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カードローンの詳細に迫る!メリットや注意点は?
クレジットカードを利用している人なら、一度は聞いたことがあるであろう「カードローン」という言葉。非常に便利な機能だとは言われていますが、ローンと聞くと何だか借金をするような気がして怖いですよね。今回は、気になってはいるけれど、利用するかどうか迷う……とお悩みのあなたのために、カードローンの特徴やメリット、注意しなければならないことなどをまとめてみました!今後のために、ぜひご覧ください。
カードローンは「個人向けの融資」のひとつ!
そもそもカードローンとは何か?と言うと「個人向けの無担保融資」のことを指します。
規定の審査を受け、それに合格してカードを作ることができれば、限度額の範囲内でお金を借りたり返したりを自由に行うことができるので、ちょっとお金が足りない……という時には非常に便利です。
消費者金融で少額の融資を受けることを「キャッシング」と言いますが、キャッシングとカードローンは返済方法に違いがあります。
キャッシングは借りたら一括で返しますが、カードローンの場合は分割で返すことができるのですね。
クレジットカードで買い物するのとどう違うの?と思う方もいるでしょうが、クレカが決まった商品を購入してその分を返済していくのに対し、カードローンははじめにお金を借りて、その用途は自由に選択できるという風になっています。
カードローンは無担保でお金を借りられる!
カードローンとは、個人向けの無担保融資のことです。カードローンは担保を付けないでお金を貸すので、個人信用を重視したローンということになります。ですから、自動車ローンのように、比較的誰でも借りやすいローンとは違い、審査状況によって否決になることも少なくありません。その意味では、カードローンは、基本的に、気軽に借りられるローンではありません。
安定した収入があれば、審査してもらえる!
原則的に定職に就いており、安定した収入がある方なら申込みは可能です。最近では、限度額10万円のカードローンもありますので、学生や専業主婦でもつくれるカードローンもでてきました。審査もむかしほど時間がかからなくなってきていますので、利用できる方の幅は広がっているのもたしかです。
返済方法は「分割」や「リボ払い」が基本!
カードローンは限度額内で何度でも借りたり返したりができます。
返済方式はいろいろありますが、基本的には、利用残高に応じて毎月5千円や1万円など、あらかじめ決められた返済額に基づいて返済を続ける残高スライド定額リボルビング方式が主流です。そしてカードローンは、毎月の返済を続けているかぎり、限度額内であれば、何度でも引き出して使えるのです。
・キャッシングとカードローンの違いは返済方法で、キャッシングは一括払いの返済が一般的で、カードローンの返済は分割払いになります。
カードローンのカードは、銀行や消費者金融が発行!
クレジットカードはクレジットカード会社が発行するカードで、カードローンのカードは、銀行および消費者金融会社が発行するカードなのです!
カードローンの場合は、お金を借りてから買い物をする!
「クレジットカード」は、商品を購入する際に利用すれば、その場で現金支払いをしなくても、一旦、カード会社が商品代金を立て替えてくれるので、キャッシュレスで商品を手にすることが出来ます。
一方「カードローン」のカードでは、商品を購入することは出来ません!
「お金を借りる」となると何だか尻込みしてしまいがちですが、カードローンはいわゆるヤミ金融とは違い、無茶な利子を押し付けられるわけではありませんし、事前にしっかりとした審査が行われますから、借りたお金を返済する能力さえあれば、クレジットカードと同じように利用することができますよ。
カードローンを利用する流れは?
カードローンを利用するためには、決まった手続きを踏んで、審査に合格しなければなりません。
申し込みはネットや電話で簡単にできますが、その際に提出する書類や給与明細(収入を証明するもの)などを見て、返済能力があるかどうか確認されるのです。
一般的には20歳以上かつ安定した企業に1年以上勤めている会社員で、過去に借金歴がなければ合格できると言われています。
審査に合格したら身分証や印鑑も求められますので、あらかじめ用意しておきましょう。
最近では、店舗に出向かなくてもネット上でスキャンした画像を送ればOK、という会社も増えています。
① インターネットや電話などから申し込む
申し込みの方法には、インターネット、郵送、電話、自動契約機、店頭など、さまざまな方法があります。
人に知られにくく、自宅で手軽に手続きができるということから、最近はインターネットで申し込みをする方も多いようです。
② 申し込みの内容を見て、審査が行われる
審査の結果は、メールや電話で連絡されます。
店頭や自動契約機の場合は、申込んだその場で結果がわかることもあります。
申込みから審査結果の連絡までにかかる時間は、早いところで30分程度、通常でも1週間程度です。
最近は、消費者金融だけでなく銀行系でも、即日審査のカードローンが増えています。
③ 合格したら、本人確認の後に契約書を作成し、カードを受け取る
・店頭の場合
来店時に本人確認書類を提出し、契約書を作成して、カードを受け取ります。
・郵送の場合
カードとともに契約に関する書類が届くので、必要事項を記入し、本人確認書類を添えて返送します。
④ 手続きには免許証や保険証、所得証明などが必要!
本人確認書類となるのは、運転免許証や健康保険証などの公的証明書です。
ただし、既に口座を保有している銀行でカードローンを契約する場合などは、本人確認が不要となることもあります。
また、借りる金額によっては、所得証明を求められる場合もあります。
⑤ カードを受け取ったら、ATM等から借り入れできる!
カードを受け取ったあとは、主に以下の方法で借入ができるようになります。
・金融機関の自社ATMから借入
・提携コンビニ・銀行ATMから借入
・指定口座への振り込み
・窓口での融資
合格の条件は?
