美侍

「気象予報士」の資格って俺でも取れるかな?仕事内容も詳しく知りたい!

毎日ニュースのお天気コーナーで目にする「気象予報士」の方々。しかし、アナウンサーとは違いますし、一体どんな仕事なのだろう?と気になってしまいますよね。今回は「気象予報士の仕事について知りたい!」「俺でも資格が取れるかな?」と気になるあなたのために、気象予報士の職務内容や資格の取り方、難易度などについてまとめてみました!これを読めば、今からでも気象予報士を目指せちゃうかも?ぜひご参考ください。

天気をお知らせするだけ?気象予報士の仕事内容に迫る!

気象予報士の仕事は、ニュースに出て天気予報をお知らせする?と思ってしまいがちですが、実は「データを基に天候を予測する」というのが主な業務です。
ちなみに、ニュースに出ているのは放送局に勤めている気象予報士の方々で、公務員として気象庁に勤めている方、会社員として企業に勤め、漁師や農業、イベント会社など、天気予報を重要とする人々をクライアントとして仕事をする方もいます。

ただ、放送局ではテレビ用の原稿を作るといった裏方作業もありますし、企業に勤めた場合もクライアントによって求められる気象情報は変わってくるので(イベント会社や航空会社は短期、局地的かつ地理を考慮した情報が必要、商品を販売する企業は中、長期的な情報が必要など)いずれにしろ臨機応変な対応力が必要だと言えるでしょう。
平均月収は20万円~30万円、年収にすると500万円弱から600万円程度が相場だと言われています。

気象予報士は、「データを基に天候を予測する」仕事!

気象予報士とは?

 気象予報士制度は、気象業務法の改正によって平成6年度に導入された制度です。
 この制度は、防災情報と密接な関係を持つ気象情報が、不適切に流されることにより、社会に混乱を引き起こすことのないよう、気象庁から提供される数値予報資料等高度な予測データを、適切に利用できる技術者を確保することを目的として、創設されたものです。

出典:http://www.jma.go.jp/jma/kishou/minkan/yohoushi.html

勤務先は「気象庁」「気象会社」「放送業界」など、多岐に渡る!

気象庁に勤める
いうまでもなく国家機関であり、そこに勤めるということは公務員になるということです。公務員になるには公務員試験に合格しなければなりません。公務員試験には年齢による受験資格があるため、就職したい場合はだいたい20代半ばぐらいまでに挑戦しなければどんなに頑張っても不可能になってしまいます。

気象会社に勤める
気象予報を行う許可を気象庁から受け、さまざまな業種の会社に気象情報を提供しています。農業・漁業から建設業、小売業など、気象会社の取引業種は多岐にわたっており、気象予報士として顧客のニーズに合った気象サービスを提供します。

放送業界に勤める
もちろんテレビやラジオなどの放送局を指します。ただ、放送業界に就職イコールお天気キャスターとは限りません。気象データを解析・分析し、予報を作成したり、それを分かりやすく伝える原稿を作成するなど、裏方としての業務を行うことも多いのです(気象会社から予報の提供を受けるケースもあります)。

出典:http://www.sikaku-shutoku.biz/entry84.html

主な業務内容は「データ収集」!ただし、勤務先やクライアントによって求められる情報は様々

気象予報士の仕事内容は気象庁から提供される数値予報結果、気象衛星、気象レーダー、アメダスなどの観測データを総合的に判断をする予測業務が主な仕事内容となります。

気象予報士は、まずデータを収集するところから始まります。
基本的には、気象衛星や地上レーダーなどの観測機器から得られたデータを気象庁から受け取り、そのデータをコンピューターで解析し、それに自分の知識や経験で分析を加え、予報を出すことになります。

出典:http://www.sikaku-shutoku.biz/entry84.html

予報を出す相手などによって、そのやり方は違ってきます。気象会社であれば、クライアントの求める予報を出すための作業になります。イベント会社や一部の運送業などでは、短期的・局地的な予報が求められます。

航空機の離着陸や、イベント・アトラクションの開催などに気象情報は欠かせませんが、この場合、その地域の地理的な特性などを考慮する必要があります。
その他の企業などからは、中・長期の予報が求められることが多いようです。降水量や気温によって商品の売れ行きは変わるため、品揃えから生産量の計画に至るまで、気象情報は意思決定の重要な要素となります。

出典:http://www.sikaku-shutoku.biz/entry84.html

平均月収は20万円~30万円程度!年収にして500万弱から600万

気象会社に就職した場合、大体月に20万程度です。平均年収にすると480万円~600万円という数字が出ています。 気象ビジネスは現在急成長中、というわけではないので、特別高収入な業種にはなっていません。気象庁に就職した場合でも、要は公務員になったということなので、普通は民間企業と同じくらいの水準です。しかし実際には平均よりも少ない方は実在していて、会社員というよりは個人事業に近い印象があります。あくまで自分次第といったところでしょうか。

出典:http://www.sikaku-shutoku.biz/entry84.html

どうすれば気象予報士になれる?必要資格と取り方をチェック!

