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精悍で独特な個性を放つ!「ジープ・チェロキー」の歴史と魅力に迫る
「こんな車、見たことない!」思わずそんな言葉が飛び出してしまいそうなほど、精悍かつ独特な個性を放つ車「ジープ・チェロキー」。しかし、一体どのような車なのでしょうか?今回は「ジープ・チェロキーって歴史がある車って聞くけど、いつからあるんだろう?」「現行車種について詳しく知りたい!」というあなたのために、現行車種を中心にジープ・チェロキーの歴史や魅力について徹底的に迫りました!ぜひご参考ください。
始まりは1970年代!ジープ・チェロキーってどんな車?
ジープ・チェロキーとは、1974年に発売された本格派4WDのSUVです。
他にはないド迫力と力強さを誇るSUVで評判の「ジープ」を当時買収したアメリカンモーターズが命名したネーミングですが、その後アメリカンモーターズがクライスラーに買収され、クライスラーがダイムラー・ベンツと合併し……と変遷が激しいため、同じ型でもブランド名が異なる場合もあるのだとか。
ジープ愛好者の間でチェロキーといえば、やはり初代「SJ」を指すようですが、日本ではかつて一世を風靡した2台目「XJ」の方が知名度は高いと言えます。
チェロキーはジープの中でも中核を担うミドルクラスで、スタイリッシュなサイズながら本格的な悪路突破性能を備えたエネルギッシュなSUV。
角ばったデザインと存在感バツグンの大きさ、ゴツさで男性を中心に人気を集めていますが、硬派なイメージで女性からの印象も良い車です。
初代は1974年発売!当時ジープを買収したアメリカンモーターズが命名
ジープ・チェロキー (Jeep Cherokee) はジープ(カイザー・ジープ)を買収した当時のアメリカン・モーターズ (AMC) がワゴニアのスポーティー版として1974年に発表した2ドアモデルに与えた名称。
ジープ愛好者の中では初代SJ、日本では特に人気を集めたXJがイメージされる!
その後AMCはクライスラーに買収され、クライスラーはダイムラー・ベンツと合併するなど変転が激しいため、生産年数の長いモデルでは、同じ型でもブランド名が異なる場合がある。Jeep信仰者の間でチェロキーといえば初代のSJを指し、日本では販売台数の多いXJを指すことが多い。
ジープの中でも中核をなすミドルクラスで、本格的な悪路走破性能を備える!
ジープチェロキーはジープファミリーの中核をなすミドルクラスのSUVです。SUVといっても“ジープ”は本格的な悪路走破性能を備えた4WD。レジャーを主な用途とする他のSUVとは一線を画す極めて硬派な存在なのです。
とにかくデカくてゴツイ!角ばったデザインが特徴的なダイナミックSUV
シンプルながらもこれぞまさに“キング・オブ・ジープ”と言わんばかりのズッシリ感に満ちたデカくてゴツいボディーからは、溢れんばかりのアメリカンスピリッツが漂っていました。
コイツの大きな特徴は何と言っても、その角ばったエクステリアデザインです。現在の自動車業界ではどの車種も燃費と空力性重視の“丸みを帯びた流線型”が主流となっていますが、チェロキーXJはそれとは真逆を行く清々しいまでの切り立った“角”と“面”で構成されているのです。
ジープそのものが「モテ車」で評判!硬派で女性からのイメージも◎
ジープはSUVメーカーとしてなんと70年以上の歴史を誇り、クルマに興味のない女のコでも知っていてイメージまでいい。ある意味、コカコーラやリーバイスにも匹敵するストロングブランドであり、今までは硬派を貫きすぎて宝を捨てていたような状態だったのだ。
レトロモダンな雰囲気がイイ!「ジープ・チェロキー」の歴史&車種を紐解こう
では、ジープ・チェロキーの過去モデルを遡りつつ、歴史や車種について紐解いてみましょう。
初代(1974年~1983年) 渋カッコいい名車!「ジープ・チェロキー SJ」
こちらが初代「ジープ・チェロキー SJ」です。
アメリカ映画に出て来そうな逞しさと渋カッコ良さを併せ持つ、非常に魅力的な車ですね。
ジープのファンの間では未だに根強く愛されている名車と言えます。
2台目(1984年~2001年) 日本では最も有名!大人気を博した 「ジープ・チェロキー XJ」
続いてご紹介するチェロキーは、日本で最も人気を博したとされる「ジープ・チェロキー XJ」。
1984年に発売されてからというもの、実に17年もの間販売されたモデルで、未だ根強い支持を集めています。
初代から受け継がれたレトロな風貌とスタイリッシュなデザインを併せ持ち、更にスポーティーな印象となりました。
比較的手が届きやすい外車ということもあってか、当時の若者の間では「ジープ・チェロキー XJ」に乗るのがステータスだった、と言われるほどの知名度を誇ったそうです。
