美侍

引っ越したらお早めに!一人暮らしデビューの「住民票」移動手続き&注意点

今の住居から新しい住居に引っ越す場合、必ず必要になるのが「住民票の移動」。しかし、これが行われていないとなぜ問題なのでしょうか?今回は「住民票って早く移動させなきゃダメ?引っ越し作業もあって面倒なんだけど……」「そもそもどうやって移動させるの?」と不安に思うあなたのために、一人暮らしを始める男性向け・住民票移動の重要性や方法、注意点などについて詳しくまとめました!ぜひご参考ください。

サッサとしなきゃ危ない!?「住民票移動」の重要性とは

まず、住民票を移動させる重要性について見ていきましょう。
住民票の移動って面倒だし、引っ越し作業もあるし、余裕ができてからでいいや……と思っていてはいけません。
住民票の移動は「引っ越し後14日以内に済ませなければならない」と法律で決まっており、怠ると最悪罰金刑になる恐れもあるのです!

仮に罰金を払わなくて良かったとしても、運転免許証の書き換えや各種証明書の更新などに影響することがありますから、早めに市役所に行った方が良いでしょう。
ただし、学生や1年以内の居住と決まっている方(住居の拠点を実家から移さない方)の場合は、例外的に住民票を移動させなくてもOK!となっています。

マジで!?住民票の移動を怠ると最悪「罰金刑」になることも……

住民票の移動は義務ですから、放置していると罰金を支払うことになります。

出典:http://hitorilife.org/cktebik/juhymove.html

法律を厳格に適用すれば、14日以内に転入届を行わないと住民基本台帳法違反となってしまいます。
その場合、行政罰(道路交通法違反の減点と同じ位置付け)である「過料(かりょう)」が課される恐れがあり、最高額は5万円になります(住民基本台帳法第53条)。

出典:http://xn--pqqy41ezej.com/?p=497

仮に罰金がなくても、各種証明書類の手続きで不便が出てくる!

仮に罰金の支払いがなかったとしても、住民票をそのままにしておくと「免許証の書き換えが引っ越し先地域でできない」「各種証明書類が旧住所のまま」といったデメリットがあります。

免許証の住所変更やパスポートの申請は住民票を移動させなくてもできますが、生活を続けていると色々と不都合がでてくるのは確かなので、期限内に手続きをしておくべきです。

出典:http://hitorilife.org/cktebik/juhymove.html

ただし、学生で「住居の拠点を移さない」場合は例外的にOKなことも!

学生であっても通常は住民票の移動をしておいたほうがいいですが、場合によってはしなくても罰金を避けれます。「進学をきっかけに引っ越すけど卒業後は旧住所に帰る」といった時は例外的に移動しなくてもお咎めなしです。

出典:http://hitorilife.org/cktebik/juhymove.html

基本は引っ越した後!「住民票の移動」手続きってどうやるの?

では、住民票移動の手続きはどうやれば良いのでしょうか?
まず、引っ越し先も同じ市区町村内であるという場合は「転居届(てんきょとどけ)」を提出するだけで構いません。
これは引っ越し後しか手続きができませんので、転居して落ち付いたら14日以内に市役所に足を運びましょう。
必要なものは身分証明書と印鑑ですが、身分証明書は写真付きでないと2種類以上求められることがありますので、注意してください。

また、別の都道府県や市区町村に転居する場合は「転出証明書」と「転入届」という2種類の書類が必要となります。
まず引っ越し前に元の住所にある市役所で「転出手続きをしたいんですが……」と申し出、「転出証明書」という書類を受け取ります。

引っ越し後、これを持って新たな住まいがある市区町村の市役所で「転入届」を提出すれば、転出・転入手続きが完了です。
この場合も必要なものは印鑑と身分証明書となりますので、あらかじめ用意しておきましょう。

年金手帳や保険証などの手続きが一緒にできることもあるため、念のため持って行くと安心です。
また、転出・転入手続きのタイミングですが、転出手続きは「引っ越し前ギリギリ」に行った方が、引っ越し後の猶予期間(14日)が伸びるのでおすすめですよ。

現住所と同じ市内に引っ越す場合は「転居届」の提出のみでOK!

同じ市区町村内で引越しをしたときは、「転居届」を役所・役場の窓口で提出します。転居届も転入届と同じく、引越しをしてから14日以内に提出してください。提出が遅れた場合は、過料が課せられることがあります。

出典:https://www.zba.jp/hikkoshi/cont/procedure-resident-card/

「転居届」を出す時は身分証明書&印鑑を忘れずに!

同一市町村内に転居した場合
同一市町村内に転居した場合は、転居届(住民異動届)を市町村役場に提出します。必要書類として本人確認書類(運転免許証、保険証など)印鑑を持参します。届出期限は、転居後14日以内です。

出典:http://www.homes.co.jp/hikkoshi/cont/step/other/

別の県や市などに引っ越す場合は「転出証明書」→「転入届」を出す必要がある!