気象予報士になりたい!と思った場合、就職するためには「国家資格」が必要となります。
気象予報士試験に合格した人でなければ、気象予測をする業務に就くことができないと法律で決まっているからです。
試験費用は初めてなら1万1,400円とちょっと高めですが、国家資格としては相場と言えるかもしれません。

試験には学科試験と実技試験の2種類があり、学科は15問中11問正答、実技は70%正答が合格ラインとなります。
「気象予報士試験の実技って何をするの?」と思うでしょうが、これは記述式の問題で、実際に気象予測を行ったり、指定された問題について回答を書き込んだりする形になります。
試験に合格したら、送られてきた必要書類を郵送して「気象庁長官」に気象予報士としての登録を申請し、登録通知書が届けば資格取得が認められるとのこと。

気象予報士には「国家資格」が必要!

気象予報士(きしょうよほうし)は、日本の国家資格の一つで、気象業務法第3章の2に基づき、指定試験機関(気象業務法第24条の5、財団法人気象業務支援センター)が実施する知識及び技能についての試験(以下、気象予報士試験という)に合格した者(同法第24条の4)であって、気象庁長官による登録(同法第24条の20)を受けた者をいう。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E8%B1%A1%E4%BA%88%E5%A0%B1%E5%A3%AB

具体的には,気象予報士として,以下を認定することを目的とします。

⒈今後の技術革新に対処しうるように必要な気象学の基礎的知識
⒉各種データを適切に処理し,科学的な予測を行う知識および能力
⒊予測情報を提供するに不可欠な防災上の配慮を適確に行うための知識および能力

出典:http://www.jmbsc.or.jp/hp/cwfe/p0010.php

試験の費用は「11,400円」!

受験料
免除科目なしの方・・・・11,400円
学科一科目が免除の方・・・・10,400円
学科二科目が免除の方・・・・9,400円

出典:http://www.jmbsc.or.jp/hp/cwfe/p0010.php

試験には学科試験と、記述式の実技試験の2種類がある!

気象予報士資格試験(平成24年度第1回の試験案内書による)

学科試験

⒈予報業務に関する一般知識 : イ.大気の構造 ロ.大気の熱力学 ハ.降水過程 ニ.大気における放射 ホ.大気の力学 ヘ.気象現象 ト.気候の変動 チ.気象業務法その他の気象業務に関する法規

⒉予報業務に関する専門知識 : イ.観測の成果の利用 ロ.数値予報 ハ.短期予報・中期予報 ニ.長期予報 ホ.局地予報 ヘ.短時間予報 ト.気象災害 チ.予想の精度の評価 リ.気象の予想の応用

実技試験の科目

⒈気象概況及びその変動の把握

⒉局地的な気象の予報

⒊台風等緊急時における対応

出典:http://news.mynavi.jp/articles/2012/06/07/climate/

学科は15問中11問正解、実技は70%以上正解が合格基準!

――合格基準はどうなっていますでしょうか?

合格基準は、学科は15問中正答が11問、実技は正答率70%としていますが、平均点により調整される場合があります。たとえば、第37回の試験では、学科試験は、予報業務に関する一般知識が15問中11問以上、専門知識は15問中10問以上が正解であること、実技試験では総得点が満点の66%以上でした。

出典:http://news.mynavi.jp/articles/2012/06/07/climate/

資格試験に合格したら、気象庁長官に予報士として「登録」を申請して完了!

気象予報士になるには気象庁長官の登録を受ける必要があります。
合格通知を受け取ったのが10/7(金)で、
翌日の10/8(土)には登録のための申請書類が到着。
早速、申請書類として必要な以下の4点を封筒に入れて
10/12(水)に簡易書留で気象庁へ郵送しました。

①「気象予報士登録申請書」を記入して3600円の収入印紙を貼ったもの
②「誓約書」に日付と名前を書いたもの(刑罰等を受けていない申告)
③「気象予報士試験合格通知書」のコピー(10/7に届いたハガキ)
④「登録通知書」を返信するためのA4サイズ封筒(切手不要)

登録には2週間程度かかると書いてありましたが、
「登録通知書」は昨日(10/22)到着しました。

出典:http://blog.goo.ne.jp/hikouki_gumo/e/ccef98d442b6c1eef3809edb260e46f0

気象予報士の受験に条件はある?合格難易度も知っておこう!

