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仕事用のスーツじゃダメ?!結婚式での「メンズスタイル」を徹底紹介!
社会人になると、結婚式に出席する機会も増えるもの。しかし、一体どのような装いで臨めば良いのかきちんと知っていますか?男性はビジネスシーンでも慣れたスーツ姿なので、特に油断しがちですよね。今回は「結婚式のスーツって、もしかして新しく買わなきゃダメ?ネクタイはいつも通りでいいのかなあ……」と不安に思っているあなたのために、結婚式でのメンズスタイルについて詳しくご紹介します!ぜひご参考ください。
その① 仕事用と一緒はアリ?なし?「スーツ」の結婚式マナー!
まず、結婚式の装いとしては基本の「スーツ」のマナーからご紹介しましょう。
「彼女は結婚式になるとドレスを用意しなきゃ!って焦るし、もしや男も新しくスーツを買うもんなの……?」と不安になった方もいるでしょうが、実は男性はビジネススーツでもOK。
ただし、リクルートスーツや気古して色褪せたもの、白やベージュなど薄すぎるカラーのものはNG。
黒や濃紺、ダークグレーなどの色味で、無地か薄いストライプのスーツを選びましょう。
パンツは折り返しなしで、ベストがある場合はスーツと同色、あるいはグレーがおすすめです。
ちなみに20代の若者の間では、ブラックスーツよりもチャコールグレーやネイビーなどのスーツがオシャレだと人気なのだそう。
シャツは原則「白」ですが、無地であればパステルカラー程度なら許されるようなので、あくまでも目立ちすぎない範囲で個性を出してみてはいかがでしょうか?
実は「ビジネススーツ」でもOK!ただし色が明るすぎる場合はNG
「ビジネススーツ」は、吸汗速乾作用が優れていたり動きやすい作りになっていたりと、主に仕事用で使うのに最適と位置づけられただけの普通のスーツですので、結婚式で着ていても何の問題もありません。
ただし、黒や濃紺・ダークグレイ系の色をしたスーツだけに限ります。
着る人の年齢や結婚式の雰囲気にもよりますが、ライトグレーなどの明るめの色はカジュアル感が強く一般的な結婚式にはあまり向いていません。
若者の間ではチャコールグレーや濃紺のスーツが人気!白系は絶対に避けて
昨今、披露宴に出席している若者の男性スーツは、チャコールグレーや濃紺が人気のようです。
白や白に近いグレー、茶色に黒のビジネススーツなどは、結婚式では避けたほうがよいでしょう。
柄は無地か薄いストライプ!シャツは基本「白」いものを着て行こう
スーツの柄は、無地か弱いストライプが無難。はっきりとしたストライプなどは、厳かな場所ではふさわしくありません。
レストランウェディングや、カジュアルな雰囲気で行われるパーティー等では許されそうですね。
最近の結婚式ではパステルカラー程度の色合いのカラーシャツなら許容範囲とされる事が多くなっています。
ただ、結婚式でのフォーマルスタイル、セミフォーマルスタイルの場合、基本は白シャツを選びましょう。
柄(がら)は白シャツの場合、基本的には無地のものを選ぶ方が良いでしょう。
その② 黒以外でも大丈夫?デザインは?「シューズ」のマナー!
スーツと同様、結婚式の装いで気になるのが「靴」ですよね。
結婚式で履くメンズシューズは、基本的には「黒」で、紐のついた「ストレートチップ」、夜の挙式なら「プレーントゥ」が一般的のよう。
スピーチを頼まれていたり、年配の方が多かったりする結婚式であれば、紐を解いた時に羽根部分が広がらない(足の甲から前の部分が潜り込んでいる)「内羽根式」の靴を履いていくと安心です。
そういった予定がなく出席するだけなのであれば、そこまでこだわらなくても構いませんが、つま先に穴開きの模様が施された「メダリオン」というシューズだけは避けましょう。
また、クロコダイルをはじめ、動物の皮や毛がイメージされるデザインのもの、ブーツ丈の靴などは絶対に禁止!とされていますから、例え上質なブランドものであっても履いて行かないようにしてくださいね。
色は基本的に「黒」!紐の付いた内羽根式のものを用意して
【男性のフォーマルは黒の紐靴】
黒の革靴であれば何でもOKというわけではなく、紐靴を履いて行くのが正解。
ただ、紐靴にも種類があり、それによってフォーマル感も変わってくるようです。
靴のルーツとしては
内羽根式は、イギリスの王室で履かれていたように
儀式的な行事の時に、適していると言われています。
羽根が内側に収まる分
シュッとして、優雅に見えますからね。
結婚式のスーツなどと、合わせると
ワンランク上の男に、見えるかもしれませんw
しかし、スピーチ等の予定がなければ厳密に守らなくてもOK!