1984年にSJに代わって登場したのが、後に日本でも爆発的な人気となる二代目のジープチェロキー、通称XJです。チェロキーXJはボクシーでスポーティなミドルクラスへと大胆なダウンサイジングが図られ、既存のエンジン以外はすべて新開発でした。
伝統的な堅牢な4WDシステムは再構築され、高出力エンジン&軽量ボディとの組み合わせによって、ジープらしいオフロード走破性能とスポーツカー並みのオンロードパフォーマンス性を発揮するほどの変貌を遂げました。
良いクルマですXJ型のチェロキーは。何しろボディが小さい。オーバーフェンダーを外すと、なんと5ナンバーサイズなのね。でもって、最小回転半径は5.4m。これ、最近の日本車の平均値以下の数値。おまけに真四角デザインで見切りが最高だから、どんな場所でもUターンできます。
3.4代目?(2001年~2012年) 親しみやすい滑らかフォルム! 「ジープ・リバティ」
日本では「ジープ・チェロキー」として販売されていたこちらですが、実はアメリカでは「ジープ・リバティ」という別のライン扱いでした。
チェロキーに比べると初代は丸みを帯びたデザインですが、2台目(上画像下部)になるとやや角ばった印象になっていますね。
革新的なデザイン!現行「ジープ・チェロキー KL」も超絶カッコいい
ジープ・チェロキーとして販売されていた「ジープ・リバティ」が生産終了となり、2013年に登場したのが現行「ジープ・チェロキー KL」です。
本当にチェロキーなの!?と言いたくなるほど革新的なデザインで、スロットグリルの入ったフロントが非常に強い印象を与えますね。
現代的な車らしい個性を主張しながらも、チェロキーとしてのイメージを風化させない存在感があります。
性能面はさすがジープ!といったところ。
オフロードもまるで平坦な道のようにスムーズに、滑らかに駆け抜けてくれます。
「車が地面を舐めるよう」という表現をされているくらい、スイスイと気持ち良い車なのだということが分かりますね。
新車価格は500万円と高価ではありますが、他にはない斬新なデザインと悪路も何のその、な性能を考えれば、仕方がないのかもしれません。
今までのジープ・チェロキーとは一線を画す!超アグレッシブなデザイン
丸みを帯びた長いノーズはもちろん、ジープ伝統の7本スロットグリルを「鼻の穴」っぽい領域までデフォルメさせたデザインは超アグレッシブ。だが、デザイナーのマーク・アレン氏が言うように、下回りの四角く力強いフェンダーアーチや大径タイヤなどは今まで通り。ある意味はやりの“上げ底”SUVデザインとも言える。
オフロードをまるで平坦な道のように駆け抜ける!抜群の走行性能
理屈抜きで驚かされるのは、オフでの走破性の高さだ。試乗コースとして用意された急なアップダウンと屈曲路を巡る泥濘地を、このクルマはまるで平坦なオンロードを走っているかのようにクールに走り抜ける。
コースにできた轍を選ぶことだけ考えて走らせている限り、どれかのタイヤがザザッと一旦空転するような素振りさえなく、クルマが地面を舐めるように掴みながら進む。
新車価格は500万円弱!SUVの中ではちょっと高め
全国メーカー希望小売価格
¥ 4,995,000〜
(税抜価格)¥ 4,625,000〜
過去モデルもまだまだ人気!ジープ・チェロキーに憧れる人多数
ジープ・チェロキーは個性的でカッコいい現行モデルはもちろん、クラシカルな過去モデルもまだまだ根強い人気があります。
現行チェロキーは「今風だけど人とは違う車が欲しい!」という層、過去モデルは「どうしてもこの形が好き!レトロなデザインで個性を発揮したい」という層が多いような気がしますね。
ジープチェロキー💕😘
— 中山 駿 (@vip130sn) 2017年1月29日
納車が待ちきれんて😭😭😭 pic.twitter.com/mVti4A0gZA
日本で売れたアメ車ってーと、まずジープチェロキーだなぁ。友達が乗ってたのでなじみある。
— psycoro (@psycoroP) 2017年1月24日
車がほしくなってきた。
— Marolowe@PRはいいぞ。 (@Marolowe) 2017年2月1日
ジープ チェロキーかパジェロあたりで。(MT車)
絶対コレに乗りたい!他にはない魅力いっぱいのジープ・チェロキー
いかがでしょうか?ジープ・チェロキーはスタイリッシュかつ男前な風貌を持ち、外見を裏切らない悪路突破性能も備わっている魅力的なSUVなのですね。
なかなか他では得られない感覚を味わわせてくれる車ですから、この魅力に取りつかれたらもう他の車には戻れないかもしれません。
少しでも気になった方は中古市場にもたくさんのチェロキーが出ていますから、ぜひ一度検討してみてくださいね。