気象予報士の試験を受けるには、それなりの学歴が必要なんだろうな……と思う方も多いでしょう。
しかし、実際には試験の受験資格は決まっていません。
つまり、何歳でもどのような学歴でも、気象予報士の試験を受けることが可能なのです。
しかも、1年以内の再受験なら科目が免除されることもあります。
ただし、公務員として気象庁等に就職したい場合は、別途そちらの受験資格を確認しておきましょう。

チャンスは1月下旬ごろと8月下旬ごろ、年に2回ありますので、逃さないように気を付けてくださいね。
しかし!合格率は4%~7%と大変な難関資格ですから、バッチリ勉強しておかないと悲惨な結果になることも……。
独学では難しい、という話もあるため、本気で目指している方は予備校や専門学校を探すことをおすすめ致します。

何と、受験資格は「ナシ」!何歳でもどんな学歴でも受けられる

受験資格

受験資格の制限はありません。

出典:http://www.jmbsc.or.jp/hp/cwfe/p0010.php

1年以内の再受験なら、科目が免除されることも!

学科試験の全部または一部に合格された方については,申請により,合格発表日から一年以内に行われる試験において,合格した科目の試験が免除となります。

また,気象業務に関する業務経歴または資格を有する方については,申請により,学科試験の全部または一部が免除となります(詳細は受験資料参照)。

出典:http://www.jmbsc.or.jp/hp/cwfe/p0010.php

チャンスは年に2回!願書受付期間と受験地をしっかり確認しておこう

気象予報士試験は1月と8月の年2回実施されます。受験資格に制限はありませんので、どなたでも受験できます。試験地は、北海道・宮城県・東京都・大阪府・福岡県・沖縄県の6都道府県です。

試験日発表
毎年4月上旬に気象業務支援センターのホームページ等に発表

8月試験
受験出願:6月中旬~ 7月上旬
試験実施:8月の最終日曜日
合格発表:10月上旬

1月試験
受験出願:11月上旬~ 11月下旬
試験実施:1月の最終日曜日
合格発表:3月上旬

出典:http://haa.athuman.com/kouza/weather/guide/

ただし、合格率は4%~6%と超難関!

気象予報士になる1つ目のステップが、気象予報士試験に合格することです。初回の試験は1994年8月28日に行われました。2777人受験して合格者は500人、合格率は18%でした。近年は毎年1月と8月の第4日曜日に試験が行われ、過去38回で、のべ15万2595人が受験し8843人が合格。トータルの合格率は5.8%。直近3回の合格率は4%台と狭き門になっています。昨年の夏の試験では、170人が合格し、女性合格者は24人。気象予報士全体の中でも女性の割合は1割強と少なめです(2012年6月時点)。

出典:http://style.nikkei.com/article/DGXNASFK22015_S3A120C1000000?channel=DF130120166128&style=1

独学では厳しいので、予備校に通った方がいいとの話も……

気象予報士の試験は独学では合格が不可能とは言えないまでも、非常に独学で合格することが難しい試験であると言えます。繰り返しになりますが、独学において気象予報士の市場に流通しているテキストと予備校で用いるテキストにクオリティの差が大きいことは残念ながら独学の方にとって非常に大きなデメリットになります。仮に、気象予報士を独学で合格しようと思うのであれば、それなりの覚悟と時間が必要になると言っても良いと思われます。

出典:https://www.shikaku-square.com/yohoshi/contents11

目指す&憧れる人も多い!重要な意味を持つ「気象予報士」の仕事

天気予報は人々にとって、場合によっては国にとって重要な事柄にもなり得るもの。
そういう意味でも、気象予報士は誰もが必要としている職業ですから、憧れている人もたくさんいるよう。

本格的に勉強を始めている人からは、その難しさに苦しむ声も上がっていますが、ぜひ頑張って試験に合格して欲しいですね。

諦めるのは早い!今から勉強を始めれば、気象予報士になれるかも?

いかがでしょうか?気象予報士は天気を予測する、という意味では同じですが、実は様々な場所で多岐に渡る仕事をしているのですね。
試験は非常に難関ですが、仕事内容を見るとその意味も分かる気がします。

しかし、前述した通り年齢や学歴に制限はありませんから、本気なら今からでも目指すことができる資格でもあります。
もっと早く憧れていれば……と諦めてしまわず、ぜひ勉強を始めてみてくださいね。