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手が届く?やっぱりムリ?超高級車メーカー「マセラティ」を徹底解説!
1000万円超えは当たり前!フェラーリと同格とも言われるイタリアの超高級車ブランド「マセラティ」。しかし、一体どのような歴史があって、どんな車種が出されているのでしょうか?今回は「マセラティって聞いたことがあるけど、車のブランドなの?」「憧れのマセラティ……手が届きそうな車種はある?」と悩むあなたのために、マセラティの歴史や特徴、代表的な車種など、気になるポイントをまとめてみました!ぜひご参考ください。
実はマセラティは、100年以上の歴史を誇る!
マセラティは、1914年にマセラティ家の4男「アルフィエーリ・マセラティ」と二人の弟「エットーレ」「エルネスト」の三兄弟によって創業されたイタリアの高級車ブランドです。
エンブレムは三つ又の鉾が目印の「トリデンテ」と呼ばれるもので、ネプチューン広場にある銅像からインスピレーションを得て、4人目の兄弟、マリオがデザインしたと言われています。
戦前は「レーシングカーを造る」ことを目的としたブランドでしたが、戦後はマセラティの株式を取得した実業家「アドルフ・オルシ」によって、乗用車の製造も始まりました。
1963年に発表された「クアトロポルテ」(現在でもモデルチェンジされながら販売されています)は、当時世界最速の車と呼ばれ、高性能かつスポーティーな高級セダンの先駆けとなったそう。
2015年には100周年記念として、イタリアでも日本でも盛大なイベントが行われました。
過去のマセラティの展示もあったそうですから、ぜひ拝見したかったですね。
マセラティは、100年の歴史を誇るイタリアの高級車メーカー!
マセラティ(マゼラーティ)(Maserati 発音例)は、1914年にイタリアのボローニャで設立されたスポーツカーメーカーである。
1993年以降はフィアット(現:フィアット・クライスラー・オートモービルズ)社の傘下となり、モデナを本拠とする会社組織「Maserati S.p.A.」が設立されている。フィアットのスポーツカー部門において、同じくフィアット傘下にある自動車メーカー・アルファロメオと統括され、高級車を製造・販売している。
戦前はレーシングカー専門だった!
戦前はレーシングカー専門のメーカーであったが、戦後は会社の株式を取得したアドルフ・オルシにより乗用車の製造・販売が始まる。しばらくはレーシングカーの開発も継続していたが、1957年の「3500GT」を皮切りに本格的な高級スポーツカー中心のメーカーへと転換。
乗用車に携わってからは、当時最速の「クアトロポルテ」を製造!
1963年には4ドアの「クアトロポルテ(伊語で4ドア)」を製造した。これは当時最速のセダンと呼ばれており、今日では当たり前となった「高性能でスポーティーな高級セダン」の走りと言えるだろう。
エンブレムは「トリデンテ」!ネプチューン広場の銅像がモチーフとの説が
1914年12月1日火曜日、マセラティ家の4男アルフィエーリ・マセラティとその二人の弟エットーレ、エルネストの三兄弟は、イタリアのボローニャにおいてマセラティ社を設立した。
エンブレムとして誇らしげに輝く“トリデンテ(三つ又の鉾)”のデザインは、もう一人の弟マリオの手によるもので、ボローニャのネプチューン広場にある銅像をモチーフにしたといわれており、その銅像は現在も存在している。
2015年は創業100周年記念!イタリアでも日本でもイベントが行われた
創業が1914年ということなので、今年で100周年を迎えたマセラティ。そのお祝いは世界各国で行われた。イタリアでは9月にボローニャからトリノまでのツアーを含めた壮大なイベントが開催され、200台を超える新旧マセラティと1,000人以上が来場した。
そして日本でも、7月に東京増上寺にて、ヒストリックマセラティの展示とともに、100周年記念スペシャルモデルのお披露目が行われた。また、その増上寺から京都の清水寺までリレーでつなぐ、“100周年記念リレー、マセラティ百年道中”が開催された。
大人の雰囲気で超カッコいい!マセラティの車の特徴って?
マセラティの特徴は、何といっても流麗かつ個性的なそのスタイリング。
上品で官能的な存在感は、他にはない魅力を車を愛する者たちに訴えかけてきます。
しかし、外見に反して荒々しいまでの動力性能を兼ね備えていることでも有名で、恐ろしいほどの馬力を誇るのだとか。
やはりそこはスーパーカー、ということなのですね。
マセラティは現行車種も魅力的ですが、中には「80年代が至高!」という方もいるほど、昔販売されていた車種も人気があります。
ただし、中古で購入しても何と維持費は1000万円以上!?と言われており、どちらにしても庶民には手が届かない存在と言えそうです。
しかし、手のかかる子ほど可愛いと申しますか、我が子を見るような気持ちで大切にできるのも、マセラティの良いところなのかもしれませんね。
流麗で個性的なスタイリング!上品ながら荒々しいまでの動力性能
いずれも流麗で独特なスタイリングが目を引く。車両本体価格は900万~2500万円という超高級車だ。いかにも上品に見えつつも、それとは似つかわしくない迫力のある排気音やスーパーカーとしての荒々しい動力性能を持つ。
販売されているのはいずれもFRとなり、セダン的な見た目ながら最低400馬力~のハイパワーなエンジンを積んでいるのが特徴的です。
また、重量比を48:52程度のやや後ろよりの配分にしており、サスペンションなどもスポーツ志向なため、高級感だけでなく本格的なスポーツ走行も楽しめる車となっています。(ギブリシリーズは除く)
昔の面影を残す車種も、独特の魅力がある!
