美侍

パワフルかつ扱いやすい!400ccバイクの魅力とおすすめ車種3選

大型バイクは維持費もかかるし街なかでの取り回しはちょっと不安。小型バイクはパワーの面でいろいろと…。と、そんなジレンマを持つライダーにとってベストチョイスなのが「400ccクラス」だと言ってよいかもしれません。3つのおすすめ車種とともに、400ccバイクの魅力を確認していきましょう。

400ccは日本でこそフィットするクラス

皆さんにとって、バイクとはどのような存在でしょうか?
趣味として楽しむ車として購入を考えている方や、通勤の足として使用したいという方など、人によってバイクを求める理由は様々です。
こうしたバイクの中でも、400ccというクラスは最近注目を集めています。
なぜならば、この排気量は大型バイクや小型バイクでは手の届かないようなところをカバーしてくれるからです。

そもそも400ccとは、日本にしか存在しない排気量です。
いわゆる中型免許で乗ることが出来る最大の大きさを誇るバイクであり、その歴史は比較的新しいといえます。
このクラス最大の特徴は、街中でもツーリングでも楽しめる車両であるという点です。
小型バイクが持つ小回りの良さと、大型バイクのエンジンをフル回転させる楽しみを同時に味わえます。

その点400は高速走行の安定性もありつつ、街乗り程度の小回りも十分です。また大型だと日本の道路ではしばしばパワーを持て余しますが、400だと高回転域まで使え「自分がコントロールしきっている感」を持てるのも魅力です。日本独自クラスなのもあり、日本人の体格や道路状況に最も合った排気量と言えるでしょう。

出典:http://bike.hatenadiary.jp/entry/2015/01/17/053808

扱いやすい排気量といえば250ccもありますが、こちらは400ccに比べて少々パワー不足に感じる場面もあります。
バイクに乗り続けていると、大きな排気量の物を扱いたくなる衝動に駆られます。
しかし、大型バイクを運転するには通常のバイクよりも維持費もかかりますし、新たに大型二輪免許を取得しなければいけません。
そんな手間をかけることなく普通二輪免許で乗れる400ccクラスは、まさにお手頃なバイクなのです。

400ccの魅力は、普通自動二輪免許で乗れる最大の排気量でパワーもあり、日常の移動手段からツーリングまで丁度良くこなせる使い勝手の良さだろう。250ccに比べて、高速道路の巡航や追い越し時に余裕が持てるのも嬉しい。

出典:http://moto.webike.net/moto_report/2014/04/vol22/

日本の狭い道でも違和感を覚えることなく自由に走りたい。
その一方で高速道路などのツーリングでの走り心地も追求したい。
通常のバイクではこの2点を両立させることが難しいかもしれませんが、中型免許であれば可能なのです。
日本独自の排気量だからこそ、日本の道に最も適している。
それを体現したような400ccクラスは、ぜひとも一度体験していただく価値があります。

まあ、400ccは実際に所有した人間でしかその良さがわからない、懐の深い排気量であることには間違いありません。何をするにもとりあえず必要十分、高望みさえしなければ何でもできるオールラウンダーです。車でいえば、1.6lみたいなものでしょうか。トルクで余裕のある走りも、高回転域を使いきる走りも、両方できます。

出典:http://motorcycle4.blog.fc2.com/blog-entry-819.html

ビギナーにもおすすめ、ホンダ CB400F

出典:http://minkara.carview.co.jp/userid/1983572/car/1538405/profile.aspx

400ccの魅力がお分かりいただけたところで、今回は400ccの中でも特に人気の高い車種を3台ご紹介します。

1つ目は、ホンダのCB400Fです。
こちらは、1974年から根強い人気を保ち続け、名実ともにホンダを代表するバイクといえます。
昔からのファンも多い一方、ビギナーにも乗りやすい車種として幅広い年齢層から支持されているモデルです。
デザインは、バイクの王道ともいえるネイキッドタイプ。
シンプルでありながらも、どこか現代的な趣を感じさせてくれるその姿は、長年多くのドライバーに愛されてきた風格を感じさせます。

このデザインから見受けられるように、CB400Fはコーナーリングのしやすさが大きな特徴です。
バイク特有の全身を使ったコーナーリングの醍醐味を味わいたい方にはぜひおすすめです。
街中で乗るときにもらくにとり回すことができますから、通勤や通学のお供としても役立つことでしょう。

もちろん、それはシチュエーション次第で、サーキットのようなところならRのほうが攻め込めるが、街中を中心に日本中のどこにでもあるような山道を走ろうというなら、このFが最高かと思う。

特に、見通しが悪く小さく回り込んだところでも、舵角を入れて曲げていく面白さを引き出しやすい。その中間バンク角での過渡期の接地感もなかなかのものである。

出典:http://www.bikebros.co.jp/vb/sports/simpre/simpre-20150226/

エンジンは、400ccの排気量を最大限に生かしたパフォーマンスを発揮します。
大きな排気量であるほど低速での運転はしにくいと思われがちですが、CB400Fの場合はそんなことがありません。
低速から高速までの加速がスムーズなことも、ビギナーに好まれる所以といって良いでしょう。
もちろん、高速回転させたときの伸びも心地よいので高速道路などで思い切り走りたいときでも楽しくドライブ出来ます。

