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あっさり塩風味がクセになる!函館ラーメンのおすすめ店3選

ラーメンといえば、脂がたっぷり浮かんだこってりとしたものを想像する方が多いかもしれません。北海道函館市では、全国的にも非常に珍しく塩ラーメンがご当地ラーメンとして人気を集めています。函館市に行ったらぜひ食べておきたいラーメン店についてチェックしておきましょう。

函館ラーメンとは

北海道ラーメンの先駆け

函館は幕末の開港以来、北海道の玄関口として重要な役割を担ってきました。
外国から様々な文化が流入し、現在の街並みの基礎を作ったといわれています。
北海道の中で中国の麺料理の文化が最初に伝わったのも函館です。
当時の中国でよく食べられていた塩スープの麺料理を土台として、北海道の食材を使った函館塩ラーメンが生まれました。

安政6年、国際貿易港として開港した函館は、内外のさまざまな文化をいちはやく取り入れた都市であった。明治末期には交通、産業、経済の中心的役割を果たし、東京以北最大の街といわれた。もちろん、食文化もそのひとつであり、ラーメンが市民の間に根ざした歴史も古い。

出典:http://www.hakodate.ne.jp/ramen/roots.html

スッキリとした口当たりながら飲み応えのある透明なスープ

函館ラーメンの特徴は、麺や具材が透けて見えるほど透明なスープです。
これは、味噌や醤油といった調味料を使うことなく、出汁と塩のみで作られたスープの証といえます。
あっさりしているだけのスープと思いきや、豚骨や鶏ガラ、コンブなどの出汁がよく効いており、非常に飲み応えがあるのです。
美味しさと飲みやすさが両立したスープが、函館ラーメンを全国的に有名にした要因といっても良いでしょう。

函館の塩ラーメンの美味しさの特徴は、まず何といっても、すっきりと透明なスープにあります。さっぱりとしているうちに、深い旨みが潜んでいて、スープだけ一口、一口味わっていくうちに、飽きることなく最後まで飲み干してしまうという人が多いのもうなずけます。

出典:http://www.hakobura.jp/delicious/post-176.html

ストレート麺とシンプルな具材

あっさりとしたスープにストレート麺というのが函館ラーメンのオーソドックスなスタイルになっています。
具材はあくまでシンプルに、チャーシューやメンマといったポピュラーなものだけです。
食材の味を最大限引き出しているからこそ、シンプルな塩スープと具材で勝負しているのです。

函館ラーメンといえば、透明な塩味のスープと細麺が特徴。スープのベースは鶏ガラと豚骨が一般的。製法の違いや、昆布・野菜など独自の食材を加えることで店ごとに違う味わいを生み出している。具はチャーシューにメンマ、ネギ、ナルト、麩などいたってシンプルだ。しかしシンプルだからこそ誤摩化しがきかず、作り手のこだわりや実力がハッキリと表れる。「塩ラーメンが美味しければ、他のメニューも期待できる」とも達人は語る。

出典:http://www.tabirai.net/sightseeing/tatsujin/0000268.aspx

一度食べたらクセになること間違いなしの函館ラーメン。
おすすめのお店を見ていきましょう。

滋養軒

最初にご紹介したい函館ラーメンの名店は「滋養軒」です。
路面電車のレールが通っている国道278号線から大門仲道通りに入っていくと、上の画像のような昔ながらのラーメン屋さんに到着します。
まさに老舗といった雰囲気そのままに、昔ながらの函館ラーメンを堪能出来るお店です。

「滋養軒」は、1947(昭和22)年創業の数少ない貴重な老舗の一つ。そしてその味も、伝統を守った昔ながらの「THE函館塩ラーメン」が味わえるお店なんです!
店は函館駅近くにありますので、観光で来られた方にもアクセス抜群です。

出典:http://www.jtrip.co.jp/magazine_hokkaido/article/meal/3182/

リーズナブルな価格で伝統の味を守る

こちらのお店で食べていただきたいのは、何といっても塩ラーメンです。
値段は驚愕の500円。
リーズナブルな値段でお客にラーメンを楽しんでもらいたいというお店側の厚意が伝わってくる値段設定です。

次々と老舗店が閉店していく中で、今、函館を代表するお店がこちらと言えるでしょう。

麺にこだわりのあるお店のようです。

メニューは、、、

函館塩ラーメンがトップにきています。

一杯、なんと500円。

これが、函館プライズですね。

出典:http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/470a3ad9fa15b731c9c47454b397f4d1

安いからといって決して味が落ちるわけではありません。
むしろ、伝統的な函館ラーメンの代表ともいえる落ち着いた味をお楽しみいただけます。
お口から全体に染み渡る優しいスープは、刺激の強いラーメンを食べることが多い現代人の内臓を癒してくれます。
そのスープと絡み合った麺は喉越しが良く、お口の中からあっという間に喉へと押し込まれることでしょう。
チャーシューも程よく煮込まれており、スープがたっぷり浸み込んでいます。
昔ながらの函館ラーメンを食べたいという人は、ぜひ滋養軒までお越しください。

先ずはスープをいただく。
旨い!
五臓六腑に染み渡るとはこの事。
何とも優しい味。
私が今まで食べた塩ラーメンの中でもベストのスープ。
来た甲斐があったというもの。
感無量。

