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お風呂に日本酒!?寒い季節はポカポカ温まる酒風呂が効く!

だんだんと肌寒い季節が近づくと、普段はシャワー派だという方も、たまにはゆっくりと湯船に浸かって温まりたいと思うものです。秋冬になると入浴剤を入れるという方も多いのではないでしょうか?今回は、近年注目を集めている入浴剤の代わりとしてお酒を入れる、「酒風呂」についてその効能や入り方を紹介します。

酒風呂に入ることでどんな効果が期待できるの?

酒風呂とは湯船にお酒を入れて、じっくりと浸かるというものですが、そのお酒の種類は日本酒を使用することが多いです。
今回は主に日本酒での酒風呂の効果について紹介します。

血流を良くし冷えを取る

日本酒を飲むと身体が温まったという経験はありませんか?
日本酒は飲むだけでなく、お風呂に入れても温まる効果が高くなります。
温かいお風呂に浸かるだけでも冷えた身体が温まるのを実感できますが、日本酒を入れたお風呂に入るとさらに温まり、湯船から出た後もポカポカしている時間が長くなります。
手や足先が冷えることが多いなと感じたら、是非酒風呂を取り入れてみてください。

疲労回復やストレス解消

酒風呂で血流がよくなり、代謝が活発になることで、老廃物の排出がスムーズになります。
それにより、疲れが取れたり、身体が軽くなることを実感できるようです。
また、日本酒には「アデノシン」と呼ばれるストレス緩和や癒しの効果を持つ成分が多く含まれており、不眠の改善やストレス解消も期待できます。

肩こりや腰痛を解消

血流が良くなり、正常に循環することで筋肉内に溜まった疲労物質が流れ出しやすくなります。
凝り固まった部分がだんだんとほぐれ、柔らかな筋肉に戻り、肩こりや腰痛の改善が期待できます。

しっとり美肌に

日本酒の原料には麹酸という成分が含まれており、抗酸化作用や美肌効果があると言われています。
保湿効果もあるため、お風呂上がりの肌がしっとりとしていることを実感できるでしょう。
汚れやくすみを落として、きれいな素肌を手に入れましょう。

酒風呂の作り方や日本酒の選び方について

さっそく酒風呂に入りたいという方へ、手順や方法、そして日本酒の選び方についてお教えします。
酒風呂の作り方はとても簡単です。
いつも通りに浴槽にお湯をはり、入る直前に3〜5合の日本酒を入れ、よくかき混ぜるだけです。
湯の温度は38℃ほどがベストです。

また、日本酒は高級なものでも安価なものでも効果はさほど変わりません。
合成酒よりも純米酒を選ぶといいでしょう。
原材料のところに、米と米麹と書かれているものを選びましょう。

酒風呂を行う際の注意点

酒風呂は、健康な方にはおすすめの入浴法ですが、なかには酒風呂を避けた方がよい方もいます。
◯極度にお酒に弱い方
◯アルコールアレルギーの方
◯糖尿病や高血圧の方
◯ぜんそくや心臓疾患を持っている方
◯皮膚疾患のある方

これらの方々には、日本酒の刺激が強過ぎる場合があるため、注意しましょう。

また、日本酒には洗浄効果が高いため、一度酒風呂に入ったあとは浴槽の湯がいつも以上に汚れている場合もあります。
老廃物や雑菌が入った湯は清潔ではないため、出来る限り、一度入った湯は捨て、毎回新しい湯に入るように心掛けましょう。

日本酒のほかにも入浴剤代わりになるもの

酒風呂では主に日本酒を使うこと多いですが、ほかにもワインや焼酎などを入れて酒風呂を楽しむことができます。

ワイン風呂の場合、脂性肌の方には赤ワイン、乾燥肌の方には白ワインがおすすめです。
どちらも芳醇な香りでリッチな入浴タイムを味わえそうですね。

焼酎風呂も血流を良くする効果や美肌効果が期待できます。
日本酒の香りが苦手な方は麦焼酎などの香りが少ないもの、また反対に紫蘇焼酎や芋焼酎の香りに浸ってリラックスするのも良いですね。

ほかにもビールを入れたビール風呂なんていうものあるようです。
ビールの炭酸で毛穴の汚れを奥から落とし、肌にキメとハリを蘇らせる効果や、疲労回復にも効果が期待できるようです。

お酒を飲むことが好きな方にはもったいなくて考えられないと思うかもしれませんが、是非、お好みのお酒を少しだけ、お風呂に入れて楽しんではいかがでしょうか?

酒風呂で自分だけのリラックスタイムを

酒風呂はお酒が好きな方も、あまり飲む機会がない方も、1度その心地よさを味わうと虜になってしまうほどです。
湯船に入れるためにお酒を購入するのは気が引けるという方は、まずは飲み残しの日本酒やワインで試してみてはいかがでしょうか?
あなただけのリラックスタイムで心身ともにスッキリしましょう。