美侍

「TOEIC」って一体なに?メリットや難易度をご紹介!

英語の能力を証明するため、就職活動や転職活動の際に受験する人が多い「TOEIC」。しかし、英語の試験だとは分かっていても、具体的な内容については今ひとつ分からない…という方も多いでしょう。今回は、英語を勉強して、キャリアアップにも役立てたいならTOEICを受けた方がいいって言われたけど、一体どんなものなの?と悩むあなたのために、その特徴や合格するメリット、難易度などをまとめてみました!資格取得の参考に、ぜひご覧ください。

TOEICは「聞く力」「読む力」の幅広い英語能力が試される」テスト!

TOEICは「Test of English for International Communication」の略で、英語によるコミュニケーション能力が幅広く試されるテストのことを言います。
通常、資格は結果が「合格」「不合格」で示されますが、TOEICの場合は「あなたのスコアは○点」と点数で返って来るので、より具体的に英語能力を判断することができるのです。

内容は「リスニング(聞く力)」テスト45分間、「リーディング(読む力)」テスト75分間で、基本的にはマークシート方式です。
世界150か国で実施されているため、日本国内のみならず全世界で「英語能力はこれだけありますよ」と証明することが可能なところも、人気の秘密と言えるでしょう。

TOEICは世界共通のテスト!

TOEIC(トーイック)とはTest of English for International Communicationの略称で、英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテストです。

出典:http://www.toeic.or.jp/toeic/about/what.html

合否ではなく、スコアで評価される!

TOEICテストは、合否ではなく10点から990点までのスコアで評価されます。
このスコアは、常に評価基準を一定に保つために統計処理が行われ、能力に変化がない限りスコアも一定に保たれている点が大きな特長です。

出典:http://www.toeic.or.jp/toeic/about/what.html

世界約150か国で実施!

TOEICテストは、世界約150カ国で実施されています。
また、その国独自の文化的背景や言いまわしを知らなければ解答できないような問題は排除されていますので、「世界共通の基準」として活用することができます。

出典:http://www.toeic.or.jp/toeic/about/what.html

訳する能力ではなく、実践的な能力が求められる!

TOEICテストは和文英訳、英文和訳などの技術ではなく、身近な内容からビジネスまで幅広くどれだけ英語でコミュニケーションできるかということを測ります。
また、ListeningとReadingという受動的な能力を客観的に測定することにより、SpeakingとWritingという能動的な能力までも含めた英語によるコミュニケーション能力を総合的に評価できるように設計されています。

出典:http://www.toeic.or.jp/toeic/about/what.html

マークシート形式で、リスニングとリーディングの試験が行われる!

TOEICテストはリスニング(45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉客観テストです。

出典:http://www.toeic.or.jp/toeic/about.html

問題用紙は全て英語!

問題用紙は全て英語で印刷されており、解答方法の指示放送もすべて英語です。

出典:http://www.alc.co.jp/tg/toeic_first/

TOEICを受けるメリットはなに?

TOEICは全世界共通のテストって言うけど、点数しか出ないなら、一体何の役に立つの?と思ってしまうかもしれませんが、TOEICは様々な企業で社員の英語能力を測る目安となっています。
特に900点を超える高得点を出せば、一流企業に認められるのも夢ではありませんし、求人情報に載っているほぼ全ての企業で英語能力の必須条件を満たすことができます。

就職や転職をしなくても、普通の企業なら500点以上取れれば「英語ができるんだ」と見なされ、評価が上がることもあるそうなので、非常に嬉しいですね。
また、これから英語を勉強しよう!と考えている人にとっても、明確な目標となるTOEICはモチベーションを維持しやすく、力試しとして効果的のようです。

500点を超えると、英語力は関係ない仕事でも一目置かれる!

500点を突破して得られたメリットは、部署内で英語ができる人として見られるようになったことです。

いわゆる中堅企業(従業員1,000人弱程度)で私の部署は理系出身者ばかりなので英語力のレベルが高くないため、今となればたったの500点という点数でも部署内ではかなりチヤホヤされました。

出典:http://toeic-benkyoho.com/usefulinfo/merit.html

900点を超えると、英語に関連するほぼ全ての求人に応募できる!

900点を超えると、英語に関連する求人であればほとんどの企業で応募条件を満たすことができます。

「英検1級」や「海外での生活経験」ということを応募条件にしている企業もありますが、TOEIC900点をうまく主張すればこれらを満たしていなくても、面接にこぎつくことができるでしょう。

出典:http://toeic-benkyoho.com/usefulinfo/merit.html

明確な目標ができ、モチベーションを保ちやすい

まず、TOEICの良いところは“今回の受験ではTOEIC900点を取る!”のように明確な目標を作ることができることが挙げられます。これってすごい良いことなんです。

出典:http://ph-english.com/toeic-r/toeic/advantage-disadvantage/#TOEIC

2~3ヶ月に1度の割合で定期的に受けることによって、「次の試験までにこの本とあの本を3周しよう」という具体的な目標と期限が設定できるので、怠けやすい自分としては、モチベーションを維持しやすくなりました。

出典:http://enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com/blog-entry-210.html

丁寧でフォーマルな英語を学べる!

