーされとても気まずかった。(ホテル・アミューズメント/事務職/3年目)
・ 「ハイ、もし〜?」と電話に出てしまった。なんでそんなに気が抜けてたのやら。(団体・公益法人/事務職/3年目)
メールは署名や添付資料に注意!しっかり確認して送ろう
■「メールの署名に、友達に付けていたフレンドリーな感じの署名をそのまま付けてしまった」(男性)
■「作業の依頼をする際、メールのみで依頼してしまった。相手が依頼に気付くのに遅れ、締め切りに間に合わなかった。ちゃんと口頭でも依頼するべきだった」(女性)
現在のビジネスにおいてネット環境は当たり前。特にメールは便利なものですが、時に悲劇を招きます。添付すべき資料を間違うことで、時に信頼を失うことも……。人事部へ送るための自己評価シートを誤ってクライアントに送ってしまったという先輩の心情は計り知れないダメージでしょう。
うっかりミスで気まずくなる!宛先も今一度見直して
これも同じくメールでの失敗。社内の他のスタッフに送るべきメールを、こともあろうか社外の人に送ってしまった悲劇。本文には、少々「愚痴のトッピング」も入っていたのが運のつき。「見ずに捨てましたよ」と言ってもらったものの、そのメール誤送信事件以来はじめて会わなくてはならないときに、お互いに顔を直視できなかったとか。
最初は間違うもの!ビクビクせず、何事も挑戦してみよう
新入社員のうちは、自分の知識やマナーに自信が持てず、戸惑ったり何度も間違いを繰り返したりするもの。
しかし、先輩たちも例に漏れず経験したことなのです。
不安に思う気持ちは分かりますが、失敗を恐れて怖気づく方が評価を下げることもありますから、何事も挑戦してみてくださいね。
応接室待機させられたから
— のーらん@もっと寝たい。 (@nolasan) 2016年4月7日
下座で待ったの失敗なの?
上座に座って言われた
ァァァ電話応対失敗…やばい土に還れ自分…命を持って償え自分…orz
— そると☆ (@soltissim) 2016年4月13日
新入社員のたどたどしい電話応対の挙句、保留失敗して電話切られる時期だな。春ですね。
— あるちゅ☆ (@aruchu3) 2016年4月6日
失敗は成功のもと!間違いは復習して、次の機会に活かそう
いかがでしょうか?今では完璧に見えている先輩たちも、新入社員のうちには様々な失敗があったのですね。
皆さんにもきっと何かしらのトラブルが起こるでしょうが、間違えたらその都度復習し、二度と繰り返さないよう努力しましょう。
失敗は成功のもと!と言いますから、何度もやっているうちに慣れて、自然とスマートにできるようになるはずです。