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排気量によって違う!?バイクの税金額と年間の維持費とは
バイクの免許を取ったら、お金を貯めて欲しいバイクを買おう!どれにしようかな……と地に足がつかない状態になってしまうもの。しかし、実はバイクは購入したらそれで終わりではないのです!今回は「もしかしてバイクって、車みたいにお金がかかるんじゃ?」と首を傾げるあなたのために、排気量ごとの税金や、年間の維持費についてまとめてみました。これからバイクを購入する予定のある方は、ぜひご参考ください。
バイクにかかる税金には「軽自動車税」と「重量税」がある!
そもそもバイクにはどんな税金がかかるのか?というと、所有しているだけで払わなければならない「軽自動車税」と、バイクの排気量によっては支払い義務が生じる「重量税」の2つが存在します。
軽自動車税は車にかかるものと同じですが、これも排気量によって金額が違います。
当然ながら、サイズが小さいほど年間の税金が安くなるのです。
重量税に関しては、排気量の大きいバイクになると走行することで公道を傷付ける恐れがあるので、車検の際に支払うことになります。
これも車と同じですね。
重量税は道路を修復したり、整備したりするためのお金として使われるそうです。
バイクには軽自動車税と重量税という税金が必要となります。
バイクには取得税はかかりません。
軽自動車税は、サイズに拘わらず毎年徴収される!
軽自動車税とは原付およびバイクにかかる税金で、毎年徴収されます。
軽自動車税は、「車やバイクを所有しているだけで支払わなければならない税金」です。
重量税は126㏄以上のバイクのみ、購入時や車検ごとに払う!
重量税はバイクの重量に対してかかる税金です。
受領税の支払い対象は126cc以上のバイクに限られます。
また、126ccから250cc以下の軽二輪については新車購入時のみの支払い、251cc以上の小型二輪については、車検毎に支払う必要があります。
重量税は道路を直したり、新しく作ったりするのに使われる!
「道路を直したり、新しく作ったりするのに使われる予定の税金」です。
いくらかかる?排気量ごとの税金!
さて、気になるのが排気量ごとの税金ですが、これはバイクの場合2016年4月1日から金額が少々変更されています。
まず重量税がかからない原付、原付二種から見てみましょう。
50㏄以下の原付と90㏄以下の原付二種は年間2000円、それ以上の原付二種(124㏄まで)になると2400円となっていますね。
2015年までは1000円~1600円だったんですが、残念ながら支払い金額がアップしてしまいました……。
また、249㏄までの軽二輪は軽自動車税だけなら3600円で済むのですが、重量税がかかってしまうため新規登録時のみプラス4900円、8500円の出費となります。
ただし、登録時だけなので、2年目からは軽自動車税しかかかりません。
250㏄以上は軽自動車税が6000円と高いかわりに、重量税は使用歴によって1900円~2500円と安いですが、車検ごとに支払わねばなりません。
2015年4月から増税!現在の排気量別軽自動車税は?
原付 50cc以下 2,000円
(1,000円)
51cc~90cc以下 2,000円
(1,200円)
91cc~125cc以下 2,400円
(1,600円)
自動二輪 126~250cc以下 3,600円
(2,400円)
251cc以上 6,000円
(4,000円)
※カッコ内は2015年までの軽自動車税
以前から所有しているバイクの税金は変わらない!
・2015年4月1日以降に登録した軽自動車の新車のみ
・3月31日以前の登録車両、普通車は引き続き”増税前”の金額
・13年落ちの車両も同じく増税対象になる
・二輪車は2016年度から実施(増税は一年延期)
重量税は軽二輪は登録時のみ、小型二輪は車検ごとに!
軽二輪車(126cc~250cc)は新規登録時のみ6,300円を、小型二輪車(251cc以上)のバイクは車検ごとに(2年で5,000円)、「車検証(自動車検査証)の交付等を受ける者」、または「車両番号の指定を受ける者」が納付しなければならず(前納制)、納税義務者は新車購入時、または車検時に陸運支局へ納付します。
軽自動車税は、納入通知書によってコンビニでも支払える!
軽自動車税の請求は、毎年4月頃に「納入通知書」という物が届くので、コンビニや金融機関(ゆうちょ銀行とか)で精算出来ます。
重量税は、車検時や購入時に自動的に支払われる!
