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ひと手間でお店の味に!自家製「デミグラスソース」の作り方

ハンバーグをはじめ、ステーキやハッシュドビーフなどの肉料理はもちろん、ハヤシライス、オムライスといったご飯ものにも大活躍!な魔法の調味料「デミグラスソース」。しかし、作り方が難しそうで、つい缶詰で済ませてしまう……という方も多いでしょう。今回は「自分でデミグラスソースを作ってみたい!」と意気込むあなたのために、彼女や家族を驚かせる絶品デミグラスソースのレシピを多数ご紹介します!本格派から簡単なものまでまとめていますので、ぜひご参考ください。

まずは本格派!肉と野菜を煮詰めて作る「デミグラスソース」を知ろう

デミグラスソースとは、西洋料理で使われる基本的なソースのうちのひとつ。
小麦粉をバターで色がつくまで炒め、一度冷ました「ルー」と呼ばれるものに、肉や野菜を煮込んで作った「フォンド・ヴォ―」という出汁を加え、アクを取りつつ煮詰めたものに赤ワインで風味づけする、というのが本来の製法ですが、お店や家庭によってアレンジが加わっている場合も。

どれだけ時間がかかっても良い!自分でデミグラスソースを作ってみたい!という方におすすめなのは、日本橋の有名な洋食店「たいめいけん」のシェフが紹介しているレシピ。
しかし、何とこちらは所要時間1週間!という難易度ですので、幾らなんでも……という方は、その下にご紹介しているレシピを参考にすると、2日~3日程度でできることもあるよう。
どちらにしても、翌朝まではかかることを覚悟した方が良いということですね。

デミグラスソースは、西洋料理の基本的なソースのひとつ!

ドミグラスソース(仏: (sauce) demi-glace)は、西洋料理の基本的なソースのひとつで、黒に近い褐色をしている。ブラウンソース(ソース・エスパニョール、ソース・ブリュンヌとも)を煮詰めて風味付けしたものである[1]。デミグラスソース、ドゥミグラスソース、ドビソースとも言う。古典的なフランス料理でよく用いられていた。日本における洋食でも広く用いられている。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%9F%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9

ルーに肉と野菜を煮込んだ出汁を入れ、アクを取りつつ煮詰めてゆく!

小麦粉をバターで色付くまで炒めて一度冷ましたもの(ルー)に、牛(特に子牛)の肉や骨と野菜(ミルポワと呼ばれる玉葱・人参・セロリの組み合わせを使うのが一般的)を煮込んでつくった出汁(フォン・ド・ヴォー)を入れ、アクをとりながら、半量程度になるまで煮詰め、更にマデラワインなどで風味をつける。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%9F%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9

「ブラウンソース」は、出汁を加える前のデミグラスソースの姿!

ブラウンソース[エスパニョールソース]

小麦粉をバターで炒めたルーに、牛,鶏の肉や骨に玉葱,人参,セロリ等の野菜を加え作る出し汁(ブイヨン・洋風だし)を加え、煮込んで漉した茶色のソース(西洋料理の基本的なソースの一つ)で、ハヤシライス等の煮込み料理やオムライス等のソースにも使われます。

ミルポア:玉葱・人参・セロリ等(香味野菜等)を煮込んだ物です。

ブラウンソース:ルーにブイヨン

デミグラスソース:ブラウンソース(ルーにブイヨン)にフォンドボー等

出典:http://difference.shining-eternally.com/a11.htm

何と1週間かかる!東京の名店「たいめいけん」の本格デミグラスソース

東京・日本橋の洋食店「たいめいけん」の3代目シェフが紹介するレシピ集です。
デミグラスソースのレシピは、最下部に詳しく書かれています。

1日目
《デミグラスソースの仕込み》
⒈サラダオイルを入れ熱し、小麦粉を入れる。木べらでよくかき混ぜながら弱火で濃い茶色になるまで炒める。
⒉フライパンでAの野菜をいため、Bの香辛料も加えさらに炒める。
⒊深鍋に水とトマトピューレを入れ煮立ったら、2を入れる。
⒋1のブラウンルーを加え、木べらでよくかき混ぜ、全体をなじませる。
⒌4が煮立ったらアクをすくい、火を弱め更に煮込んでいく。

