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重厚感のあるウッドブラインドで部屋をクラスアップ!選び方やメリット・デメリット

木製のウッドブラインドにはなんともいえない温かみがあり、窓にかけるとどっしりとした重厚感が出ます。「ちょっと部屋をイメチェンしてみたいな」とお考えの方へ、ウッドブラインドの特徴や選び方、メリット・デメリットについて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

ウッドブラインドとは?

「ウッドブラインド」は、その名の通り木材でできたブラインド。
洋室はもちろん、和室にもしっくりなじむので「一人暮らしをしているアパートの部屋が畳敷き」という場合でも問題なく使えます。

窓にかけるだけなのでそれほど面倒な手間も必要なく、手軽に模様替えが楽しめるのが嬉しいところ。
具体的には、次のようなメリット・デメリットがあります。

ウッドブラインドのメリット

部屋全体が落ち着いた雰囲気になる

ウッドブラインドの自然な色合いが、部屋全体の雰囲気を和ませて心地よい空間にしてくれます。
仕事で疲れた時、落ち込むようなことがあった時、家に帰ればほっとできる。
そんな安心感が手に入るメリットは大きいです。

高級感がある

アルミのブラインドに比べて高級感があり、いつもの部屋がぐっと大人っぽくなります。
まだあまり給料の高くない20~30代はインテリアに凝るといっても限界があるので、一点豪華主義でウッドブラインドを導入するのも一つの方法です。

スラット(羽根)の向きで光が入る量を調整できる

太陽の位置や部屋に差し込む光の量は1日のうちで何度も変化しますが、ウッドブラインドはスラットの向きを調整することで、これを絶妙にコントロールすることができます。
カーテンだとこのような細かい調整はとても無理なので、部屋にいる時間が長い人には特にオススメです。

お手入れが簡単

ウッドブラインドは布製品のように洗濯がいらないので、ささっとほこりを取るだけでお手入れが完了します。
ただし、水分によって反りやねじれが起きる心配があるので水拭きは厳禁。
乾いた布で軽く拭き取るようにしましょう。
手に軍手をはめて横に滑らせれば、一気に何枚ものスラットが掃除できて便利ですよ。

ウッドブラインドのデメリット

開閉が重い

ウッドブラインドは重量があるので、開閉をするのに力が必要です。
男性ならそれほど大変ではないかもしれませんが、1日のうちで頻繁に開閉するのはさすがに億劫。

取り付ける場所についてはよく考え、ウッドブラインドはあまり開閉の必要がないところに設置すると良いでしょう。

遮光性に欠ける

ウッドブラインドはカーテンのように完全に閉まるわけではないので、どうしてもわずかな隙間ができてしまいます。
寝る時に外の明かりが気になる場合は、ウッドブラインドの中でもこの点に配慮した商品を選ぶようにしましょう。

たとえば「ノーホール ウッドブラインド」という種類のものは、スラットに穴を開けずに加工されているので遮光性に優れています。

外の冷気が流れ込む

ウッドブラインド独特の隙間は、光だけじゃなく外の冷気まで通してしまいます。
底冷えのする冬にこれだけで過ごすのはちょっと寒いので、厚手のカーテンを併用するなどの工夫をしましょう。

ウッドブラインドの上手な選び方

色の種類

「木製」といっても定番の「ナチュラル」や「ダークブラウン」だけでなく、様々な種類の色があります。

無難にまとめたいなら定番の色を選べば間違いないですが、雰囲気を明るくしたい場合は「ナチュラル」、重厚感を出したいなら「ダークブラウン」がオススメです。

「もっと個性を出したい」という場合は、部屋に置かれた小物やカーペットの色に合わせると浮きにくくなります。

色のバリエーションの一例

素材と価格

ウッドブラインドには、主に「無垢材」と「集合材」が使われています。

無垢材は1種類の木からそのまま作られているもので、混ざりものがない分、より自然な雰囲気を楽しむことができます。
ただ、天然の素材そのままなので、製品によって強度にバラつきがあり、価格も集合材に比べて高めです。