僕の中でTheイタ車といえばマセラティです。もうそれしか浮かびません。本当に格好良かった。特に80年代のマセラティが一番恰好良いと思っています。リアルな体験をしているのでこの年代が一番魅かれるのでしょうね
中古で買っても維持費は1000万円超え!?庶民には縁遠い車……
初年度登録から10年オーバーのイタ車。
信頼性が向上したとは言え、故障が心配です。
修理費用として、常に100万円をプールしておく必要があります!
(; ゚∀゚).。oO(壊れやすいセミATトランスミッションが逝っちゃったら修理費用は100万円を軽く超えるよ・・・)
美しいクアトロポルテを「青空駐車」や「カーポート」に置くなど、もってのほか!
簡易式のガレージ建設費用がおよそ300万円。
美女はお肌の手入れも重要!
ボディーのコーティングや飛び石防止のフィルム施工費用がおよそ50万円。
それに追加して年間のオイル交換代金やガス代、保険料など最低限予想される費用を合計すると・・・
お値段は、およそ1,000万円。
官能的で圧倒的な魅力!手間はかかるけどそこもいい?
持ってないマセラティを語るときに絶対出てくるワード。
官能的、強烈なV8、最高の内装
マセラティ納車待ちで語るときに絶対出てくるワード。
向上した信頼性、特別感、至高のフィーリング
マセラティ買った人(主に中古)が語るときに絶対出てくるワード。
ベトベト補修、クラッチ交換、温かい日専用
一体どんなクルマがあるの?マセラティの代表的な車種をご紹介
続いては、マセラティに一体どんな車があるのか?を見ていきましょう。
今回は代表的とされている車種を3つご紹介致します。
多少なりとも値段も違うので、いつかは欲しい!と思っている方は、予算と照らし合わせてみてくださいね。
【1】超歴史あるマセラティの名車!「クアトロポルテ」
最初にご紹介するのは、前項でご紹介した通り1960年代から販売され続けている、歴史あるセダン「クアトロポルテ」。
ラグジュアリーかつ上品なスタイルと、相反したバツグンにスポーティーな加速力は、多くの人々を魅了し続けています。
マセラティが「特別な車」と称するに相応しい、紛うことなき代表的な車と言えるでしょう。
クアトロポルテは特別な車以外の何ものでもありません。そして、その伝統的なデザインこそが、クアトロポルテをクアトロポルテたらんとするあらゆるものの中心にあるのです。1963年以来、スポーティなパフォーマンスと、名声を誇るイタリアン ラグジュアリー サルーンのクラシックなスタイルを融合させる挑戦は、ピエトロ・フルア、ベルトーネ、ジョルジェット・ジウジアーロ、マルチェロ・ガンディーニ、ピニンファリーナといった、偉大なるデザイナーたちを常に魅了しつづけてきました。
クアトロポルテ の新車価格
1,175万円~1,893.3万円
【2】抜群のスポーティー感とスタイリッシュさ!「グラントゥーリズモ」
続いては、クアトロポルテの印象を残しつつも、更にスタイリッシュさ、スポーティーさを増しているクーペ「グラントゥーリズモ」。
4シーターなので実用性も高く、街乗りはもちろん遠方に出かける際にもゆったりと乗り心地の良い空間を提供してくれます。
とにかく走りにこだわりたい!という方に非常におすすめのモデルです。
マセラティ グラントゥーリズモは、他の4シーターとは異なり、比類のない気品とスポーティさを融合させて成功を収めているモデルです。エクステリアは、ダイナミックな緊張感と優れたスポーツ性能を表しており、曲線美を露わにするタイトなドレスを着ているかのように、フロントのオーバル グリルからリア エンドまで、車全体をしっかりと包み込んでいます。
グラントゥーリズモ の新車価格
1,624万円~2,377万円
【3】比較的手ごろだけど、高級感はそのまま!「ギブリ」
最後にご紹介するのは、比較的手ごろなのが嬉しいスポーツセダン「ギブリ」。
他のマセラティが1500万円前後するのが当たり前なのに比べ、こちらのギブリは最低800万円台からと、非常に良心的なシリーズです。
しかし、その名に反しない高級感も兼ね備えているため、元からのファンからの評価も上々。
マセラティに憧れてはいたけど、ちょっと厳しいかな……と思っている方は、ぜひご検討ください。
その気品漂う精悍なスタイル、圧倒的なパフォーマンス、スポーティなハンドリング、そして上質な快適さを高い次元で融合させたマセラティ ギブリ。刺激に満ちたドライブを、日々の愉しみへと生まれ変わらせました。ギブリは、マセラティが誇るカーデザインとエンジニアリングにおける豊富な経験の結晶。スリリングなパフォーマンス、視線を魅了するスタイル、そして最上のラグジュアリーさを融合させた、まさに類まれなる資質を持って誕生したのです。
これまで2WD(FR)の「ギブリS(967万円)」と、4WDの「ギブリS Q4(1039万円)」の2種類がラインアップされてきたが、新たな追加モデルはグレード名がそのまま「ギブリ」となり、3グレード展開となった。834万円のギブリは既存の2グレードよりも安価なモデルとなっている。
マセラティは、圧倒的な色気と力強さを兼ね備えたスーパーカー!
いかがでしょうか?マセラティは100年の歴史を持つ魅力的なスーパーカーブランドですが、本体も維持費もかなり高価なのですね。
しかし、最近では比較的手ごろな「ギブリ」も登場していますし、中古で購入してもこだわり過ぎなければ思ったほど維持費がかからない“可能性”もありますから、憧れている方はぜひご検討ください。