美侍

和室をおしゃれにアレンジ!すぐに使えるインテリア術

和室は日本人の暮らしには欠かせないもので、洋間中心の家にも1ヶ所だけ畳のスペースを作る人が珍しくありません。そのぐらい大切な空間なのに、おしゃれに使うのは至難の業。畳という存在がそうさせるのか、どこか野暮ったくなってしまうのです。そこで、和室をおしゃれに洗練させるためのインテリア術を調べました。ぜひ、参考にしてみてください。

照明にこだわる

部屋の雰囲気を大きく左右するものといえば、照明。

昔ながらの和室に付いているものは大きくて四角いものが多く、やたらと存在感がありすぎて、どうしても古臭いイメージになってしまいます。

ましてや、電気の紐に寝ながら引っ張るためのビニール紐が付けられていたら最悪!
実用性はありますが、おしゃれとは程遠い雰囲気です。

今時のおしゃれな照明をいくつかご紹介するので、買い替えの参考にしてみてください。
ちょっと暗めの間接照明だと、和の雰囲気が引き立ってぐっと洗練された空間になりますよ。

竹を使ったアジアンテイストな照明

置き型タイプもおしゃれ

配置にこだわって、和室を広く使うアイディア

レトロなイメージが和室にマッチするビードロ

壁に陰影を作り出して癒し効果をアップ

壁や襖にウォールステッカーを貼る

殺風景になりがちな和室も、ウォールステッカーを貼ることでおしゃれにイメージチェンジできます。
100円ショップでもいろいろなデザインのものが売られているので、お気に入りのデザインを見つけてみてくださいね。

ただ、昔ながらの砂壁は表面が凸凹しており、ウォールステッカーをうまく貼り付けられないので、この場合はポスターやタペストリーなどを貼って雰囲気を変えると良いでしょう。
賃貸で壁に穴が開けられないという時は、針の先がL字形になっている「忍者ピン」を使うと穴が目立ちませんよ。

和室×ウォールステッカーの使用例

和室を広く見せるための家具選び

和室はどこか薄暗く、圧迫感があり、くつろげない雰囲気である場合が少なくありません。
この場合の薄暗さは照明とは関係がなく、和室独特の色調。
畳自体がくすんだ色をしているので、どうしても野暮ったいイメージになってしまうのですね。
そして、この色使いは部屋の圧迫感にもつながります。

和室をたまに使う程度ならともかく「自分の部屋」として使う場合は、できるだけくつろげる空間にしたいもの。
おまけに、おしゃれなら言うことなし!
そのためには、部屋に置く家具選びが重要となってきます。

足の短いテーブルを使う

書き物をしたり、食事を取ったりするのに必要なテーブルは、ダイニングキッチンに置くような存在感のあるものではなく、足の短いものを置くようにしましょう。
椅子ではなく、座布団や座卓を使うことになるので、ちょっと立ったり座ったりが大変かもしれませんが、床に近い分くつろぎやすいので、慣れてしまうと非常に快適です。

部屋をおしゃれに見せるには、他の家具や部屋全体の雰囲気に合ったテーブルをチョイスすること。
部屋が広く見えても、そこだけ浮いてしまっては結局落ち着かないので、全体の調和には気を配るようにしましょう。

収納はなるべく押し入れで。家具を買うなら背の低いものを

和室の良いところは、収納力があること。
特に昔ながらの造りの部屋にはたくさんの押し入れがあり、たいていの物はそこに収まってしまいます。

そもそも、昔の日本では、あまり外に物を出しておく習慣がなく、食事の時には部屋の真ん中でちゃぶ台を広げ、寝る時には押し入れから布団を出して敷くという生活が当たり前でした。
そのため、日常のこまごまとした物や、普段使わない家具をしまっておく広いスペースが必要だったのです。

今使っている和室に、押し入れがある人は大ラッキー!
画像のように整理整頓すれば機能的に使えるので、収納BOXなどを組み合わせて使ってみましょう。
どうしても部屋に収納家具を置きたい時は、ちょっとした小物入れ程度の、できるだけ背の低いものを選ぶのがオススメです。

あえてカラフルなラグやカーペットを敷いてみる

和室には、基本的に落ち着いた色調の家具を置くのがセオリー。
そうすることで全体に統一感を出すことができます。

しかし、意外とカラフルなラグやカーペットとの相性も良く、野暮ったいイメージだった和室がおしゃれに垢抜けるのです。

床にカラフルな色を持ってくると、小物や家具を派手な色にしても浮きません。
ただし、いろいろな色を置き過ぎるとバランスがとれなくなるので、色味はできるだけ統一するようにしましょう。

観葉植物を置く

和室と緑の植物は、非常によく合います。
こじんまりとした苔玉のようなものを置いてもかわいいし、あえて存在感のある大きめの観葉植物を置くのもかっこいい!
部屋のイメージや好みに合わせて、おしゃれに飾ってみましょう。

ただ、和室を暗めの間接照明にする場合は、そのせいで植物がちゃんと育たないこともあります。
次のような種類のものなら耐陰性があるので、和室に置くにもオススメです。

オリヅルラン

ガジュマル

モンステラ

アジアンタム

ユッカ・エレファンティペス

和室を生かすも殺すもセンス次第!おしゃれな空間で快適に暮らそう

洋室に比べると、どうしても「古い」「野暮ったい」という昭和のイメージになりがちな和室。
しかし、ネットで「和室 おしゃれ」と検索してみると、驚くほどおしゃれな画像がたくさん出てくるのです。

同じ部屋でも、ほんの少しのことで印象はがらりと変わります。
自分なりのセンスでインテリアを工夫してみましょう。