まあ、これは
ガチガチにマナーを守った場合のこと。
年配の方が多い式だったり
祝辞を読むわけでないのなら
もう少し、色や形も崩してもいい、という風潮ではあります。
デザインは「ストレートチップ」か「プレーントゥ」が一般的!つま先のメダリオン(下画像)に注意
■ストレートチップ
爪先の切り替えが一文字になっている靴。昼間の結婚式ではこれがフォーマルです。
内羽根式を選びます。外羽根式は、紐を覆う部分が外から覆う様になっており、フォーマルには不向きと考えられています。
■プレーントゥ
爪先に飾りのないシンプルな靴。夜の結婚式ではこれがフォーマルのようです。
■ウィングチップ
爪先の切り替えが翼のようなW型になっている靴。
フォーマル感は上の二つに比べると薄れるようです。
動物の皮や毛をイメージさせるデザインや、ブーツ丈のものはNG!
結婚式でNGな靴
動物の皮や毛をイメージさせる靴
いわゆる、スウェードなんかは
これに該当しますね。
ブーツ丈の革靴
たしかに、オシャレで格好いいのですが
特に日本の場合は
まだまだ、フォーマルな場では、難しいですね。
その③ ネクタイは何色?オシャレに見せるコツは?「小物」のマナー!
続いては、スーツに合わせるネクタイやアクセサリーなど、小物に関するマナーです。
まず、スーツの中にするネクタイの色は、「白」か「シルバー」が一般的だと言われています。
ただし、パステル調の柔らかい色合いのものであればピンクやゴールド、ブルーなどを使っても構わないようです。
特にピンクは女性ウケ抜群!ということですから、職場の結婚式で気になる女性も出席する場合はぜひ意識してみてください。
意外と見落としがちな靴下ですが、黒のドレスソックスがあればそれが一番間違いありません。
ビジネス用でもスーツに合うカラーで、悪目立ちしないものを選びましょう。
ポケットチーフはなくても構いませんが、あるとワンランク上の装い、という印象になるため、オシャレにこだわりたい方はぜひ用意してくださいね。
結婚式のネクタイの定番は、やっぱり「白」か「シルバー」!
結婚式・披露宴に参加時の基本はブラックスーツに白のネクタイが基本です。昔からの慣例に従えば、無難ですし、絶対に失敗したくない、と考えているのならばこの色で問題ありません。白銀やグレーでも問題無いでしょう。
しかし、若者はカラーが人気
服装も年代によってマナーも変わってきます。10代・20代・30代の若い方なら、少しカジュアルな服装を選択する方もいて、現在はマナーとして受け入れられているのも事実です。白いネクタイは年配者、若者は色のついたネクタイに変わってきているのですね。ただ、最近は年配の方でもこの傾向は強くなっています。
「靴下」も忘れずに!スーツの色に合わせたものを用意しよう
意外に忘れがちなのが靴下です。
黒のスーツを着るのに、白い靴下やチェックの靴下しか持ってなかった・・・となっては、結婚式前に慌ててお店に走ることになりかねません。
一番安心なのは、黒のドレスソックスですが、スーツの色に合わせてグレーやネイビーなどもいいでしょう。
「ポケットチーフ」があればワンランク上の印象に!余裕があれば購入しよう
正装であっても、ポケットチーフを入れない人も意外に多いのですが、礼服でなくダークスーツであっても、ポケットチーフを入れるほうがドレスアップになりますし、断然オシャレです。
基本は白やシルバーのシルク素材のポケットチーフを用意しておけば安心ですが、シャツやネクタイの色に合わせて、同じくシルクなどの光沢のある高級感のある素材のポケットチーフを入れてもステキですね。
ピアスは外して!結婚指輪や時計などのデザインにも気を配ろう
アクセサリーに関しては、結婚指輪はOK。
しかし、年配の方の中には「男が指輪をするなんて!」という考えの方もいるそうなので、上司や親戚に古いタイプの男性がいる場合は気を付けましょう。