新設計エンジンはとてもスポーティーだった。低回転から充分なトルクが出て、高いギアでトコトコと走っていると2気筒らしい鼓動でスルスルっと進める。そのままスロットルを大きく開けると5千回転から加速に気合が入って、淀みない回転上昇。控えめながらしっかりと2気筒らしいビートを感じながら速度が伸びてビュンと1万回転まで軽く到達。あるところを境に力が落ちていくのではなく、1万回転付近まで回すほどパワフルになった。

出典:http://www.m-bike.sakura.ne.jp/?p=45948

重厚なフォルムで滑らかに曲がる、カワサキ ニンジャ400

2つ目におすすめしたいのが、カワサキのニンジャ400です。
カワサキを代表するバイクであり、スポーティーなフルカウルボディが特徴的な1台となっています。
フルカウルのバイクは重量が大きいから敬遠しがちという人もいることでしょうが、ニンジャ400ではボディの軽量化と研ぎ澄まされたデザインで、このうえなく快適な操作性を実現しています。
ご紹介している動画にもあるように、まさしく乗っていてカッコいいバイクなのです。

フロントカウルにはマルチリフレクターのデュアルヘッドライトを装備し、アグレッシブなイメージを強調。 シャープなデザインのLEDテールランプとショートタイプのテールカウルがスリムで軽快なリヤビューを演出しています。 スーパースポーツスタイルの6スポークホイールはバネ下重量を軽減するだけでなくスポーティなルックスにも貢献。

出典:https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/ninja400/

この大きさのバイクでは想像がつかないほど小回りが利いているのも、ニンジャ400の魅力です。
車体が大きめな分、運転席では余裕を感じながらドライブすることが出来ます。
ハンドルの幅が広いおかげで、とても扱いやすくなっているのです。
まさに自分の足のように動いてくれるので、バイクに乗る楽しみが一段と増えることでしょう。
ちょっとした散歩のお供としても活用したくなるニンジャ400の乗り心地です。

ここで、また幅広ハンドルのメリットが出てくる。押さえ込みやすく、ハンドルの切れ角も大きいので、Uターンが実に簡単なのだ。Uターンが苦手な人は是非一度、ニンジャ400に乗ってみて欲しい。細い道に入っていくのが怖くなくなって、行動半径が広がるに違いない。

出典:http://www.bikebros.co.jp/vb/sports/simpre/simpre-20140227/

新しい時代のアメリカン、スズキ ブルバード400

出典:http://2009.tokyo-motorshow.com/gallery/photo/120_020_Suzuki/008.html

最後に見ていただきたいのが、スズキのブルバードです。
こちらは400ccでは珍しいアメリカンタイプのバイクです。
通常アメリカンタイプといえば、ハーレーダビッドソンにように大型のエンジンを搭載したバイクを想像される方も多いと思います。
こちらは、そうしたアメリカンバイクに対するイメージを大きく覆す1台なのです。
高級感あふれる外観とは裏腹に、スポーティーな一面も見せているキャストホイールやフロントサスは、従来のアメリカンタイプには見られなかった特徴です。

スクエアな形状のヘッドライト&ビキニカウルは、従来の“アメリカン”とは一線を画す迫力がある。エンジンやマフラー・エアクリーナーボックスなど、さまざまな部分にメッキがほどこされ、プレミアム感が追求されているのもポイントといえるだろう。

出典:http://www.tandem-style.com/impression/902/

ブルバードは、パフォーマンスクルーザーといわれているほどアメリカンタイプの中では走りにこだわっていることにも注目しましょう。
ドライバーの運転しやすさを保証したステップやハンドルの高さは、長時間のドライブでも身体が疲れづらく設計されています。
アメリカンタイプは、低速でのドライブを得意にしていますが、ブルバードは、それだけではなく高速域での自由なドライビングも楽しめるのです。
今までのアメリカンタイプでは手が届かなかったようなことまで実現してくれる点が、ブルバードを新しい時代のアメリカンと表現する理由です。

フロントブレーキを積極的に使えるネイキッドモデルのフィーリングにも近く、クルーザーに不慣れな人でも違和感なく乗れるだろう。ゆったりとしたクルージングも楽しめ、ときにはハイパフォーマンスも味わえる。これを400ccで実現しているのには、頭が下がるばかりだ。

出典:http://www.bikebros.co.jp/vb/american/aimpre/aimpre-20110315/

バイクの楽しさを探求出来る1台

400ccクラスの楽しさは、乗ってみて初めてわかるものです。
大型バイクや小型バイクだけにしか乗ったことが無いという方も、一度試乗してみればその良さに気づくことでしょう。
バイクに乗る新たな楽しさを、400ccクラスでみつけてみてください。