《ビーフシチューの煮込み》
⒈牛肉は塊のままたこ糸で巻く。
⒉1全体に塩、こしょうをまぶしながら擦り込む。
⒊2の牛肉をフライパンで全体に焼き色をつける。
⒋上記「デミグラスソースの仕込み 4」の鍋に焼いた牛肉を入れ、蓋をしオーヴンで3~4時間蒸し煮する。
⒌竹串を刺してスーッと通るようやわらかくなったら肉を取り出し、水で軽く洗って予熱が取れたら冷蔵庫で1日以上冷やす。

《デミグラスソースの仕込み》
⒍肉を取り出した鍋にはたくさんの脂が浮いているので、火にかけながら丁寧に取り除く。
⒎こし器で6をこす。

出典:http://eee.tokyo-gas.co.jp/saitekichubo/recipe/grandchef/chef22/

2~6日目(毎日)

《デミグラスソースの仕込み》
⒏1日目同様、Aの野菜(1日目と同分量)を炒め鍋に加えて火にかける。
※たいめいけんでは“くず野菜”(セロリの葉、にんじんの皮、たまねぎのヘタ)、牛筋肉、牛ヒレ、牛ロースを掃除した後の筋肉なども加えている。
⒐一日中弱火で煮込み、最後に裏ごしする。→6日目には仕上げで細かいこし器で本ごしする。
《ビーフシチューの煮込み》
⒍1日目の焼いた牛肉(冷蔵庫に冷やしてある)を1日目同様オーヴンで蒸し煮する。

出典:http://eee.tokyo-gas.co.jp/saitekichubo/recipe/grandchef/chef22/

7日目

《デミグラスソースの仕上げ》
⒑手鍋にCの材料を入れて中火で約10分、トマトピューレの酸味を飛ばす。
⒒上記「デミグラスソースの仕込み 9」の鍋を火にかけ、10を加え、さらに煮詰める。
⒓11は使う分だけ手鍋などに取り、別鍋でDの赤ワインとマディラ酒を煮てアルコール分を飛ばし、軽く煮詰めてから11の鍋に加え、好みでトマトケチャップを加え、味を整えて出来上がり。

《ビーフシチューの仕上げ》
⒎上記「デミグラスソースの仕上げ 12」の完成したデミグラスソース6カップを手鍋に入れ火にかけ、3センチ位の厚さに切り分けた牛肉を鍋に入れる。
⒏中火で5〜10分煮て十分軟らかくなったら、器に盛り付けて好みで付け合わせを添える。

出典:http://eee.tokyo-gas.co.jp/saitekichubo/recipe/grandchef/chef22/

1週間は無理!というあなたに……本格派だけど比較的手軽なレシピは?

こちらもフォンド・ヴォ―(肉と野菜を煮込んで作った出汁)から自家製する、デミグラスソースのレシピです。
最低3日ということで、上記のレシピよりも比較的手軽かもしれません。

実際のデミグラスソース作りの様子が、画像付きで詳しく紹介されています。
こちらは一晩で完成しているようですので、そんなに時間はかけられない!という方はぜひご参考ください。

その日の夕飯に間に合う!簡単なデミグラスソースレシピをチェック

とはいえ、1週間だろうが一晩だろうが、その日のうちに食べられないんじゃ無理!という方も多いですよね。
そんなあなたにおすすめなのは、玉ねぎにケチャップとソース、コンソメなどを加え、その日のうちにパパッと作れるお手軽レシピ。
最初にご紹介しているレシピでは赤ワインが入っているようですが、ソースやケチャップで既にコクが出ているため、用意できない場合は無理をしなくても良いでしょう。

玉ねぎや小麦粉を炒めるだけで面倒臭い……という方は、ハンバーグやステーキなどの肉料理を作る時、その肉汁にケチャップとソース、赤ワインを加えてササッと作れるレシピをぜひご活用ください。
煮込んだり材料を炒めたりする必要がないのに、簡単美味しいデミグラス風ソースの出来上がりです。