英語の基礎学力を向上させる上でTOEICは非常によくできています。なぜかというと、アメリカのテスト開発機関「ETS」が作成しているため、ネイティブが使っているフォーマルで丁寧な英語が学べるからです。

出典:http://ph-english.com/toeic-r/toeic/advantage-disadvantage/#TOEIC

TOEICの難易度はどのくらいなの?

TOEICの難易度は、スコアによって「初級」「中級」「上級」に分かれています。
もちろん最終的には900点以上(上級上レベル)を目指すことが目標になるでしょうが、英語初心者の場合、はじめのうちは400点以上(初級下レベル)を意識して受験しましょう。
ちなみに初級下レベルは「英語の看板を見て内容を理解できる」のが目安だとか。

上級上レベルともなれば「英語の高度な専門書を理解できる、ネイティブの議論を理解できる」ことが求められますから、海外の企業で働きたい、いずれは海外事業部に行きたいなどの夢がある方は、ぜひ目指してみてください。
ちなみに、英検とTOEICを比べると、面接があることもあり英検の方が比較的難易度が高いようなので、そちらも検討してみると良いかもしれません。

難易度は、目指すスコアによって異なる!

TOEICスコアと英語スキルレベルの相関関係は、このようになります。

・初級下レベル:400点~495点(英語で書かれた看板を見て理解できる)
・初級上レベル:500点~595点(英語で簡単な質問が理解できる)
・中級下レベル:600点~695点(英語のメモが理解できる、ゆっくりとしたスピードで話された場合の道順の説明が理解できる)
・中級上レベル:700点~795点(英語で書かれた社内文書や仕事の進め方について理解できる)
・上級下レベル:800~895点(Webから英語で書かれた情報の収集、同僚との議論を理解できる)
・上級上レベル:900点〜990点(英語で書かれた高度な専門書を理解できる、ネイティブの議論を理解できる)

出典:http://magazine.campus-web.jp/archives/10739

大学生の平均スコアは554点!

実際の大学生の平均スコアは、

同協会の2012年度調査によると554点となっています。

また企業向け調査では、大卒新入社員の平均スコアは485点、

期待するスコアは440点~655点となっています。

出典:http://magazine.campus-web.jp/archives/10739

900点以上が目標なら、1500時間以上の勉強が必要……

◆ 各スコアを取るのに必要な勉強時間の目安 ◆

600点をめざす → 400~600時間
700~730点をめざす → 600~1000時間
800点をめざす → 800~1200時間
900点をめざす → 1500~2000時間

出典:http://enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com/blog-entry-256.html

英検よりは、TOEICの方が難易度は低い、という声も

TOEICは受動的な筆記とリスニングしかなく、TOEICで高得点を取れたとえいても英語を話すのが苦手という方が多いです。 また、ある程度テクニックで点数を稼げるところがあるため、テストのための勉強となってしまいます。

出典:http://www.eigostudy.info/column/column2.jsp

対して英検(準1級)は、作文とスピーキング(面接)があるため、アウトプットの能力が必要となります。 作文に関しては社会的な質問に100語程度で答えなければならず、面接も、手渡された4コマ漫画を2分間でスピーチをしなければなりません。 さらに質疑応答も日本語でも答えづらいような質問をされることがあります。

出典:http://www.eigostudy.info/column/column2.jsp

油断は禁物!その難しさに苦しむ人も……

TOEICはリスニングと筆記だけですし、合否が出ないため、中には「とりあえず受けてみよう!」と無勉強で挑む方もいるとか。
しかし、実際に受験してみると、その難易度の高さに絶句する声も……。

ある程度勉強していても衝撃を受けることもあるようですから、参考書や過去問を利用し、しっかりと対策して行きましょう。

TOEICは仕事に有利!しっかり勉強し、高得点を目指そう

いかがでしょうか?TOEICは実践的な英語能力を証明するために、非常に有効な手段なのですね。
これから英語を勉強しようと考えている方も、海外に行きたい、仕事に英語を活かしたい、外国人と積極的にコミュニケーションを取りたいなどの夢があるのであれば、ぜひご検討ください。

高得点を出すにはかなりの勉強が必要ですが、具体的な目標を持てば楽しくなってくるもの。
簡単な単語から無理なく覚え、自分なりのペースで目標に辿り着いてくださいね。



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