美侍

できるだけ自然に白髪隠しするためのお役立ちアイテムと上手な使い方

白髪というと中高年特有の悩みというイメージですが、実は20~30代の若い人にも増えています。白髪があると老けて見えるので、できればなんとかしたいですよね。しかし、床屋さんや美容院で染めるとなると手間やお金がかかり、つい行きそびれているうちに白髪がバッチリ目立っていた……というパターンも少なくありません。そこで、自宅で手軽に使える白髪隠しアイテムと、上手な使い方をリサーチしました。ぜひ、参考にしてみてください。

利尻白髪隠し

使いやすいスティックタイプの白髪隠し。
お出かけ前にさっとひと塗りするだけで、気になる部分をキレイにカバーすることができます。
ベタつかず、わずか1分で乾くので、忙しい朝にも便利。
使い続けるうちに徐々に白髪が染まっていくところも魅力です。

また、天然由来の22種類もの美髪成分が配合されているので、髪そのものもツヤツヤになります。

使い方のコツ

あまり強くプッシュしすぎると液だれするので、軽い力で2プッシュするとちょうど良いです。
一度に仕上げようとせず、まずは薄くひと塗りして、足りない部分だけ重ね付けするようにしましょう。

サロンドプロ 白髪ぼかしジェル

ハードタイプとナチュラルタイプの2種類があり、好みや用途に合わせて使い分けることができる白髪隠しです。

ハードタイプはセット力が強く、使い続けるうちにだんだん白髪が目立たなくなるという効果が。
ナチュラルタイプはセットした後も再整髪が可能ですが、白髪を染める力はないため、あくまでもその日限定の白髪隠しとして使用しましょう。

使い方のコツ

適量を手のひらにとり、十分に伸ばしてから髪に薄くつけていきます。
一度に大量につけるとゴワつきが出るので、様子を見て量を足していきましょう。
指全体を大きく広げるようにすると、全体にまんべんなく行き渡ります。

シエロ コーミングカバー

先端がコーム状になっているので、塗り広げやすい白髪隠しです。
液が出てくる部分はコームより短めになっているので、地肌に直接付いてしまう心配も少なく、根本からしっかり塗ることができます。

ただ、白髪隠しの効果はその日だけ。
シャンプーをすればキレイに落ちてしまうので、とりあえず必要な時だけ白髪を目立たなくしたい人向けです。

使い方のコツ

塗りにくい耳の後ろなどは、もう片方の手で髪を持ち上げながら丁寧に塗っていきましょう。
1ヶ所につき5回ぐらいずつ重ねると、色がしっかりつきます。

玉髪 白髪用ヘアカラートリートメント

シャンプー後のトリートメントとして使うことで、少しずつ白髪を染めて隠してくれる商品です。
週2回程度の使用でOKなので、毎日面倒な思いをする必要はなし。
お出かけ前に塗るタイプの白髪隠しと違い、汗で脱色する心配がないところも魅力です。

また、無添加で髪や頭皮に優しく、8種類の美髪成分が配合されているので、白髪隠しという目的だけでなく、髪そのものを美しくすることにも役立ちます。
「最近、髪の傷みが気になる」という人は、一度試してみては?

使い方のコツ

シャンプー後の髪全体に塗り広げ、15分おいて洗い流します。
ムラが気になる時は、目の粗いコームで髪をとかすと良いでしょう。
ただし、塗れた髪はキューティクルが剥がれやすくなっているので、そっと丁寧に扱ってください。
できれば、手ぐしがベストです。

メンズ眉墨

「頭髪だけでなく、眉毛の白髪も気になる」という時に便利なのが、眉用の白髪隠し。
女性が使うマスカラのような形をしており、さっと塗るだけで若々しい黒い眉毛が蘇ります。

使い方のコツ

たくさん塗ると真っ黒になりすぎるので、様子を見ながら少しずつ足していきましょう。
また、乾くスピードが早いので、手早くささっとこなす必要があります。
何度も練習して、ちょうど良い量や塗り方を見つけてみてくださいね。

