乳酸菌は男性にも嬉しいことがたくさん！効果や摂り方をご紹介

乳酸菌を摂ることで期待できること

乳酸菌を積極的に摂って、腸内環境を整える“菌活”が流行っていますが、乳酸菌を摂ることで期待できる効果はどのようなことが挙げられるのでしょうか？
早速紹介します。

乳酸菌は口臭予防に効果的！

健康な人にも口の中には約300〜700種類の細菌がいますが、そのなかでも嫌気性細菌と呼ばれるものが、食べカスや細胞を分解する際に、悪臭ガスを発生させることが口臭の原因だといわれています。
その嫌気性細菌を殺菌し、繁殖を防ぐために活躍するのが乳酸菌です。

ヨーグルトを歯ブラシに付けて歯を磨く口臭予防もあるようです。

また、口の中だけでなく体内の老廃物が腸内に溜まることで口から臭いニオイがする場合もあります。
それに対しても、乳酸菌で腸内環境を整えることにより、口臭の改善や予防が期待できるようです。

アレルギー症状の緩和にも乳酸菌が期待できる！

花粉症や、喘息、アトピー性皮膚炎など、アレルギーが起こるのは、免疫の誤作動や暴走によるものだといわれています。

近年では、乳酸菌を継続的に摂取することで、腸内の免疫を高めることでアレルギー症状が緩和されたという報告も出てきています。

腸内環境を整えるという意味は、便秘や下痢を改善するだけでなく、免疫力を高める効果にも繋がっているようです。

乳酸菌には尿酸値を抑える効果もアリ

ビールに含まれることで耳にしたことがある人も多い、「プリン体」という物質。
これを摂り過ぎてしまうことで血液中の尿酸値が高くなり、痛風や高尿酸血症を引き起こしてしまいます。
乳酸菌のなかでもPA-3株には、体内でプリン体と戦い分解してくれることで、尿酸値の上昇を抑える効果も期待できるといわれています。

健康管理に気を遣いたい働き盛りの男性や、付き合いなどでお酒を飲む機会が多いという人は是非、気に留めておきたい項目です。

大腸がん予防のためにも毎日摂りたい乳酸菌

腸内に溜まった悪玉菌は有害物質を発生させ、細胞内のDNAを損傷させることでガンがはじまります。
大腸がんの原因の1/3は食生活関連だといわれており、危険因子は、アルコールや動物性脂肪、塩分などの摂りすぎが挙げられます。

そうした食習慣を改善すると同時に、乳酸菌を継続的に摂取し、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことで、腸内環境を正常にし、大腸がんを防ぐことに繋がります。

乳酸菌はどうやって摂るのがいい？

男性にも嬉しい効果がたくさん期待できる、乳酸菌。
さっそく継続して摂るためにはどんな食品から摂るのが良いのでしょうか？
また、効率的に乳酸菌の効果を発揮させる摂り方はあるのでしょうか？

乳酸菌を含む食品

乳酸菌を含む食品というと、カルピスやヤクルトなどが思い浮かびますが、そのほかにも身近な食品で摂ることが可能です。

◯味噌
◯キムチ
◯ぬか漬け
◯ヨーグルト
◯ナチュラルチーズ
◯発酵バター
などが比較的乳酸菌を多く含んでいる食品です。
案外身近な食品が多いため、食生活を大きく変えることもなく、プラスして取り入れることができそうです。

オリゴ糖と一緒に摂ることでより効果的に

また、乳酸菌はオリゴ糖をエサとして、体内で善玉菌を増やしていきます。
そのため、乳酸菌を含む食品を摂る場合には、同時にオリゴ糖も摂ることでより乳酸菌パワーが発揮されるでしょう。
オリゴ糖は、はちみつやフルーツ、ごぼうや玉ねぎに含まれています。

◯ヨーグルト×フルーツとはちみつ
◯玉ねぎのお味噌汁
◯ごぼう&玉ねぎのキムチ炒め
など工夫して摂るようにするといいですね。

2つが同時に摂れるサプリメントも！

忙しいと、健康が気になる反面、そこまで食事に気を遣えないこともしばしば……。
毎日乳酸菌＋オリゴ糖の組み合わせが確実にできるか不安だという人は、これらが同時に摂取できるように配分などを考えられたサプリメントが複数販売されています。
乳酸菌の効果を確実に実感したいという方は、サプリメントに頼るのも良いですね。

乳酸菌を賢く摂って健康管理を！

口臭予防やアレルギー症状を抑えるなど、意外と身近に潜む悩みから、尿酸値の上昇を抑えたり、大腸がん予防などの今は気にしていない人も将来は気になる恐れがある症状に対しても効果が期待できる乳酸菌は、女性だけでなく、男性にとっても積極的に摂りたいものです。

働く男の健康管理のひとつに、乳酸菌の継続的な摂取を心掛けてはいかがでしょうか？