美侍

俺、何かしたっけ……?「職場いじめ」の原因や対処法をチェック

特定の社員だけがパワハラをされたり、周囲から連絡を回されなかったり、陰口を叩かれたりする「職場いじめ」。ある日突然その気配を感じてしまったら、一体なぜ?と不安になりますよね。今回は「最近職場の雰囲気が変なんだけど、俺何かしたかな?」「絶対に上手くやっていきたい!どうすればいい?」と悩むあなたのために、職場いじめの主な原因や見極め方、対処法などをまとめました!1人で抱え込まず、まずは参考にしてみてくださいね。

そもそも「職場いじめ」って、一体どんなことを言うの?

職場いじめとは、その名の通り仕事関係の同僚や上司から受けるパワハラや、モラハラなどのことを言います。
一般的には上司や先輩といった「力関係が上」の相手から苦痛を与えることを言い、ストレスのはけ口としてあくまでも仕事の「注意」や「指導」を装われるため、明るみになっても会社自体に責任はない、と片づけられることが多いのだとか。
最初は1対1でも、主犯が影響力のある人だとやがていじめる側が集団化し、いじめられる側が圧倒的不利な状況に追い込まれやすいとも言われています。

内容としては些細な陰口から執拗なミスの追求、明らかに無茶な仕事の押しつけ、果ては私物や仕事関係の書類、データを壊す……など様々です。
また、正社員が派遣社員や契約社員、アルバイトなど「自分とは違う勤務形態の人を馬鹿にしたり、冷遇したりする」ことも職場いじめに含まれますので、心当たりのある方は注意しましょう。

職場いじめは、同僚や上司から受けるモラハラやパワハラなどのこと!

職場いじめ(しょくばいじめ)は、職場における同僚や上司などによるいじめのこと。タイプによってモラルハラスメント(精神的ハラスメント)、パワーハラスメント(和製英語)、セクシャルハラスメントと呼ぶこともある。21世紀に入り、日本や欧州含む各国で注目され始めた。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%B7%E5%A0%B4%E3%81%84%E3%81%98%E3%82%81

一般的には上司や先輩など、力関係が上の人から行われることが多い!

2009年の金子雅臣の『パワーハラスメント なぜ起こる? どう防ぐ?』 による定義は、「職場において、地位や人間関係で弱い立場の相手に対して、繰り返し精神的又は身体的苦痛を与えることにより、結果として働く人たちの権利を侵害し、職場環境を悪化させる行為」で、ハラスメントであるか否かの判断基準は、「執拗に繰り返されることが基本」であり、しかし「一回限りでも、相手に与える衝撃の大きさによって」ハラスメントとみなされる。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88

集団いじめの場合、「複数対1人」という不利な状況に陥りやすいことも!

職場いじめは、いじめる側がグループを組んで、集団で嫌がらせを行うことが多い[1]。そのため、状況が複数対一人という不利な状況に陥りやすい。
また、いじめる側が上司などの場合、話し合いの場などで「あれは指導」と答えて会社または団体側に責任はないとするケースがほとんどといった状況で、会社または団体側も一部の責任者が勝手にやったということで片付ける場合も多い。これは、いじめの定義が難しいことも影響している。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%B7%E5%A0%B4%E3%81%84%E3%81%98%E3%82%81

「勤務体系が違う人を差別、冷遇する」行為も含まれる!

また社員同士だけではなく、社員が派遣社員やアルバイトに対していじめや差別・冷遇を行うケースも多い。本来、派遣やアルバイトも雇用形態が違うだけで立場が低いということはないのだが、日本では正社員が派遣やアルバイトより偉いという風潮が根強く、事件性がない限りは黙認されることが多い。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%B7%E5%A0%B4%E3%81%84%E3%81%98%E3%82%81

些細な陰口から執拗なミスの追求、器物損壊まで、内容は幅広い!

