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巷で流行りの薪ストーブ!人々に愛される4つのワケ

薪を割り、くべて焚いてその炎で暖をとったり、場合によっては調理をしたりする「薪ストーブ」。ちょっとレトロというか、古臭いというか、まあ一昔前の道具というイメージがありますよね。ところが最近、この薪ストーブを取り付ける人がとても増えてきています。この記事では「え?いまどき、薪?」といった素朴なギモンへの答えも含めて、一時は衰退したかに思われた薪ストーブが今、注目を浴びるワケについてご説明。薪ストーブの持つ魅力に迫ります!

【1】レトロなお洒落さ

薪ストーブにこだわる一番の理由は、やはりそのお洒落さではないでしょうか。

洋室に似合うアンティーク調のものや和室の落ち着いた空間を守るシンプルな造りのもの等、デザインは様々。
薪ストーブは単なる暖房器具に留まらない、部屋そのものをお洒落に見せてくれるインテリアです。

現代的なファンヒーターや電気ストーブにはない、薪ストーブならではの良さと言えるでしょう。

【2】癒し効果

薪ストーブの中には、炎がよく見えるようにと大窓デザインを売りにしているものも多くあります。
それは、美しい炎が心に和らぎを与えてくれるから。

冬の寒い朝、燃える薪ストーブと薪のパチパチという音を想像してみてください。
その寛ぎの空間に、気持ちが癒されること間違いなしです。

燃料が自然の木なので、石油やガスのような嫌な臭いを発生させないのも嬉しいですね。

【3】オーブン料理が楽しめる

料理好きの人にとっては、一番魅力的に感じられるポイントでしょう。
薪ストーブで作る本格的な料理は、電子レンジのオーブン機能ではなかなか実現できません。

中には料理器具としての役割にスポットライトを当てて商品化された薪ストーブも。
フライパンやオーブン皿が入れやすいように炉のサイズが広めに作られ、クッキングストーブとも呼ばれます。

冬に家族や友人と集まって、煮込み料理やロースト料理、焼き芋やパン作りなどを愉しむのも良いかもしれません。

【4】環境にも人にも優しい

先に紹介しましたが、薪ストーブの燃料は自然の木。

燃やせばもちろん二酸化炭素を排出しますが、最近ではクリーンバーン方式と呼ばれる環境に優しい高性能な薪ストーブが開発されています。

そもそも薪ストーブの二酸化炭素は、樹木が成長する過程で中に取り込んだもの。
石油燃料と違って空気中に排出されても再び樹木が吸収しきれる量なので、環境を壊さない自然サイクルが出来上がっています。

さらに環境だけでなく、人にも優しいのが薪ストーブの魅力。

エアコン等の温暖器具は温風によって部屋の中の空気をかき回し、ハウスダストを浮遊させてしまいますが、一方、薪ストーブは部屋の汚れた空気を取り込んで、クリーンにしてくれる優れもの。

これほど環境にも人にも優しい温暖器具は他にありません。

今アツイ!「薪ストーブ」

薪ストーブの魅力を紹介してきましたが、いかがでしたか?

エアコンや電気ストーブ、ガスファンヒーターと違って、薪ストーブは昔からある温暖器具です。
細かな温度調節がしづらいといったマイナスもありますが、肌のぬくもりに似た暖かさは薪ストーブならでは。

コンパクトで設置場所を選ばないエアコンに比べて、主に配置スペースが十分にとれる郊外の家屋で使われることが多くなっていましたが、最近では省スペースタイプの薪ストーブが登場して都市部でも人気が高まってきました。

新築や自宅のリニューアル時にはもちろん、今ある家に取り付けることも可能です。
これから寒くなる季節、薪ストーブを是非検討してみてくださいね!