重量税は、「250cc以上(大型二輪)」については、車検時に勝手に納入(ディーラーとかで車検をやってもらう場合)されます。
「125~249cc」についは、「新車購入時」に一度だけ支払います。
税金のみならず「自賠責保険」もかかってくる!
税金に関する義務はこれで終了ですが、バイクを購入する場合「自賠責保険」にも必ず加入しなければなりません。
これに加入していなければ、購入しても公道を走ることができないのです。
手続きは購入時にお店でできますが、中古車や人から譲り受けたバイクの場合は車検証を持って損害保険会社や中古販売店、あるいはセブンイレブンに行きましょう。
保険に加入していないと万が一事故を起こしたり巻き込まれたりした時、自分の身を守れなくなってしまうので、仕方ありませんね。
強制保険では対物までしか保証されないので、できれば任意保険にも入っておくことをおすすめします。
加入していないと、道路を運転することができない!
自賠責保険は、「自動車損害賠償保障法」という法律で加入が義務付けられている、自動車やバイクの保険で、正式名称を「自動車損害賠償責任保険」といいます。事故が起こった場合の被害者の救済が目的の保険で、最低限の補償は自賠責保険から受けることができます。
排気量ごとの自賠責保険の料金は?
●250cc超えのバイク
・24ヶ月 13,640円
・25ヶ月 14,010円
・36ヶ月 18,020円
・37ヶ月 18,380円
●125cc超え250cc以下
・12ヶ月 9,510円
・24ヶ月 14,290円
・36ヶ月 18,970円
・48ヶ月 23,560円
・60ヶ月 28,060円
●125cc以下
・12ヶ月 7,280円
・24ヶ月 9,870円
・36ヶ月 12,410円
・48ヶ月 14,890円
・60ヶ月 17,330円
基本的には購入時に自動的に加入できる!
自賠責保険は車を購入した場合や車検を受けた時に、必ず加入する事になっていますので、自分で改めて自賠責保険に入る事は少ないと思います。
未加入の場合は、コンビニからでも手続き可能!
自賠責保険には、損害保険会社の支店、車を買ったディーラーや中古車販売店、車検を受けた店などで入る事ができます。また、セブン・イレブンなどのコンビにでも加入できるようになっています。
必要書類は「車検証」と「自賠責保険証明書」
車検がある場合
・車検証
・自賠責保険(共済)証明書
125cc~250cc以下のバイク
・軽自動車届出済証
・自賠責保険(共済)証明書
原付バイク
・標準交付証明書
・自賠責保険(共済)証明書
意外と高い!バイクの維持費に驚く人も……
このようにバイクを購入すれば、税金や保険料だけでも年間1万円~数万円程度が必要となります。
排気量の小さいものになると比較的リーズナブルですが、この上にガソリン代や万が一の時の修理代、カスタムしたい場合はパーツ代などもかかってきますから、車よりは安いものの大体年間2万円~15万円程度を見ておいた方が良いようです。
維持費が厳しく、大型のバイクから小型のバイクに乗り替えたり、諦めて原付二種を検討したりする方もたくさんいます。
もちろん本当にバイクが好きで、いくらかけても良い!という方もいるでしょうが、安易に購入するのは危険かもしれませんね。
ああああ!バイクほしぃ!
— 白稀@白執事 (@shichika_shiki) 2016年2月29日
けど維持費たけぇしなぁ....
乗るならXJRかCB400SFかドラスタかNSR乗りてー
正直、リッターカーくらいじゃないと、維持費で入社1年目でバイクまで買えない。
— ピザチュウ@修論詰んでる (@TOKU_mecha) 2016年3月3日
維持費の関係でバイクが400から200になりました。誰か私と一緒にまったりツーリングしてくれる方はいませんか?
— たけのこP (@takenoko__P) 2016年2月27日
衝動買いは危険!冷静に維持費を考え、余裕をもってバイクに乗ろう
いかがでしょうか?バイクといえば車よりも維持費がかからないイメージですが、税金と保険料をしっかり支払うと意外にも高くつくのですね……。
排気量の大きなバイクになればなるほどコストも上がりますから、カッコいいから、憧れだから!という気持ちで安易に購入を決めてしまうと、後悔することもあるかもしれません。
通勤に使うのかツーリングがしたいのか、趣味として所有したいのかなどをよく考え、自分の目的に最も合ったバイクを購入してくださいね。