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超高級!だけど憧れる車メーカー「ブガッティ」を詳しく知ろう!

世界最速の市販車と呼ばれた「ブガッティ・ヴェイロン」で知られる超々々高級車メーカー「ブガッティ」。ヴェイロン発売の際には、宝くじに当たっても買えない車として話題になりましたよね。今回は「ブガッティってそんなにすごいメーカーなの?」と気になっているあなたのために、ブガッティの歴史やラインナップ、車種ごとの価格などについてまとめてみました!これを読めば、さくっとブガッティに詳しくなってしまうかも?ぜひご参考ください。

伝説的なスーパーカーを多数輩出!「ブガッティ」ってどんなブランド?

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%82%AC%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B3

ブガッティの創始者は、イタリアの技術者だった「エットーレ・ブガッティ」。
そう、ブガッティは創始者の名前を取ったものなのですね。
美しく高性能な自動車を造ることで、語り継がれるスポーツカーブランドとして名を挙げたブガッティですが、1939年、息子の「ジャン・ブガッティ」がレースカーのテスト中に事故死したのをきっかけに業績が悪化、エットーレの死後はいよいよ経営が厳しくなってしまい、自動車業界から一時撤退することになります。

しかし1987年、イタリア人実業家「ロマーノ・アルティオーリ」がブガッティの商標を手にしたことにより、自動車産業に復活するのです。
これは「110年目の復活」と呼ばれ、ブガッティの栄光再び……かと思いきや、財政破綻して再び倒産。
1998年、フォルクスワーゲンの傘下となりました。
それでも未だ輝きは色褪せず、「ヴェイロン」をはじめ、人々を魅了するようなスポーツカーが多数造られています。

元々はイタリアの技術者「エットーレ・ブガッティ」が創始者!

ブガッティの創始者、エットーレ・ブガッティは1881年、イタリア・ミラノの芸術家一族の家に生まれた。若くして多くの自動車のエンジンの設計に携わり、さらには1909年自動車会社を設立、自ら自動車の設計を始めるようになり、高級クラスの市販車とグランプリレースで活躍し、知名度をあげた。
その後イタリアから当時ドイツ領であった(現フランス領)アルザス地方のモルスハイムに移った。エットーレは多くのエンジンを設計し、レースではフランス・グランプリでの勝利に始まり、第1回、2回、3回モナコグランプリでの3年連続優勝、タルガ・フローリオでの優勝などの成績を残した。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%82%AC%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3#.E4.BC.9D.E8.AA.AC.E3.81.AE.E3.82.B9.E3.83.9D.E3.83.BC.E3.83.84.E3.82.AB.E3.83.BC.E3.83.A1.E3.83.BC.E3.82.AB.E3.83.BC

実業家ロマーノ・アルティオーリにより、自動車業界に「110年目の復活」!

ブガッティを復活させようという試みはその後も愛好家たちによって幾度となく行われてきたが、その名の持つ途方もない重さのために、実現せずにいた。
しかし、1988年にイタリア人実業家のロマーノ・アルティオーリによってより現実的な復活計画が持ち上がった。これまでのブガッティの本拠地のフランスのモールスハイムから、エットーレ・ブガッティの生誕地のイタリアのモデナに、“ブガッティ・アウトモビリSpA”を設立し、最先端で高性能なスポーツカー、ツーリングカーを造ろうというのだ。

出典:http://omkis.web.fc2.com/bugatti/pages/bugatti_modern.html

その計画は順調に進み、1989年により具体的な復活プランが発表され、遂に1991年、マルチェロ・ガンディーニの手による超前衛的なスタイルのボディを身にまとった“EB110”が発表された。“EB”とは、もちろんエットーレ・ブガッティのイニシャル。“110”は、彼の生誕110周年を記念したネーミングである。

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1940年代から80年代までは100年も経っていないのに、なぜ「110年目なの?」と思われるでしょうが、創始者であるエットーレ・ブガッティの生誕日から110年目に復活モデルが発売されたため、こう言われているのだそうです。

しかし、何と再び倒産……1998年、フォルクスワーゲンの傘下に!