 陰口・悪口のような小さなことから、ミスを執拗に注意したり、無理な仕事を押し付けられたり、物を壊されたり隠されたりするなどという子供のようないじめも存在します。

出典:http://tokushima-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/hourei_seido_tetsuzuki/kobetsu_roudou_funsou/tetsuzuki/_91717.html

何で「職場いじめ」は起こる?特に心当たりはないけど……

では、なぜ職場いじめは起こるのでしょうか?
まず、本人に理由がある場合ですが、第一に「コミュニケーション不足」が挙げられます。
挨拶が素っ気なかったり、何かして貰った時「ありがとうございます」「すみません」の言葉が足りなかったり……既に親しい相手なら気にならないことも、職場という環境で付き合いが浅い相手だと、誤解を生んでしまいやすいもの。
勿論いじめる相手が悪いのですが、純粋に「周りから嫌われてるかも?」「自分だけ溶け込んでない気がする……」という方は、一度過去を振り返って考えてみましょう。

続いては「仕事の能力が違いすぎる」というもの。
これは一般的にはいじめられる側の処理能力が遅い、またはミスが多く周囲に迷惑をかけ、そのせいで不満を募らせてしまうというものです。
ただし、中には仕事が「できすぎる」せいで、周囲の嫉妬を煽ってしまう場合もあるとか。
前者の場合は自分の仕事のやり方を見直す必要がありますが、後者の場合はあまりにも理不尽ですよね……。

原因① 挨拶や報連相、できてる?「コミュニケーション不足」

会社での人間関係の問題がいじめに発展する場合、たいていの原因はコミュニケーション不足にあります。あいさつをしない。「ありがとう」「ごめんね」といった気遣いの言葉がない。話しかけてもそっけない、などです。日々のコミュニケーションができていないと、ちょっとした誤解を生む可能性が高くなります。

出典:http://www.pow110.com/category7/ijime01.html

たとえば、ある人に話しかけたとき、返事がそっけなかったと感じた場合です。いつもコミュニケーションできている相手であれば、「今日はムシの居所が悪かったのかな」と済ませられることでも、普段のコミュニケーションができていない場合、話しかけた人は相手に対して「そっけない人」というネガティブなレッテルをはってしまいいます。

出典:http://www.pow110.com/category7/ijime01.html

原因② できすぎてもできなさすぎてもダメ!?「仕事能力の差」

会社での人間関係の問題がいじめに発展する原因の多くが、仕事に対する能力の相違にあります。人間の能力は異なり、それぞれの能力には長所も短所もあります。たとえば、仕事の速い人は、早くこなすことはできても、見落としやミスが多いかもしれません。逆に遅い人は、時間はかかりますが、丁寧な仕事ができる場合があります。相手の長所が見えないと、短所ばかりが目につきます。「あの人はミスばかりする」、「あの人は作業が遅くて困る」といった不満となり、ときとして衝突をおこすことがあります。

出典:http://www.pow110.com/category7/ijime01.html

原因③ 本人に問題はないけど……「職場の雰囲気に合わない」

続いては、新入社員や転職者がターゲットにされやすい「職場の雰囲気に合わない」というもの。
元々職場にいる社員の気風によって、ある程度会社の雰囲気は作られます。
例えば体育会系で飲み会が大好き!という社風の場所に、静かで飲み会の空気は苦手、コミュニケーションは最低限……という方が入ってしまうと、どうしても馴染めませんよね。
あなたに問題があるわけではなく、単に職場との相性が悪いのです。

適応力の問題です。これも会社でのいじめの原因になります。会社には、独特の「空気」があるものです。その空気に馴染まない人は、会社でのいじめにあう可能性が高いです。たとえば、明るくおしゃべりな人が多い会社で、物静かで話しかけても反応が薄い人が混じっていると、反感をかうことがあります。特に日本社会に顕著ですが、集団においては、異質なものを排除したがる傾向が強いのです。

出典:http://www.pow110.com/category7/ijime01.html

原因④ 理不尽すぎる!「いじめられやすいタイプに属している」

最後にご紹介するのは「いじめられやすいタイプに属している」というもの。
これもあなた自身に問題があるわけではありませんが、世の中には他人をストレスのはけ口にする非道な人間がいます。
そういう人から目を付けられやすい特徴として、大人しくて嫌なことは嫌と言えない、要領が悪い、すぐ泣くなどが挙げられるようです。
ただ、空気が読めなかったり上司の言いなりになるのが苦手だったり、一匹狼タイプだったり……といった、逆に精神的に強そうな性質も挙がっていますから、基本的にはやはり「場の空気にそぐわない人」がターゲットにされやすいのですね。