続いて麺をいただく。
麺を啜ると細麺だが弾力がある。
細麺の平打ち自家製麺。
良くスープが絡む。
スープの旨さを最大に引き出した麺だ。

出典:http://blogs.yahoo.co.jp/tukuhae/65131615.html?__ysp=5Ye96aSoIOa7i%2Bmkiui7kg%3D%3D

函館塩ラーメン専門店 えん楽

続いてご紹介する函館ラーメンの名店は「函館塩ラーメン専門店 えん楽」です。
こちらは函館市を代表する観光名所、ベイエリアの金森倉庫群に位置する函館海鮮市場という施設内にあります。
地元の食材にこだわったえん楽の塩ラーメンは、観光客だけでなく地元の人たちからも愛されています。

当店では、函館塩ラーメン文化の継承および地場産業の発展、地域の特産物の振興 この二つの気持ちを基に、地場産・北海道産の食材にこだわり道産小麦を配合した麺、チャーシューは知床の豚肉などひとつ ひとつの厳選した素材を使用しています。

出典:http://hp1.cyberstation.ne.jp/enrak/menu.html

地元食材にこだわった塩ラーメン

塩ラーメン専門店というだけあって、様々な種類の塩ラーメンが用意されています。
上の画像は「えん楽塩ラーメン」というメニューです。
通常の塩ラーメンよりもコンブの出汁が効いており、海の街である函館らしさが感じられる逸品です。
ストレート麺とシンプルな具材が決してスープを邪魔することなく、むしろその風味を引き立てています。

塩ラーメンは、伝統の塩ラーメンに現代的なエッセンスを加えたラーメンでして、スープは南茅部の昆布、森のホタテなどが入っているそうです。専門店を称しているだけあっておいしいラーメンでした。当たり前かもしれませんが、どこかしら南京そばと似ている味がしました。
なにはともあれ、この塩ラーメンは、間違いなく歴史を作っていくものと思われます。

出典:http://blog.livedoor.jp/hakodatedayo/archives/51429910.html

えん楽では、函館らしいサイドメニューにもこだわっています。
北海道の美味しいバターを使った「バターしょうゆご飯」や、函館の名産である「イカの塩辛とバターのご飯」は、函館でよく食べられている家庭の味です。
駅弁としても有名な「いかめし」も、函館に来たならぜひ食べていただきたいメニューです。
函館らしさを存分に味わえるラーメンをご所望の方は、ぜひえん楽まで足をお運びください。

函館麺厨房 あじさい

最後にご紹介する函館ラーメンの名店は「函館麺工房 あじさい」です。
北海道内で5店舗展開しており、本店は函館の観光名所である五稜郭タワーの目の前に位置しています。
函館ラーメンのお店の中でも根強い人気を誇っており、連日のように観光客や地元の人たちが足を運んでいるのです。

想像していたより大きなお店に少し驚きましたが、目的の「あじさい」さんはこのビルの2階です。(駐車場はビルの下に3台、少し離れた場所に何台分かあったようです。)

道路を挟んだ向かいには「五稜郭タワー」があります。

出典:http://kimamanihiguhei.blog.fc2.com/blog-entry-385.html?sp

あっさりながらコクがある進化形塩ラーメン

あじさいは塩ラーメン以外にも様々な中華料理やラーメンを楽しむことが可能なお店です。
それでもやはり、函館ラーメンのお店ですから塩ラーメンをおすすめします。
他のお店よりもネギが多めにトッピングされた塩ラーメンは、あっさりとしながらも出汁の深みがお口の中に広がります。
塩辛さよりもマイルドな味わいが強く感じられる点は、あじさいのスープの特徴といえるでしょう。

塩ラーメン一筋、というわけではなく味噌味や雲吞麺などもありましたが、ここではやはり「あっさり一番人気」な塩ラーメンでしょう。
注文してから10分もたたないうちに登場。ネギが大量に、と思ったらネギと一緒に水菜(だと思います)が入っていました。

スープは、すっきりとした塩味。まろやかな味わいで、体に優しく感じるスープでした。
麺は細麺で、はじめにゆで加減を聞かれました。通常はちょっと固めにゆで上げるそうです。ここはお店のオススメの固めでお願いしました。さっぱりとしたスープと細麺のバランスが良く、五稜郭公園を歩き回って冷えた体がほかほか温まります。

出典:http://fukagawalife.blog96.fc2.com/blog-entry-1521.html

麺は硬めに茹でるのが基本で、スープやネギを絡ませながら食べてみてください。
時間が経つごとに麺の硬さが少しずつ変化してきますから、同じ1杯の中でも様々な舌触りの麺を楽しめるのです。
メニューが豊富ですから、お昼に塩ラーメンを食べて周辺の観光名所を散策してから晩御飯に他のメニューを食べに戻ってくるというのもあじさいの利用方法の1つです。
函館を代表する塩ラーメンを、ぜひあじさいでご賞味ください。

伝統の味を現代風に表現し、あっさりとした中にコクとまろやかさを出したスープに細めのストレート麺がよく合う。麺の上にのる大きなチャーシューも魅力。豊富なメニューは、様々なバリエーションで楽しめる。

出典:http://gourmet.hakonavi.ne.jp/chinese/ajisai/

函館に来たら塩ラーメンで決まり

函館の魅力である豊かな海と豊富な魚介が、函館ラーメンの美味しさに一役買っていることはいうまでもありません。
函館に来たら、ぜひ塩ラーメンの魅力を堪能してみましょう。