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とことん、ワークブーツ主義!これから来そうなワークブーツ5選

履きこまれたワークブーツのかっこよさには、代え難い魅力があります。男らしくてカジュアルで、どんなシチュエーションでもサマになる、たいへん重宝するアイテムですよね。今回はちょっとマニアックに、これから「来そう」なワークブーツをとりあげます!

チペワ タンレネゲード 滋味豊かなレザー感と安定感

チペワインディアンたちが暮らしていたウィスコンシン州チペワ・フォールズでブーツが製造されたことから、チペワ(CHIPPEWA)というブランドが誕生しました。

印刷が発達し、どんどん盛んになる製紙業のため、木材を切り運ぶ労働者のため、安全で機能性のいい靴が求められました。

チペワは足をしっかり保護する高品質のブールを開発。
それからも絶対的な品質第一の姿勢でアメリカに暮らす人たちに認められていきます。

第一次世界大戦以降は米軍にも愛用されたチペワのブーツ。
戦後は1950年代以降のワイルド志向、アウトドア志向の必需品として、まさに世界中で愛されます。

この気概はブランド創立から100年以上を経た今も受け継がれています。

どっしりとしたたたずまいでありながら、どこか繊細かつ渋〜いシルエットとカラー。
レザーの質感がたまらんです。
ビブラムソールの歩きやすさもポイントです。
翼を得たように、街を歩いていけそう!

チペワ タンレネゲードの紹介ページです。

ウェスコ ジョブマスター

ウェスコ(Wesco)。
ウエストコースト・シューカンパニー(West Coast Shoe Company)の略です。

こちらもたくさんの労働者たちの足を守り、快適に、そしておしゃれにしてきました。
伝統的で品のあるブランドの存在感から、「キング・オブ・ブーツ」ともいわれます。

「キング」の由来は、職人による155もの工程を経るという製造からも分かるこだわりにあります。

働く男たちがワークブーツに求めるのは、なんといっても頑丈さ。

このブーツも、第二次世界大戦によって需要が一気に高まったという歴史を持ちます。
ジョン・ヘンリー・シューメイカーが亡くなってからも、いろんな思いをもってこのブランドを発展させ、誰よりも苦労して働く男たちの足を守り、生かしてきました。

スマートでアメカジにぴったり似合うジョブマスター。
愛用の一足になること間違いなしですね。

ウェスコ ジョブマスターの紹介ページです。

ホワイツ タン カッパー

わ!スマート&ダンディなシルエット。
ぬめっとした色気もむんむんしています。

ホワイツ(White's Boots)も、もう100年以上になる世界的ブランドです。

「世界でいちばんのクオリティをもつ」ともいわれるホワイトのワークブーツ作りは、 南北戦争より前のバージニアが起源。

この時代も、実直なハンドクラフトで伝統が守られています。
ホワイツのブーツにおける美学はすさまじく、かなり厳しい審査によって厳選されたレザーだけを使用しています。
アッパーレザー、インソールは太く丈夫なアイリッシュ・リネンで手縫いで縫われいるとか。
ここが、スマートなのにどこかたまらないあたたかみを感じる秘密なのかもしれません。

何より快適で、何よりスマート、そして力強い。そんなホワイツのイメージやコンセプトは、土踏まずからかかとへのARCH EAS製法にも生かされています。
長時間歩いてもまったく疲れない。
高い高い目標を掲げて、がんばっているあなた。
共感できるところ、多くないですか?

ホワイツ タン カッパー コッパー ライトブラウンの紹介ページです。

ダナー ウィリアムス チャッカ

こんなすとんとしたデザインのワークブーツもあります。

アメリカ、ポートランドのダナー(DANNER)が手がけるクラシックスタイル。

なんといっても素材が魅力。
履き込むほどにいぶし銀のような味わいが出る、オイルドレザーのアッパーに注目。

グッドイヤーウェルト製法という製法で、レザースタックヒールと分かれたビブラムソールが、現代的かつクラシックなビジュアルと機能性豊かな個性を実現しました。

どこにでも履いていけそうな軽み、なのにどっしりした存在感にうっとり。

ダナー ウィリアムス チャッカの紹介ページです。

レッドウィング ラインマン

いつの時代も、汗をかき重労働に耐える男たちに寄り添い、勇気やユーモア、冒険心を吹き込んできたワークブーツ。

20世紀のはじめには、アメリカのライフライン獲得のため、電線工(=ラインマン)が過酷な仕事をしていました。

高所での作業を安全にするための、つま先近くまでのシューレース、そして足をしっかりホールドする設計。
ラインマンとは、この時代へのリスペクトにあふれた名前です。

アメリカのミネソタ州の街にレッドウイングという街があります。
レッドウイングというブランド名は、この当時のスー族大曾長ワタタ・レッドウイングが由来です。
労働者たちの圧倒的な支持が、ブランドを育て、こんなにすばらしい成長と熟練を与えました。

レッドウィングレッドウィング ラインマンの紹介ページです。

これから来そうなワークブーツ特集だったのですが…ワークブーツの流れ自体が大らかなので、定番中の定番ばかりのご紹介になってしまいました。
でも、定番こそが、これから来る!
これからも大切にその精神も含め、履き継いでいきたいですね。