白髪ができる原因

白髪の主な原因には、遺伝の他に不規則な生活やストレス、貧血や甲状腺異常の病気などがあります。

遺伝に関しては、生まれつきそういった体質を受け継いでしまっているのでどうしようもありませんが、睡眠不足や栄養バランスの悪い食事、運動不足、ストレスなどは自分で解決できる問題です。
また、思わぬ病気が隠されている場合もあるので、健康管理も兼ねて一度詳しい検査を受けてみると良いでしょう。

いずれにせよ、現状をそのままにしておくと白髪が増えるばかりで、解決に至ることはまずありません。
遺伝によるものも、あきらめずに対処することである程度改善することは可能なので、できることから始めてみてください。

白髪を予防・改善するための対処法

睡眠をしっかりとる

もともと黒かった髪が白くなるのは、色素細胞(メラニン)が部分的に減少または消失してしまうからです。
細胞は毎日消滅し、新しく生まれ変わっていますが、白髪ができてしまう時はこの働きが滞っていると考えられます。

細胞の生まれ変わり=新陳代謝を促す「成長ホルモン」が分泌されるのは寝ている時。
それも、入眠後3~4時間が最もその傾向が強いと言われているので、最低でも5~6時間はぐっすり眠り、成長ホルモンの分泌を促すようにしましょう。

ちなみに、ただ横になっていれば良いというわけではなく、質の良い睡眠じゃないとこの効果は得にくいので、寝室を快適な環境にしてみるなどの工夫をすることも大切です。

栄養バランスの良い食事をとる

基本的には肉・魚・野菜・果物・海藻類・大豆類などをバランスよく組み合わせれば良いのですが、特に次のような栄養素を意識して取り入れてみましょう。

・たんぱく質(髪の主成分であるケラチンの元となる)
・ヨード(メラニンを作り出すメラノサイトの働きを活発にする)
・チロシン(メラニン色素の原料になる)

たんぱく質は肉や魚、ヨードは海藻類、チロシンは豆腐やチーズなどに多く含まれていますよ。

適度な運動をする

運動不足の状態が続くと血行が悪くなり、メラノサイトに必要な酸素や栄養素が届きにくくなります。
白髪の改善には次のような運動が効果的なので、ぜひトライしてみてください。

<加圧トレーニング>
腕や足などにベルトを巻き、圧力をかけながら行う運動。成長ホルモンの分泌を促すのに役立つ乳酸が増えます。

<スロートレーニング>
水を入れたペットボトルやダンベルなどを使い、ゆっくりとした動作で筋肉に負荷をかける運動。成長ホルモンの分泌を促します。

<チベット体操>
チベットの僧侶が瞑想に入る前に行っていた動作を、マネしやすいように改良したもので、腎臓と肺を強化することで白髪を減らすことができると言われています。

ストレスを発散させ、ためこまないようにする

複雑な現代社会に生きる私たちには、常に大きなストレスがつきまとっています。
過剰なストレスは血管を収縮させて血行を悪くしたり、交感神経優位の状態が続いて眠れなくなったりさせてしまうので、こまめに発散させるようにしましょう。

カラオケでも、飲み会でも、プラモデル制作でも、自分が「楽しい」と思えることならなんでもOK!
とにかく、限界までためこまないことが大切です。

白髪隠しは自宅で手軽にできる!使いやすいアイテムを見つけて対策しよう

一昔前までは、白髪隠しというといちいち床屋さんや美容院に行ったり、自宅でカラーリングをしたりと、手間も費用もかかって大変でした。
現在は、自分で手軽にできる便利アイテムがたくさん販売されており、時間を大幅カット!
お出かけ前やシャンプー時にささっとケアすれば、自然にごまかせるようになったので、非常に便利です。

ただ、白髪隠しを使ったケアはあくまでも一時的な対処に過ぎず、根本原因をなんとかしない限り白髪はなくなりません。
生活習慣や健康管理にも気を配り、つややかな黒髪を取り戻しましょう。
特に、身内に白髪のある人がいる場合は自分もその体質を受け継ぎやすいので、気を付けてください。