美侍

知的で雄々しい男子たちへ!一度は訪れてみたい国内の“城”ランキング

歴史を感じられる“城”は知れば知るほど、見れば見るほど魅力的で、また、それらに詳しいと知性を感じさせます。重厚な佇まいはもちろん、中に足を踏み入れると花が咲き乱れる庭園や、繊細で華麗な天井画が見られるなど楽しむポイントがたくさんあります。日本中には数多くの城がありますが、今回はそのなかからおすすめベスト5を紹介します。

第5位  二条城 (京都府)

家康が築城した徳川幕府の中心地

歴史上、江戸時代のはじまりと終わりを象徴する場所となった二条城。
1603年に完成したこの城に徳川家康が入城、それから三代目将軍家光が城の拡張を行い、幕末には15代目将軍慶喜が大政奉還を発布した場所です。
まさにここで政治が執り行われ、生活をしていたことが感じ取れるような独特の雰囲気が、訪れた人を虜にします。
世界文化遺産に登録されている二条城は、実に見所が満載です。

【二の丸御殿 大広間一の間・二の間】
二の丸御殿のなかでも最も格式の高く、1867年に大政奉還を発表した歴史的な部屋。

二条城は城内の障壁画からも当時の様式が伺えます。
それらの展示・収納館では、二の丸御殿の障壁画に関する資料や飾金具、埋蔵文化財などが公開されており、訪れた際にはこちらも必見です。


所在地:京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541番地

入城料:個人大人600円、団体大人500円
    高・中学生350円、小学生250円

会城時間:午前8:45 ~ 午後4:00(閉門午後5:00)

休城:12月26日~1月4日
   毎週火曜日(7月、8月、12月、1月)

第4位  松江城 (島根県)

松江が誇る国宝は天守閣からの眺めも必見!

平成27年に正式に国宝に指定された、松江城。
日本国内に現存する12天守のうちのひとつがこちらです。
1600年の関ヶ原の戦後、堀尾吉晴は出雲・隠岐両国の大名として浜松から広瀬に入城したが、松江の将来性に目をつけ、築城を計画したことで1611年に完成されました。
そして、豊臣政権下では三中老のひとりとして功績を残し、現在の松江市の礎を築きました。

鉄砲で攻撃する穴、鉄砲狭間や石落としなど外部から攻めてくる敵にはわかりにくいような造りになっているのも当時の技術の高さを思わせる。


所在地:松江市殿町1-5

登閣料:大人 560円、小人(小・中学生)280円、外国の方 280円(小人140円)

登閣時間:4月1日~9月30日 午前8時30分~午後6時30分(登閣受付は午後6時まで)
     10月1日~3月31日 午前8時30分~午後5時(登閣受付は午後4時30分まで)

年中無休

第3位  竹田城跡 (兵庫県)

天空の城からの絶景はここにしかない

標高353.7mの古城山にある竹田城は1443年に築城され、今なお城跡として完存されている全国でもめずらしい場所です。
竹田城といえば、“天空の城”や“日本のマチュピチュ”と言われ、よく晴れた早朝に朝霧が発生し、城跡が雲海に包まれる幻想的な景色を見せてくれることで知られています。

雲海が発生しやすい条件は、9月〜11月、とくに晩秋の、明け方から8時頃まで。風が弱くよく晴れ、また前日の日中の気温とその日の早朝の気温差が大きいことなどがポイントとして挙げられます。
懐中電灯や雨合羽、防寒具をお忘れなく!

秋の雲海だけでなく、春は桜、夏は青々と茂る緑といったまた違った姿を見せてくれるのも魅力。何度も訪れたくなります。


所在地:兵庫県朝来市和田山町竹田

観覧料:大人 (高校生以上)1人/1回 500円 
中学生以下 無料 
年間パスポート 1人/1年 1,000円

入城時間:3月1日~ 5月31日/午前8時~午後6時(最終登城 午後5時30分)
6月1日~ 8月31日/午前6時~午後6時(最終登城 午後5時30分
9月1日~11月30日/午前4時~午後5時(最終登城 午後4時30分)
12月1日~翌年1月3日/午前10時~午後2時(最終登城 午後1時)

休城:冬季閉山期間あり

第2位  姫路城 (兵庫県)

堂々とそびえる美しき城

奈良の法隆寺とともに日本で初めての世界文化遺産となった姫路城は、別名を白鷺城といいます。
その名前の由来はまさにその見た目。白鷺が羽を大きく広げたように見える白漆喰や白い城壁が美しい城です。
2015年3月に5年半かけた改修工事が終わったため、その美しさが増しています。
また、2014年のNHK大河ドラマで描かれた軍師・黒田官兵衛のふるさとでもあり、歴史ファンの間でも注目され、観光に訪れる人が増えているようです。

400年の歴史を持つ姫路城には、千姫の物語や、宮本武蔵の妖怪退治、播州皿屋敷のお菊井戸など、数々の物語の舞台としても有名です。

城内では姫路市キャラクターの“しろまるひめ”や、足軽門番、甲冑隊、忍者たちが出迎えてくれることも!
不定期ですが主に週末中心に登場することが多いようなので、出逢えるとラッキー!


所在地:姫路市本町68番地

入城料:大人(18才~)1000円
    小人(小学生・中学生・高校生)300円

開城時間:9時~16時(閉門は17時)
     夏季(4月27日~8月31日)は9時~17時(閉門は18時)
     3月27日(金)~4月12日(日):午前8時 開城
     4月13日(月)~4月28日(火):午前8時30分 開城
     4月29日(水)~5月10日(日):午前8時 開場

休城:12月29日・30日

第1位  熊本城 (熊本県)

美しさと雄大さが織りなす日本名城の魅力がここに

熊本市内の中心部に堂々とそびえたつ熊本城は、日本三大名城のひとつに選ばれています。
“築城の名手”や“土木の神様”として知られている加藤清正によって1607年に完成した熊本城は、堂々とした天守閣や反り返るほどの迫力ある石垣など見た目はもちろん、それとは裏腹に一歩踏み入れたその御殿の中は美しさで目を奪われるほど。
雄大に広がるその城は見所が満載でどこを歩いていても飽きることがないはず!
敷地内に多く植わっている銀杏の木は、当時籠城戦になったときのための食料確保のためと言われており、別名を“銀杏城”と呼ばれています。

“武者返し”と呼ばれる石垣は、城に侵入しようとする敵陣が上まで登れないような角度になっている。
間近で見るとその迫力が感じられるはず!

こちらは本丸御殿のなかでも最も格式が高い、「昭君之間」。金箔で覆われた豪華な部屋は当時の大名の優雅な暮らしぶりを思わせる。


所在地:860-0002 熊本県熊本市中央区本丸1−1

入園料:おとな 500円 こども(小・中学生)200円

開園時間:・3月~11月 8時30分~18時00分(入園は17時30分まで)
     ・12月~2月 8時30分~17時00分(入園は16時30分まで)
※天守閣等建物への入館は閉園30分前までとなりますので、ご注意ください。


休園日:12月30日・31日

男たるもの、城のように強く・たくましく・美しく

当時の歴史を肌で感じられることはもちろん、武将たちの男らしさまでもが伝わってくるような、城ならではの魅力。
今回、ここに取り上げた以外にも大阪城や名古屋城、松本城など、日本には立派な名城が数多くあります。
今回の城ランキングを参考に、是非お気に入りのスポットを探してみませんか?
きっとあなただけのパワースポットにもなるはずです!