アルティオーリは1993年にロータスをゼネラルモーターズから買収するなど過大な投資のために財政が破綻、1995年に倒産した。それに伴いEB110の生産も終了、総生産台数は154台であった。
その後ブガッティの技術者たちはパガーニ・アウトモビリを設立、1999年にパガーニ・ゾンダを発売している。

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その後ブガッティは、ドイツの巨大メーカーフォルクスワーゲン(Volkswagen)社によって再びよみがえった。本社はエットーレ・ブガッティ時代のフランスモールスハイムに戻され、かつて彼がゲストハウスとして使っていた城に起こされた。さらに、フォルクスワーゲングループ子会社Bugatti Automobiles S.A.Sを設立。工場もその城の本社近くに造られ、Veyron(ヴェイロン)とネーミングされたクルマが、2006年にデリバリーされた。

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買えそうな車はある?ブガッティの代表的な車種を見てみよう!

さて、ではここで過去から現在にかけての、ブガッティの名車たちを見ていきましょう。
まず、馬車のようにクラシックな「タイプ41 ロワイヤル」。
これは初代ブガッティによって造られた車ですが、何と1980年代のオークションでは12億円の値が付いたという、博物館級の存在です。
また、アルティオーリがブガッティを「復活」させた際に造られた「EB110GT」も有名で、未だに中古車市場に出回るほどの人気を博しています。

話題の車種といえば、世界最速・かつ最高級とも言われる「ブガッティ・ヴェイロン」。
何と日本円にして当時約1億6,250万円!というお値段ですが、世界中の富豪たちに愛され、現在では完売・絶版状態なのだとか。
2ドアのヴェイロンに対し、販売が予定されている実用性を高めた4ドアセダンの「16C・ガリビエ・コンセプト」も、優雅で何とも美しいですね。
最近では今年発売されると噂の「ブガッティ・シロン」も注目されており、ヴェイロンから更に力強く、洗練された車になるだろうと言われています。
ちなみにお値段は何とビックリ!の3億円弱……もはや庶民には想像もつかない存在ですね。

まるで馬車のようなクラシックさ!初代ブガッティの「タイプ41 ロワイヤル」

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古今東西高級車と呼ばれる車はこの世に山ほどあれど、世界最高値を誇る車は「ブガッティ ロワイヤル タイプ41 (Bugatti T41 Royale)」なのである。1980年代のオークションで12億の値が付いた、超高級車なのだ。フェラーリなど並み居る高級車の中でもトップに君臨する車だ。

ブガッティ ロワイヤル タイプ41 (Bugatti T41 Royale)は1927年から1933年に製造され、世界に6台しかない超貴重な高級車だ。当時の貴族や大富豪のために開発された車だったが、世界恐慌の影響もあり貴族や大富豪も易々と購入できる金額ではなくなり6台しか生産されなかったのだ。

出典:http://www.gigamen.com/bugatti-type41-royale.html

110年目の復活記念車!「EB110GT」

出典:http://www.ultimatecarpage.com/pic/80/Bugatti-EB-110-GT_11.html

そのスペックは、迫力あるスタイルのボディに相応しい、かつ、ブガッティの名にもふさわしいとてつもないものであった。3.5リッターV型12気筒550馬力のそのエンジンは、1気筒あたり5バルブという凝ったつくりでバルブだけでも60個!! さらにIHI製のターボチャージャーを片バンクに2個ずつ、計4基装着した“クアッド(4)・ターボ”!

出典:http://omkis.web.fc2.com/bugatti/pages/bugatti_modern.html

自動車至上最速・最強と呼ばれたスーパーカー!「ブガッティ・ヴェイロン」

出典:https://www.carnny.com/magazine/p662

世界最速のロードカーと言われるスーパースポーツカー、ブガッティ「ヴェイロン16.4グランスポーツ」。生産台数は世界で150台のみで、その価格は日本円で約1億6,250万円だ。生産台数が少ない上に、この値段。こんな車に一般道でお目にかかれるチャンスはめったにないだろう。

出典:http://jp.autoblog.com/2012/12/01/bugatti-veyron-16-4-grand-sport-review-video/

最高に優雅な4ドアセダン!「16C・ガリビエ・コンセプト」

出典:http://openers.jp/article/7589

16Cガリビエールコンセプトは、世界でもっともエクスクルーシブで、エレガント、そしてパワフルな最高級4ドアサルーンとして開発され、市販される可能性も高い1台であるとブガッティはアナウンス。

スペックの公表はされていないが、搭載されるパワーユニットは、8リッターのW16気筒エンジンに4つのスーパーチャージャーを装着したもので、最高出力1001ps、最大トルク127.5kgmを発揮。7速DSGとフルタイム4WDの組み合わせから生み出される動力性能は、0‐100km/h加速2.5秒、最高速度407km/hを記録する。

