美侍

トレッキング初心者はココを押さえよ!知っておきたい4つのポイント

トレッキングの魅力にハマってしまう人が多いようです。感動、達成感、自信、つながり…これで人生が変わったという人も。たしかに気になるけど、初心者にはちょっと敷居が高い感じ…。ハイキングとは違うの?初心者がそろえるべきものは何?体力に自信がなくても楽しめるコースはある?など、初心者さんのツボを押さえたポイント集です!

1 トレッキングとは?

トレッキングとは、ずばり「山歩き」のことです。

「登山」や「ハイキング」とはちょっと違うんですよね。
登山は山頂が目的、ハイキングは野山の自然に触れることが目的です。
また、本格的な登山となるとピッケル、ロープなどもろもろの道具を必要としますが、トレッキングは道具をとくに使わずに山へ入れます。
そのため「軽登山」ともいわれます。

トレッキングは、とくに高い山の麓(ふもと)を歩きます。
山に触れ、風景を味わい、楽しむのが目的とされていますので、「登山よりはハードでなく、ハイキングより本格的」ともいえますね。

また、おもしろいことに「登山でもありハイキングでもあるものがトレッキング」ともいえます。
それぞれのレベルや目的によっては、山頂を経て深く山へ分け入るトレッキングであったり、ハイキングのようにライトなトレッキングであったりするからです。

トレッキングは自転車を使用することもあるし、日帰りから数日かけての行程を経ることもあるんですよ。

また、トレッキングにはリバートレッキング、スノートレッキングなどといくつかの種類があります。

2 まずはチャレンジしてみよう!…初心者はどうやって始めればいいの?

トレッキング、気になりますよね。
でもどうやって始めればいい?
経験者に連れて行ってもらう、ツアーやサークルに参加してみる、といった方法があります。

ツアーにはガイドツアーもあり、山というフィールドならではの開放感から、案外すぐに友達ができたりするもの。
スポーツウエアの販売店などでも、良質のサークルやツアーがありますよ。

不思議なことに、山の輪はどんどん広がっていきます。
最初の一歩を踏み出せば、あとは山仲間から得られる情報に出会い、生かしていく楽しみが待っています!

3 初めてのトレッキング!最低限そろえたいもの

●登山用のシューズ
スニーカーよりも、やはりだんぜん安全で機能的です。

●ザック
両手を自由にしておけるよう、丈夫なものを。

●ウェア
山のなかでは汗をかきますし、寒いところも。防水機能の充実したものがいいでしょう。

●アンダーウェア
こちらも吸水速乾性のあるものがいいでしょう。

●トレッキングポール
いわゆる杖ですね。山のなかでは道具に助けられること、多し!

●帽子
これも重要。ハット、キャップなど、しっかり日よけしてくれるものを。

●グローブ
こちらも登山用のものがあったほうがいいでしょう。ポールや鎖を掴む機会もあります。

トレッキングに必要な用具の数はそんなにはありません。
ですが、長く使うものになることから、安全で信頼できるもの、気に入るものを選びましょう。

そして、これは慣れてきても必ず守ってほしいのですが、トレッキングに行く前にしっかり計画を立てること。
コースの地図を見ておき、時間配分もチェックしておくことが大切です。
一緒に行く仲間ときっちり情報を共有しておきましょうね。

4 トレッキングが大好きになる初心者さん向けコースはココ!

初心者さん向けのトレッキングコースはたくさん。

関東のトレッキングコース

東京・奥多摩
東京・高尾山
長野・北横岳、雨池
栃木・那須岳(なすだけ)

東京都内でぶらっと行けるトレッキングコースなら奥多摩や高尾山が便利ですね。
しかも一気にディープな自然に入れるところが魅力。
長野の北横岳、雨池はロープウェイで山麓まで行くのもありです。
初めての人にもきつくないコースです。
また、那須五峰と呼ばれる「那須岳」でも雄大な自然を満喫できます。
噴煙や展望台で見る夜景も最高。

関西のトレッキングコース

兵庫・六甲山
奈良・曽爾高原(そにこうげん)

六甲山は豊富なコースがあり、いろんな歩き方ができます。
曽爾高原は秋のススキ野原、そして紅葉の時期がだんぜん人気です。温泉もあり、宿泊込みのトレッキングもOK。

九州のトレッキングコース

鹿児島・屋久島
福岡・糸島

猛烈なトレッキングファンがいるのが屋久島。
心があらわれるような屋久杉や、スピリチュアルな癒しの景色に、ヤミツキになります。
糸島もトレッキングコースとして整っているので、何度もリピーターとして訪れてしまいそう。
伊原山遊歩道や怡土城跡探望歩道など、おすすめのコースがたくさんです。

身近なところから初めてみよう!

初心者さん向けのトレッキングに、重装備は必要ありません。
ゆっくりしたペースで装備をそろえながら、仲間をみつけて体験していきたいですね!