逆にいじめる側の特徴ですが、これはほぼ「日常に不満を抱えている人」で間違いありません。
中には人が悲しんだり追い詰められたりするところを見るのが性格的に好き、という肝が冷えるような人間もいますが、大抵はストレス発散の方法がそこにしかないのです。
陰口を叩かれるだけで仕事に実害がない場合は「幸せじゃない人なんだな」と相手を哀れむことで心を落ち着かせる、というのも手と言えるでしょう。

■KY(空気が読めない)
■長いものに巻かれるのが苦手
■一人でも気にしない

以上はいじめられる側の特徴です。何となくイメージできますよね。中には「とにかく、あいつのやること、なすことすべてが気に食わない!」という人もいるので、難しいところです。

出典:https://careerpark.jp/3588

・優柔不断
・マイペース
・すぐ泣く
・先を読めない
・全体を見れない
・仕事が雑
・質問の受け答えが要領を得ない
・責任転嫁が激しい
・化粧臭い
・香水臭い
・汗臭い
・暗い
・嫌な事されても嫌と言えない

いかがですか?言いがかりのようなものもありますよね。このほか、驚くべき話もささやかれています。実は、会社で起こるイジメの大半は、なんと新入社員に対して行われているそうなのです。あとは、違う会社から転職してきた方などがターゲットにされやすいそうです。

出典:https://careerpark.jp/3588

いじめをする側の特徴は「不安や不満を抱えている」場合が多い!

職場イジメを繰り返す社員は、大半が同一人物です。1人が、社内で複数の人間のイジメに関わっています。嫌がらせや、イジメという行動をするのは、不安や不満を抱えている証です。

現状に満足し幸せであれば、他人に嫌がらせをして職場イジメでストレスなどを発散しようとしません。イジメる側になりやすい原因は自分の中で不安や不満を持っていて満たされていないからです。

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キレイサッパリ解決!職場いじめの対処法には何がある?

職場いじめの対処法として、穏便に済ませるなら「健気に振る舞うフリで周囲を同情させ、味方に付ける」というものがあります。
主犯が1人、周囲はそれを見て見ぬふりをしているだけ、という状況の場合、主犯以外は実は罪悪感に苛まれている、ということが多いので「こいつはいじめられても仕方ない奴なんだ」と思われないよう、真面目に仕事をし、理不尽な目に遭っても耐える様を見せ付けましょう。
周囲に「やりすぎ」だと思わせるほど職場いじめが加速したら、もうその頃には味方の数が逆転しているはずです。

また、軽度ないじめであれば徹底的に無視する、という方法も。
相手の反応を楽しむたいぷの加害者なら、これで大抵は拍子抜けしてくれます。
精神的、物理的(明確に仕事を妨げられる)に被害が大きい場合、職場いじめに加担していない上司(主犯よりも上の立場の人)や人事担当者に相談するのが良いでしょう。
職場いじめを行うような社員は会社にとっても不利益な存在ですから、会社ぐるみでなければしっかりと対処してくれるはずです。

方法① 主犯が1人なら、健気に振る舞うフリをして周囲を味方に付ける

このいじめをなんとか解決したいならば、いじめられて恥ずかしいという気持ちをまずは捨てて下さい。

いじめに対して反発するのは簡単ですが、結局はその繰り返しになり解決はしないからです。

本当ならば、こんな情けない自分の姿は他人に見せたくないと思うのは当たり前です。

そこを我慢して受け入れて、逆に隠すのではなく、沢山の人に見せるのです。

自分は下手にでるぐらいの態度で、相手がエスカレートしてくれば、ますますこっちの思うつぼです。

健気に耐えて、弱っていく自分を演じて下さい。

周りの人間は実は良く見ています。

出典:http://xn--eckxb7gr19nx7dt50dprh.com/

いろんな証拠はしっかり残して置き、相手のいじめがピークになった頃、傍観していた人たちに疑問を投げかけます。

あなたには善悪を判断する良心はありますか?と。

この言葉でなくても良いのです。

見ていた人、一人ひとりに普段どう感じていたのか聞いてみます。

きっと言葉に詰まるでしょう。

そのうちに、逆にいじめていた相手に対して、まわりの態度が変わってきます。

みんなを代表していじめたはずが、見方が誰もいなくなり、悪者はその人ただ一人になります。

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方法② 軽度ないじめなら、相手が拍子抜けするほど無視を続ける

