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愛されて50周年!記念モデルも発売のホンダ「モンキー」の魅力に迫る
その個性的で愛らしい外見で一世を風靡し、現在も根強いファンが多いホンダのバイク「モンキー」。今年2017年には何と50周年を迎え、最後のモンキー車となる記念モデルも発売されました!今回は「モンキーってどんなバイクだっけ?」「記念モデルが最後ってどういうこと?」と気になっているあなたのために、モンキーの魅力や愛好家たちの声、記念モデルの詳細、今後などについてまとめました!
実は8月で生産終了……ホンダ「モンキー」ってどんなバイク?
ホンダの「モンキー」は、1961年に発売された何と今年で50周年になる50㏄クラスの原付バイク。
そのコンパクトな車体と使い勝手の良さ、デザインの個性などから多くのファンに愛され、それゆえに発売当初からほぼ大幅モデルチェンジを行わずに販売されて来たという超ロングセラーバイクです。
何といっても特徴は、オシャレでクラシカルな外見!
自己流で改造する方も多いので、中には新車よりもうんと高いカスタム車も存在するほどです。
車体色バリエーションは日本のオートバイの中でも最多と言われており、最近発売された「くまもん」バージョン(下に引用画像あり)をはじめ、限定モデルも多数発売されました。
そんな長年愛され続けてきたモンキーですが、何と今年2017年8月、50周年を機に生産終了が発表されています。
今後強化される排気ガス規制が原因とのこと。
仕方のない理由とはいえ、これまでの歴史を考えると非常に寂しいですね。
発売は1961年!50年前から大幅モデルチェンジを行わずに来たロングセラーバイク
ホンダ モンキーは、1961年発表、1967年発売の歴史が古いバイクです。2007年に排ガス規制によりインジェクション化の為モデルチェンジをしましたが、それ以前は1978年から大きなモデルチェンジを行わずに販売していました。現行モデルも見た目は40年前の型と大差がありません。
オシャレで個性的な外見が特徴的!新車より高いカスタムも多い原付
ホンダ モンキーは、オシャレで楽しく乗りたい原付バイクの定番車種です。新車価格を上回るカスタムをいている人も珍しくありません。
車体色バリエーションは日本のオートバイ最多!限定モデルも多数販売された
販売歴はカブに次ぐロングセラーであり、過去のモデルなどで発売された車体色バリエーションも日本のオートバイで最も多く、銀メッキ仕様(1979年ほか)・金メッキ仕様(1984年・1996年)・CB1100Rイメージカラーモデル(2002年)・くまモンバージョン(2014年)など数多くの台数限定特別モデルも販売された。
ただし、2017年8月に生産終了が決定……長く愛された歴史に幕を閉じる
ホンダは原付50CCバイク『モンキー』の生産を2017年8月末に終了することを決めた。ホンダモーターサイクルジャパンの加藤千明社長が3月24日に東京モーターサイクルショー2017のブース内で開いたプレスカンファレンスで明らかにした。
外見だけじゃない!ホンダ「モンキー」の魅力って?
何といってもオシャレなデザインが売りのモンキーですが、実は魅力はデザインだけではありません。
まず、原付を含めた公道を走れるバイクの中で最小!
ハンドルが折りたためるようになっていて車のトランクにラクラク詰め込めるため、車で旅行に出かけ、旅先ではモンキーを楽しむということも可能です。
成人男性が乗ると良い意味でオモチャ感が出るサイズはまるで小型動物のようで、非常に愛くるしいですよね。
二つ目に、それだけコンパクトでありながらスポーティーな走りが楽しめるという点。
日本で最小、加えて50㏄の原付という要素を見ると走りはあまり期待できなさそうですが、イメージとは裏腹に非常に爽やかに、気持ちよく駆けてくれるバイクなのです。
最後に、パーツが非常に豊富なので、初心者にもカスタムが容易だという点。
バイクのカスタムといえばなかなか難しい気がしますが、モンキーの場合はひとつひとつの部品が小さいため、プラモデル感覚で組み立てられるよう。
その① 車に詰め込めるコンパクトサイズ!小型動物のような愛くるしさ
モンキーはクルマのトランクに積み込んで、旅先でも楽しめるレジャーバイクとして開発された。そのため車体がコンパクトなだけでなく、ハンドルを折り畳めるようにするなど、クルマへの収納性を高める工夫がされている。
モンキーが多くの人々を引きつけてきたのは、クルマに積めるからという便利さよりも、その小ささが感じさせる愛玩動物のようなかわいらしさだろう。
その② 国産バイク最小なのに、スポーツバイクらしい走りが味わえる!