ピアスは世代を問わず悪印象と言われていますが、基本的に男性のアクセサリー類(ネックレス、ブレスレットなど)を良く思わない方は多いので、外しておく方が無難です。
腕時計は絶対にNG!という風潮は薄れつつあるようですが、ゴールドや装飾の派手なものは避け、なるべく時間ばかり気にしないように注意して。
指輪
基本的には結婚指輪であれば外す必要はありません。
ただ、20代は結婚指輪容認派がほとんどの中、
30代以上の世代からは結婚指輪もNGという声が
ちらほらあがっているというデータがあります。
「マナー的にはOKだけど、良く思っていない人もいる」
ということを覚えておいて。
ファッションリングは外しておいた方が無難です。
ピアス
全世代を通して嫌われているのが男性のピアスです。
「不快」とまで言われるような批判的な意見も多いので、
結婚式では外しておくのがベターです。
時計
本来、結婚式の席で腕時計をすることは
「時間を気にしている」ということで失礼にあたります。
ですが、最近はその風潮も薄れつつあり、
絶対につけてはいけないというわけではなくなってきています。
腕時計をする場合は、派手なデザインや色のものは避け、
時間ばかり気にしないということを心掛けてください。
ゴールド
結婚式のような場面では、一般的にひかりモノは
ゴールドよりもシルバーの方が悪目立ちせず、好まれます。
ゴールドでもニュアンスの違う様々な違いがあるので
落ち着いたマットめなものであればセーフですが、
成金っぽいド派手なイエローゴールド系は避けた方が無難です。
その④ 茶髪はOK?ヒゲはどうする?「髪型・身だしなみ」のマナー!
最後に髪型、身だしなみのマナーについてですが、これは「清潔感」の一言に付きます。
ヒゲもNGではないのですが、整えられていない無精ヒゲは印象が悪いので、髪型と一緒にセットして行きましょう。
髪色は茶髪はOKですが、金髪や赤など、あまりにも派手すぎる場合は染め直すのが良いでしょう。
ワックスや整髪料などをあまり使ったことがなく、ボサボサにならないか不安……という方は、美容院を頼るのもひとつの手です。
最近は当日の朝に美容院に行ってから向かう男性も多いので、恥ずかしがらずに予約してみてくださいね。
髪型やヒゲは「整っている」ことが重要!清潔感と品の良さを意識して
髪型やヒゲに関しては「きちんと整えていることが見てわかる」ことが、
とにもかくにも重要なポイントです。
髪の毛の寝ぐせは直して、ワックスやジェルで整える。
ヒゲは無精ヒゲではなく、しっかりと手入れしていることが
誰からみてもわかるということが、合格ライン。
新郎新婦のイメージを落とさないためにも、
清潔感や品の良さを心掛けましょう。
髪色は茶髪程度ならOK!奇抜すぎる場合は染め直した方が無難
髪色が茶髪でもよいですが、トーンだけは少し落としましょう。
最近は茶髪も珍しくありませんし、割と年齢の高い方でも茶髪の方がいらしゃいます。
でも、金髪・銀髪は絶対にやめるべきです。
ブリーチもやめておいたほうがよいです。
年齢層もまちまちな結婚式では、金髪・銀髪は場違いになります。
また、ラフなジャッケトではカッコ良くみえる普段の明るいトーンの髪色では、結婚式のスーツに似合いません。
美容院は女性だけのものじゃない!思いきって頼ってみては?
自己流で自信のない場合にはプロにお願いするのも手でしょう。
TPOを考えた髪型や服装は、結婚式に出席する上で、最低限のマナーといえるのではないでしょうか。結婚式に出席する機会があれば、ぜひ参考にしてみてください。
バッチリ決まったスーツ姿で、結婚式の門出を祝おう!
いかがでしょうか?結婚式の身だしなみはスーツと靴を何とかすればOK!と思いがちですが、意外と様々なマナーが存在するのですね。
いつも着ているビジネススーツを使う場合は、事前にクリーニングやお手入れを施し、バッチリ決まった姿で臨みましょう。
自分なりの個性を追求するにしても、マナーを守って新郎に配慮した装いを心がければ、きっと周囲の方々からの評価が上がること間違いナシ!ですよ。