ササッと作ればモッテモテ!?ケチャップとソースでできる!美味しいデミグラスソースレシピ

これができればモテモテ!?な、簡単なのに本格的な味わいのデミグラスソースレシピです。
クックパッドにもほぼ同じ内容のレシピがあるようですが、こちらはとんかつ・ウスターソースがなかったため、ブルドッグの中濃ソースで代用されているとのこと。

ちなみに料理ができる男子はモテます。デミグラスソースは色々応用が利くので超便利です。ゆえにこれが作れればモテモテです。
しかも簡単な上に作り置きもできるから、一気に作って常備しておけばいざって時役立ちます。さあ男子諸君、このレシピを読んでモテようじゃないか!!

出典:http://30cm.xyz/post-312/

材料(2人分)
タマネギ 1/2個
ケチャップ 大さじ6
ブルドック 中濃ソース 大さじ4
牛乳 大さじ2
赤ワイン 大さじ2 ※
醤油 大さじ1
砂糖 大さじ1
バター 適量(大さじ1/2くらい)
コンソメ 小さじ1/2
小麦粉 小さじ1/2
水 100cc ※

※応用レシピ・ビーフシチューを作る場合、赤ワイン・水は調整してください。

出典:http://30cm.xyz/post-312/

赤ワインがない!という場合は、ブイヨンとお湯、ケチャップだけでもOK!

ハンバーグにかけるソースについて、様々な選択肢が提案されています。
デミグラスソースの簡単レシピも載っていますので、ぜひご参考ください。

1.たまねぎ1個をスライスして、バターでいためる
2.そこに小麦粉大さじ4杯ほど入れ、弱火でいためる
3.ブイヨンとお湯を入れ、30分ほど煮込む
4.最後に、トマトケチャップを入れて味を調節する

出典:http://www.hamburg-chosatai.com/hamburg/3hamburg-hikaku/

ハンバーグを焼いた肉汁で作れる!即席デミグラス風ソースも

ハンバーグを焼いた後の肉汁に、ケチャップとソース、赤ワインを加えただけの絶品デミグラス風ソースが紹介されています。
煮込んだり手間をかけて炒めたりする必要がないので、ハンバーグを食べる時にはおすすめです。

幅広く活用できる!デミグラスソースを使ったお料理レシピをご紹介

最後に、デミグラスソースが更に美味しくなる!お料理レシピをいくつかご紹介致します。

自家製デミグラスソースを作った時や、料理のついでにデミグラスソースを作ろうと考えている場合は、ぜひご参考ください。

市販のデミグラスソースにひと手間でもOK!「ハンバーグ」

キリンビールの「レシピノート」内に掲載されているメニューです。

最初にご紹介するのは、やはり大定番!のハンバーグ。
こちらでご紹介しているレシピは、市販のデミグラスソースの缶詰に赤ワインやソース、ケチャップなどを加えて更に美味しくアレンジしたものですが、自家製ソースなら更にお店の味に近付けそうですね。
前項でご紹介した超お手軽!のデミグラス風ソースをついでに作ることもでき、非常に便利です。

ステーキももっと美味しく!男性には特に嬉しい「デミグラステ―キ丼」

「デミグラステーキ丼」の詳しいレシピが紹介されています。

デミグラスソースを使ったアレンジメニューは、ボリューミーな「デミグラステーキ丼」。
牛肉とマッシュルームを使い、手軽ながら濃厚に仕上げたデミグラスソースと、肉厚なステーキ肉、そしてご飯の組み合わせがたまらないひと品です。
食欲旺盛な男性には、特に嬉しいメニューなのではないでしょうか。

万能感溢れる!自家製デミグラスソースで、モテモテの「料理男子」になれるかも?

いかがでしょうか?デミグラスソースは思いきり手が込んだレシピもあるものの、その日のうちに用意できる簡単レシピも豊富なのですね。
肉料理にご飯もの、パスタなど、活用方法も様々ですから、一度作り置きしておくと非常に便利です。

「自家製デミグラスソース」を習得すれば、女性にモテモテ!の料理男子として周囲に認められちゃうかも?
ぜひ一度、自宅で作ってみてくださいね。