美侍

彼女と同棲を始めたいけど、初期費用はどれぐらい必要?

愛しの彼女と同棲することが決まったものの、初めての経験でお金がいくらぐらい必要なのかが分からない。また、どちらがどれだけ費用を負担するかについてもめている。そんなカップルに向けて、同棲にかかるおおよその初期費用や、賢い分担の仕方についてまとめてみました。ぜひ、参考にしてみてください。

アパートやマンションの契約にかかる初期費用

同棲で最もお金がかかるのが、アパートやマンションを契約するための初期費用。
毎月の家賃はもちろん、敷金や礼金、管理費などもかかってくるので、どの物件にするかはよく話し合って慎重に決めるようにしましょう。

どちらかがすでに入居しているアパートやマンションに転がり込む場合は、家賃/その他の費用(光熱費や食費など)という分け方で負担すると揉めにくいですよ。
または、家事を主に引き受ける側の負担を軽くするという決め方もオススメです。

敷金

敷金は、万が一部屋を汚してしまったり、破損させてしまったりした時の他、家賃を滞納してしまった時などの担保として大家さんに預けるお金。
したがって、退去時に何もなければ、そっくりそのまま借主に返金されます。
とはいえ、なんだかんだと粗を探して借主からお金を引き出そうとする大家さんもいるので、部屋を借りる際は相手の人柄もしっかり見ておくと良いでしょう。

敷金の平均額は家賃の1~2ヶ月分が相場。
最近では徴収しない物件も増えていますが、その場合は「初期費用」などといった別の名目で取られていたり、退去時の借主負担が大きかったりするケースもあるので気を付けてください。

礼金

礼金は、部屋を貸してもらうお礼として大家さんに支払うお金。
そのため、敷金と違って借主に戻ってくることはありません。

もともと、戦後の焼け野原で住むところに困った人たちが、家を貸してくれることに感謝して納めたというのが始まりですが、大家さん側にとっての旨みが大きいため、現在でも暗黙の了解として続いているのです。
ちなみに、大家さんは礼金の一部を仲介する不動産会社への支払いに充てているケースも多いとか。

金額の相場は、礼金と同じで家賃の1~2ヶ月分です。

仲介手数料

仲介手数料は、物件を紹介してくれた不動産屋へ支払うお金。
金額の相場は家賃の1ヶ月分ですが、近頃では大家さんと折半で、それぞれが家賃の半月分を支払うという物件も増えています。

部屋のクリーニング代

入居する前に一度クリーニングしてさっぱりさせたいという時は、借主の負担でハウスクリーニングを頼むこともできます。
料金は業者によって違いますが、だいたい2LDKで30,000~70,000円ぐらいが相場。
「トイレだけ」「キッチンだけ」という場合は、10,000~30,000円ぐらいになります。

鍵の交換費用

新しい入居者が決まると、防犯上の理由から鍵の交換が行われます。
1本あたりの費用は2,000円程度ですが、これは本来大家さん側が支払うものとガイドラインで決められています。
しかし、暗黙の了解で「入居者が負担するべき」としている物件が多いので、気になる場合は契約の前に確認しておきましょう。

ちなみに、鍵の交換は行わないという大家さんや、複数の鍵をローテーションで使いまわしている大家さんもいますが、同棲生活を安全に営むためにも、できるだけ鍵を交換してもらったほうが安心です。

引っ越しにかかる初期費用

荷物の多さや距離によっても違いますが、引っ越しには平均で30,000~70,000円ぐらいの費用がかかります。
ちなみにこれは1人分の料金なので、お互いがそれぞれ引っ越し屋さんを利用して同棲する新居へ荷物を運ぶ場合は、この2倍の費用が必要。
また、引っ越しスタッフへの感謝の印に心づけを渡すという場合は、1人あたり500~1,000円ぐらいの金額をポチ袋に入れて用意しましょう。
(心づけはあくまでもこちら側の好意なので、なくてもかまいません)

どちらかが住んでいる物件に引っ越してくる場合は、新しく同居する側が引っ越し代を自分で負担するとスマートです。

家具や家電にかかる初期費用

新生活を始めるためには、最低限の家具や家電が必要です。
今まで使っていたものを同棲する新居へ持ち込む場合は良いのですが、一から揃える場合はそれなりの出費を覚悟しておきましょう。

新品にこだわらないのであれば、リサイクルショップを利用するのも一つの方法。
ただし、家電の場合は古い機種だと電気代がかかる可能性があるので、長い目で見ると省エネに対応した新商品のほうが経済的でしょう。

また、どちらかが住んでいた家に転がり込む場合は、新しく引っ越してくるほうが費用を負担するか、2人で話し合って気に入ったものを折半で購入するとスムーズです。

最低限、必要なもののリスト

<家具>
・食事をするテーブル
・布団やベッドなどの寝具類
・カーテン
・必要な場合はカーペットやじゅうたん
・物干し竿や洗濯ばさみ、ハンガー
・食器棚
・テレビ台

<家電>
・冷蔵庫
・洗濯機
・電子レンジ
・掃除機
・テレビ

節約のポイント

同棲にかかる初期費用はかなりのものなので、できるだけ工夫をしてコストを下げたいですよね。
たとえば、近距離の引っ越しなら友人に手伝ってもらって自分たちで荷物を運ぶ、あらかじめ家具や家電が付いている部屋を選ぶなど。
このような工夫によって同棲の初期費用が何万円も浮けば、それだけ新生活に使えるお金が増えて後から楽をすることができます。

また、新しく家具や家電を揃える場合は、それが本当に必要なものなのか、金額は自分たちにとって妥当なのかもよく考えましょう。
「値段が安くて形は気に入っているけれど、ちょっと色が気に入らない」などという場合は、自分でペンキを塗るなどの工夫をするとコストを抑えることができますよ。

同棲の初期費用は大きく分けて3つ!うまく節約して新生活に備えよう

同棲の初期費用として絶対に欠かせないものは
・賃貸物件の契約費用
・引っ越しにかかる費用
・家具や家電にかかる費用
の3つ。

これ以外のもの、たとえば食器類や本棚などの緊急性の低いものは、同棲生活をスタートさせてから必要に応じて買い揃えていけば良いので、最低限、この3つの初期費用だけはきちんと支払えるように準備しておきましょう。