1. まず現在住んでいるところの市区町村の役場(市役所とか区役所)に行って転出届けを出します。

これで転出証明書がもらえます。

2. 転出証明書を持って新しい住所のある市区町村の役場(市役所とか区役所)に行き、転入届けを出します。

これで無事転入手続きが完了です。

出典:http://nanikatotameninaru.com/1618.html

住民票の移動手続きに必要なものも印鑑&身分証明書

☑届出人の印鑑
☑本人確認できるもの(運転免許証・健康保険書・パスポート等)

場合によっては同時に手続きできるものもあるので、国民年金手帳・国民健康保険証・印鑑登録証、などがあれば、念のためいっしょに持って行っておいたほうが良いかもしれません。

出典:http://nanikatotameninaru.com/1618.html

転出手続きは「引っ越しギリギリ」に行うのが吉!引っ越し後14日の制約のため

タイミングとしては、実際に新住所に引っ越す直前に旧住所で転出手続きをすれば、引越してからの手続き猶予期間が長くなるので安心です。

転出届は引越し前に、転入届は引っ越してきてから14日以内に、と期限が決められています。

出典:http://nanikatotameninaru.com/1618.html

ちょっと待った!住民票移動の際の「注意点」もチェックしておこう

最後に、ちょっと待った!こんな時どうする?「住民票移動の際の注意点」についてまとめました。
まず、例えば急な引っ越しでどうしても本人が転出・転入手続きをすることができない場合は「代理人」に手続きを頼むという方法があります。
この場合は代理人の身分証明書+印鑑、そして本人の署名捺印がなされた「委任状」が必要となりますので、自分の身分証とか預けとけばいいや!と安易に考えないよう気を付けましょう。

行き先が海外の場合も「転出手続き」は必要です。
転出先の住所は国名だけで良いとのことですが、転出証明書は貰えませんので、現地での手続き方法もしっかり確認しておきましょう。

また、誤って引っ越しから14日過ぎてしまった場合ですが、転入手続きは基本的に可能です。
ただし、あまりにも日にちが過ぎると前述した通り罰金刑になる恐れもあるので、気付いたらすぐ!市役所に向かってください。

さらに転勤が決まって転出手続きもしたのに、急に会社の都合でナシになった!という場合。
この時も放置して良いわけではなく、転出手続きをした市役所に行って相談をする必要があります。
転入手続きをしていないのに転出手続き済みのままになると「住所不定」ということになってしまいますよ。

その① 本人じゃなきゃ絶対ダメ?いいえ!「代理人」に頼むこともできます

届出が代理人の場合

委任状、代理人の印鑑、代理人の本人確認書類(運転免許証、保険証、在留カードなど)が必要です。

出典:http://www.city.kita.tokyo.jp/koseki/kurashi/koseki/hikkoshi/jusho.html

その② 行き先が海外なら手続き不要?いいえ!転出手続きが必要です

海外への転出はどうすればいいの?

 国内の転出と手続きはほとんど同じです。転出先の住所の欄は、国名だけ記入すればOKです。そして、転出証明書は交付してもらえません。転出証明書は日本国内でしか通用しないのです。

出典:http://www004.upp.so-net.ne.jp/hitosen/juutenshutu.html

その③ 14日過ぎたら、今更行っても仕方ない?いいえ!手続きはまだできます

引っ越ししてから14日以上過ぎてしまった場合は、転出も転入も手続きができないのでしょうか?
 いえいえ、そんなことはありません。いくら過ぎていても手続きはできます。手続きはできるのですが、その過ぎた日数や理由によっては、裁判所から過料を求められる場合があります。

出典:http://www004.upp.so-net.ne.jp/hitosen/juutenshutu.html

その④ 引っ越し取りやめになったら転入届はいらない?いいえ!転出元で手続きが必要です

 たとえば、転勤が決まって、新住所地でアパートも決まり、転出届をした後に、会社の都合で急に転勤が取りやめになったなど、転出届はあらかじめ予定でできますから、実際には予定通りにいかず、予定変更ということもありうるわけです。

 この場合は、転出証明書を持って、転出届をした役所で、その旨申し出てください。
 『転入届をしなければ完全に住所変更の手続は終了しないのだから、このままでもいいだろう』
ということはありません。

出典:http://www004.upp.so-net.ne.jp/hitosen/juutenshutu.html

行ってみれば意外と簡単!適切に住民票移動を行い、不安なく新生活を迎えよう

いかがでしょうか?住民票の移動と言われると何だか面倒臭そうな印象ですが、意外と手続き自体は簡単なのですね。
とりあえず転居届や転出・転入手続きが必要とさえ覚えておけば、あとは市役所の方が丁寧に教えてくれるはずですから、印鑑と身分証明書を持ってまずは足を運んでみましょう。

難しそう……と思って放置していると後々大変なことになりかねませんから、早めに手続きを済ませ、スッキリした気持ちで新生活を迎えてくださいね。