①一定の収入があること
②年齢条件を満たしていること ※20歳以上66歳未満
③他社からの借入が複数ないこと
過去に借金歴があり、延滞や自己破産などをして「ブラック」と認定されてしまった方に関しては、残念ながら最低でも5年以上、自己破産したなら7年以上は審査に受かりにくい状態になります。
奨学金でも「ブラック」になる恐れはありますから、一度きちんと返済できているか確認しておきましょう。
カードローンのメリットとは?
カードローンには「すぐに現金が作れる」という、クレジットカードとはまた違った便利さがあります。
商品を購入するだけでなく、急な結婚式やお葬式、突然できた彼女とのデート費用やプレゼント代など、様々なところで活躍してくれますから、非常に魅力的ですね。
しかも、一度審査に受かってカードを作ってしまえば、いちいち確認しなくても自由にお金を引き出したり、返したりすることができます。
また、限度額によってはアルバイトや非正規会社員の方でも利用できますから、手軽なところもメリットとして挙げられるでしょう。
○カードローンのメリット○
☆申し込みが簡単
☆即日融資が受けられる
☆主婦・パート・アルバイトでも利用可能
☆カードを持っていれば好きな時に利用できる
☆時間外手数料が0
メリット① ATMやパソコンから、簡単に現金が作れる!
カードローンの利点は、とにかく簡単に利用できるという点です。
カードが発行されさえすれば、コンビニや提携銀行のATMなどでいつでもすぐに利用することができます。
はじめに利用した分の完済が済んでいなくても、あらかじめ設定されている利用限度額の範囲内であれば、追加で利用することもでき、自由に何度でも利用できます。
返済は口座振替なので手間がかかりません。返済額の変更も可能で、繰上返済などではカードを使ってATMなどで返済もできます。
ATMやキャッシュディスペンサー以外にも、自宅のパソコンから利用することもできます。
カードローンでは審査に通り契約成立となった時点で、カードが手元に届く前に、インターネット経由で自分の銀行口座などに融資金を入金してもらうこともできます。
メリット② 比較的審査がやさしい!
パートやアルバイトなどの非正規雇用者でも比較的簡単に融資を受けられること、配偶者の合意があれば専業主婦でも利用できること(銀行系などのカードローン)が挙げられます。
メリット③ 特別なサービスが受けられることも!
カードローンを利用していると優遇されるサービスを用意している金融業者も多く、逆に銀行のカードローンではその銀行の口座や系列の証券口座を持っていたり、住宅ローンなど他のローンを利用していたりするとカードローンの金利が安くなるサービスを行っているところもあります。
カードローンには、注意点もある!
審査に合格しさえすれば、自由にお金を借りることができるカードローン。
しかし、利用する際には注意点もあります。
まず1つ目に「安易にカードローンを使いすぎない」というもの。
カードローンは預金口座と同じ感覚でお金を引き出せるので、ついつい自分の貯金が増えたような錯覚に陥りやすいのです。
2つ目に「複数の会社から借りない」というもの。
1つ目の会社で限度額いっぱいになってしまい、返済が難しくなると「じゃあ他の会社で借りて、そのお金を返済に回せばいいじゃないか!」と考える人もいます。
しかし、それは完全に自分の首を絞める結果になりますから、絶対にやめましょう。
3つ目に「返済期日には絶対に遅れない」というもの。
会社や返済方法によって返済金額を振り込むパターンと、口座から自動的に引き落とされるパターンがありますが、どちらにしても期限に遅れてはいけません。
どうしても用意できない時は、逃げようとせずまずは借りた先に連絡をしましょう。
その① 必要以上にお金を借りない!
借りるならできるだけ高額がいい、そう思うかもしれませんが、やはり借入は必要な額にとどめましょう。
インターネット上で返済のシュミレーションができるサイトもありますので、いくら借りると毎月いくら返済することになるのかを計算しておくことがおすすめです。
カードローンを使い、繰り返し借りたり返したりしているうちに、自分の銀行口座からお金を引き出したり入金したりしていることと近い感覚を持ってしまうことがあります。 そうなると、カードローンはあっという間に限度額に達してしまいます。
その② 複数の会社から借りない!
<借入件数を多くしない>総量規制で年収の3分の1まで借入ができるからと言って、複数の会社を利用して借入を重ねますと返済に苦労します。これをなくすために今では「おまとめローン」という融資があるぐらいですから、件数については多くならないように最初から注意することが懸命です。
その③ 返済は遅れない!
<返済延滞を起こさない>返済で延滞を起こすと信用に傷がつき、後々のクレジットやローンの利用に悪影響を及ぼします。くれぐれもブラックリストに載らないよう注意が肝要です。
悪徳業者にも注意しよう!
上限金利は金額に応じて15%~20%と法律で決まっているのに、それ以上の金利を求めるのは悪徳業者です。
また、異常なほどに借入しやすいのも悪徳業者の可能性があります。
中には法外な金利を上乗せしてきたり、悪質な督促を行う「闇金」と呼ばれる会社もあります。
ネットで会社の名前を検索する、怪しいところがないかしっかりと確認するなどの対策を徹底し、騙されないようにしましょう。
便利だけど間違えると怖い!カードローンを正しく利用しよう
いかがでしょうか?カードローンは非常に便利ですが、使い方を間違えると思わぬ落とし穴にはまってしまうこともあるのですね。
しかし、基本的には誰もが知っているような大手の銀行や消費者金融を選び、借りるたびにきちんと返すことができれば、何も怖いことはありません。
「お金がなくなったら借りればいいや」という気持ちではなく、どうしても困った時にしか利用しない!と強い意志を持てば、生活をサポートしてくれる心強い味方になってくれるでしょう。