モンキー最大の魅力は、公道走行できる国産バイクの中で最小であるにもかかわらず、立派にスポーツバイクとしてのテイストが味わえるところです。小さくてもバイクとしての面白さがあるからこそ、多くのライダーに愛されてきたのでしょう。小排気量ながらよく回るエンジンをミッションで操るのは、他のバイクにはないモンキーの楽しさと言えるます。
その③ パーツが小さくて超豊富!カスタムがプラモデル感覚で楽しい
モンキーがカスタムされる理由は、パーツがたくさん販売されていることはもちろん、各パーツが小さいから、プラモデル感覚で簡単に組み立てられるため。パーツの価格も、大排気量のスポーツバイク用に比べるとはるかに安い。また、モンキーのカスタムには徹底的にこだわるユーザーが多いのも特長だ。
50周年を記念!2017年2月に発売されたモンキーのアニバーサリーモデルって?
そんなモンキーですが、今年50周年を記念してアニバーサリーモデルが発売されました!
50周年記念モデルは2月末から販売されており、現在でも購入が可能です。
50周年記念モデルは初代モンキーのカラーリングイメージが踏襲されたスペシャルなデザインで、チェック柄のシートが非常に印象的ですね。
燃料タンク上面には50周年記念ステッカーが貼られ、サイドカバーには50周年記念エンブレム、シート後部に50周年記念ロゴ、メインキーには50周年記念マークと、特別感溢れる演出も多数!
価格は35万2,080円と50㏄の原付と考えれば非常に高価ですが、これが最後のモンキーとなるでしょうから、以前からのファンは絶対買い!ですよ。
Twitterでも既に「アニバーサリーモデルいいな」「欲しい!」と、モンキーファンの皆さんの熱い声が飛び交っていました。
初代モンキーのカラーリングイメージを踏襲!今年2月に発売された
Hondaは、原付50ccの人気レジャーモデル「モンキー」の発売50周年を記念し、1967年に発売された初代モデル“モンキーZ50M”のカラーリングイメージを踏襲し、記念モデルにふさわしい専用の立体エンブレムやメインキーを採用した「モンキー・50周年アニバーサリー」を2月28日(火)に発売します。
初代モデル“モンキーZ50M”のカラーリングイメージを踏襲し、燃料タンク側面やサイドカバーを主体色のパールサンビームホワイトに、フロントやリアのフェンダーはシャスタホワイトとしています。
シートのチェック柄も印象的!記念エンブレムやマークも付いて、特別感満載
シートは初代モデルを模したおしゃれなチェック柄を採用。また、発売50周年を記念して、燃料タンク側面に復刻デザインのウイングマークバッジを、上面には記念ステッカーを配置。さらに、サイドカバーに記念エンブレムを、シート後部に記念ロゴを、メインキーに記念マークを施し、特別感にあふれるモデルとしている。
価格は35万2,080円!サイズからすれば高価だけど、モンキーファンは必見
●販売計画台数(国内・年間)
1,800台(シリーズ合計)
●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
352,080円(消費税抜き本体価格 326,000円)
モンキーファンからも「いいな」「欲しい」の声が!
モンキーの50周年アニバーサリーいいよなー
— ZR (@ZEROofRebellion) 2017年3月26日
最終型の50周年アニバーサリーモンキーが欲しくなってきた
— おぎのしん (@OTOKAMqq80) 2017年3月25日
もう終わりなんて寂しい!モンキーの生産終了を惜しむファン多数
モンキーは前述した通り、今年で50周年となる超ロングセラー。
長年の愛好家やこれから欲しいと思っていた方々は、生産終了の言葉を聞いてやはり非常に寂しがっているようです。
しんみりと哀愁を漂わせる方もいれば、思わず叫んでしまうモンキーファンも。
とても残念なことではありますが、中古車では今後も購入できるでしょうから、この機会に欲しい!と感じた方はアニバーサリーモデルやカスタム車などを検討してみてはいかがでしょうか?
ホンダのモンキーが8月で生産終了らしい。なんか悲しいな。
— k.ohkubo (@zumaosho) 2017年3月31日
まじかあああああああああああああうわあああああああああああああああ
— 四季 (@shikito_uken) 2017年3月31日
>「モンキー」の生産を2017年8月末に終了
俺的にはモンキー生産終了ってのが悲しいよ、モンキー愛用者としてはさ
— oyakatatumuri (@oyakatatumuri) 2017年3月30日
まずは50周年記念モデルを見て!モンキーの歴史を感じよう
ホンダ・モンキーは50年の長きに渡って愛され続けたロングセラーモデルで、今年は50周年記念モデルも発売されましたが、8月には惜しくも生産終了してしまうのですね。
今までずっとモンキーを愛してきた方も、これを機に気になり始めた方も、まずはぜひ50周年記念モデルをお店に見に行ってみてはいかがでしょうか?
きっと初代からの歴史がヒシヒシと感じられ、懐かしい気分と感動で胸がいっぱいになるはずですよ。