集合材は数種類の木をつなぎ合わせて作るもの。
強度が強く、無垢材に比べて価格が安いのが特徴です。
やや統一感には欠けますが、加工の際にそのあたりはできるだけ配慮されているので、お部屋にかけて違和感を覚える心配はないでしょう。

無垢材のウッドブラインド

集合材のウッドブラインド

スラットの幅

ウッドブラインドのスラット幅には、25mm・35mm・50mmの3種類があります。

スラット幅は狭いほど繊細な印象で、どちらかというと小さな窓に合います。
スラット幅が広いものはどっしりとした重厚感があるので、大きめの窓にかけると迫力が出てかっこいいですよ!

サイズ選びに迷ったら、中間の35mmを選ぶと良いでしょう。

ラダーコードとラダーテープ

ウッドブラインドのスラットとスラットをつないでいる紐やテープのことを「ラダーコード」「ラダーテープ」と呼びます。

このように、細いコードでスラットをつなぐのが「ラダーコード」です。
細いので主張しすぎず、掃除も楽。
初めてウッドブラインドを使う人でも扱いやすいです。

ラダーテープは、このようにラダーコードに比べて幅が広くなっています。
かなり目立つので、色選びは慎重に行いましょう。

ラダーコードはコードを通すための穴が必要ですが、ラダーテープにはそれがないので、遮光にこだわるならこちらのほうが便利です。

取り付け方のポイント

サイズの測り方

サイズを測る時は、メジャーを用意して慎重に計測しましょう。
窓のタイプによって測り方が変わるので、詳しく説明されているサイトをご紹介します。

「掃き出し窓」と「腰窓」それぞれの採寸方法がイラストで分かりやすく説明されています。

ウッドブラインドを取り付ける位置で印象が変わる

ウッドブラインドを窓枠の内側へ収まるように付けるのか、それとも窓枠が隠れるように付けるのかで見た目の印象ががらりと変わります。

窓枠が隠れるとかなり圧迫感があるので、部屋がそれほど広くない場合は内側へ取り付けたほうが無難。
部屋が広い、もしくはウッドブラインドを目立たせたい場合は、窓枠を覆ってしまうと良いでしょう。

窓枠の内側に取り付けた場合

窓枠の外側に取り付けた場合

カーテンボックスへの取り付け方法

ウッドブラインドはカーテンボックスへも取り付けることができます。

カーテンレールが付いている場合は取り外し、ビスを使ってブラインドを取り付ければ良いのですが、あまり横幅が大きいと中に収まりきらないので、ブラインドのサイズはカーテンボックスより1~2㎝小さめのものを選びましょう。

取り付けイメージ

湿気の多い場所を避け、カビを防ぐ

ウッドブラインドは木材でできているので、湿気の多い場所に設置するとカビが生える可能性があります。
お風呂場に取り付けるのは避け、窓が結露した場合はこまめに水分を拭き取るようにしましょう。

ウッドブラインドの使用例

和室にウッドブラインドを取り付けた例。
隙間から見える外の緑が癒しを与えてくれます。

レースのカーテンと組み合わせた例。
ナチュラルカラーのウッドブラインドと白いレースのカーテンのおかげで、部屋がとても明るい印象になります。

床の色と合わせ、重厚感たっぷりにまとめた例。
部屋の灯りも暗めにして、リラックスする空間に仕上がっています。

赤色のウッドブラインドで垢抜けた印象の部屋。
家具や小物も原色のはっきりした色にすると、全体のバランスを取りやすくなります。

ウッドブラインドを上手に使い、心から落ち着ける部屋づくりを!

ウッドブラインドの選び方や、メリット・デメリットについていかがでしたか?
意外とカラーバリエーションが多いので、工夫とアイディア次第でいろいろな楽しみ方ができるところも魅力ですよね。

重量があったり、隙間風が入りやすかったりするなどのデメリットもありますが、設置場所に応じてタイプを変えたり、カーテンを併用したりして上手に付き合っていきましょう。