もし軽度ないじめであったならば、

無視するのが一番です。

学校での子どもいじめでも、いじめを受けた方がそれに真っ向から対峙しようとすればするほど、

いじめはエスカレートしていきます。

職場いじめも本質的には同じです。

ですから、つまらないいじめは相手にしないで無視。

自分の仕事をマイペースで着実に遂行する。

それに集中し続ければ、

相手は「いじめをするためのモチベーション」を失っていくでしょう。

出典:http://the5seconds.com/bullying-in-workplace-6456.html

方法③ いじめに加担していない上司や人事担当者に相談する

1人で抱え込まないためにも、職場内の誰かの耳に入れることは大切です。

このように相談や報告をする相手は、しっかり選ばないといけませんが、

相談相手としてはやはり自分より年上の年齢や、立場の上の人が良いでしょう。

上司であれば、仕事上の対人関係について、

仲裁に入ってくれたり、状況を改善できる権力を持っています。

しかし、その上司こそがいじめの加害者というケースもあるでしょう。

その場合には、さらに上の上司が適任者です。

あるいは、人事担当者に相談するという方法もあります。

出典:http://the5seconds.com/bullying-in-workplace-6456.html

方法④ 弁護士や公的機関など、専門的な場所で相談する

ほぼ最終手段に近いですが、上司や会社も対応してくれない……と追い詰められそうになったら弁護士や公的機関など、専門的な職業の方に相談しましょう。
職場いじめは、場合によっては法律に引っかかる内容のものもあります。
本気で相談に行かなくても、加害者たちに「弁護士に相談したのですが‘~」と脅しをかけることでいじめが終息することもありますので、一度試してみるのも手です。

また「こんな下らないいじめをするような職場で働いていても仕方ない」「そもそも自分に合わなかったんだ」と割り切れるようなら、「転職」が一番簡単な方法ではあります。
ただ、安易に決めてしまわず、その際は職場いじめの原因は何だったか?仕事や外見などで改善点はあるか?と振り返ってみると、次の環境で活かせるかもしれません。

職場いじめは社会問題になりつつあり、最近は、公共機関でいじめの相談を受け付けているところが多くなりました。

場合によっては法律に抵触するいじめもあります。

それに対応するための相談窓口が用意されていますし、弁護士の無料相談などを利用してもいいでしょう。

専門家、法律家に相談するのは大変有効な、そして心強い方法ですし、たとえば「弁護士に相談しました」と加害者に告げることで、いじめを抑制することも可能でしょう。

出典:http://the5seconds.com/bullying-in-workplace-6456.html

方法⑤ 最終手段!いざとなったら「転職」を視野に入れよう

いじめから逃れるための最終手段は、やはり転職です。

会社の人間関係というのは自分では選べないものなので、その雰囲気や関係があなたに合うかどうかは運によるものが大きいです。

もちろん人によってはどんな環境でも柔軟に対応できる人もいるでしょうが、全員が全員そうであれば、そもそも職場いじめなどは起こりません。

ですから、「ここは自分には適してないな・・・」という考え方を持ちながらも、すぐには結論を出さずに、しかしもしもの時のために、転職と言う選択肢を持つようにするといいでしょう。

出典:http://the5seconds.com/bullying-in-workplace-6456.html

1人で我慢しないで!職場いじめのターゲットになったら、毅然と立ち向かおう

いかがでしょうか?職場いじめは基本的には学校でのいじめと同じように、「自分たちとは違う」と周囲が思った人を、ストレスのはけ口としておとしめるものなのですね。
原因は何であれ、パワハラや無視、仕事の妨害といった行為は許されるものではありませんから「自分が悪いのかも……」と落ち込んでしまわず、毅然と立ち向かいましょう。

上司や専門機関のみならず、家族や親しい友人など、第三者に相談することで救われることもありますから、1人で悩まないで頼れる人がいれば頼ってくださいね。