出典:http://openers.jp/article/7589

今年発売!更に馬力がバツグンになった「ブガッティ・シロン」

出典:http://www.autocar.jp/motorshow/2016/03/02/159514/

シロンのボディ・サイズはヴェイロンよりも82mm長く、40mmワイドで、53mm高いという。これにより車内のスペースも広がり、ヘッドルームは12mm拡大したそうだ。車両重量は155kgほど増加して1,995kgになった。

価格はさらに増加して、240万ユーロ(約2億9,400万円)と発表されている。ヴェイロン発売時と比べると、馬力は1.5倍だが価格は2倍近く(米国では2倍以上)高くなったということだ。生産はフランスのモールスハイムにある工場で今年の10月から開始され、500台で終了となる予定。すでに150台の注文を受けているそうだ。

出典:http://jp.autoblog.com/2016/03/01/bugatti-chiron-genva-official/

宝くじが当たっても買えない!?一躍話題となった「ブガッティ・ヴェイロン」とは

出典:http://seekdrive.net/?attachment_id=3591

ブガッティといえばやっぱりヴェイロン!ということで、先ほどご紹介した「ブガッティ・ヴェイロン」を、更に詳しくご紹介しましょう。
まず、ヴェイロンのスペックに関してですが、2005年から販売されているスーパーカーで、市販車の中では世界最速!という触れ込みの車です。
かなりの運転テクニックを必要とするとのことで、玄人向けと言えますが、車好きにはたまらない魅力があるのだとか。

しかし、日本ではその車の魅力はもちろん、また別の意味でも話題となりました。
ブガッティ・ヴェイロンは本体価格のみならず、その後の維持費を含め大切に乗って行けるか、ブガッティの品格に見合う人物か、というところがチェックされるのです。
つまり、宝くじが3億円当たったからといっても、代理店での審査に通らなければ購入できないのですね。
その審査に通れば、ファーストクラスのチケットでブガッティ本社へ招待されるそうです。

ただし、前述した通り現在は絶版なので、中古車(日本にはほぼ存在しません)を探すしかないよう。
それにしても、3台のみの限定モデルである「エットーレ・ブガッティ」(3億2000万円!)もすぐさま完売したということですから、非常に驚きですね……。

2005年から販売されていた、世界最速・最強の市販車!

ヴェイロン(Veyron 16.4 )は、ブガッティ・オトモビルが2005年から製造しているスーパーカーである。
1998年、フォルクスワーゲングループによって設立された新生ブガッティブランド初の市販車であり、2005年から発売され同グループのフラグシップともなっている[1]。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%82%AC%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B3

玄人向けながら、車好きの心を掴んで離さない魅力に溢れている!

ゴールドラッシュラリーの一区間ではあるがブガッティ、ヴェイロン16.4グランスポーツで参加することできた。このような幸運に恵まれたことに素直に感謝したい。車大好き人間の私にとっては夢にまで見たグランスポーツなのだ。1999年、東京モーターショーで同車のコンセプトカー「EB18/4 ヴェイロン」が発表されて以来、ずっと注目してきた。そんな筆者にとって、この経験は最高というつまらない言葉では言い表せない。扱いづらい車ではあるのだが、こんなに何年もの間、恋い焦がれる車はきっと今後も現れないだろう。

出典:http://jp.autoblog.com/2012/12/01/bugatti-veyron-16-4-grand-sport-review-video/

実際に試乗した方の話によれば、やはり誰もが振り向く美しさと力強い加速力、そして凄まじい魅力を兼ね備えながらも、反面扱いづらさもあるとのこと。
玄人向けというか、スーパーカーに慣れた人向けの車ということかもしれませんね。

お金があってもダメ!?購入にはかなり厳しい審査が……

1、代理店審査

まず日本の代理店であるニコルレーシング・ジャパンが顧客の情報(職業・購入目的)を事前に調べ確認します。問題はないと判断された場合、情報をブガッティ本社に送られ本社でも審査が行われる。
この時点で、もし(y_s)が宝くじが当たって買おうしても、審査に落ちちゃいます。ヴェイロンはタイヤだけでも約250万と言われていて、買った後にちゃんと維持管理出来るかまで審査されているそうです。

出典:http://seekdrive.net/?p=3590

2、予約金の支払い
これらの審査を通過した時点で、約5,000万の予約金を支払います。5,000万て予約金て (笑) 普通にかなり良い家が買えちゃう金額です。軽自動車なら50台位は買える金額の予約金。



3、ファーストクラスでお城にご招待!

ブガッティに予約金を支払うと、航空券(ファーストクラス)を伴った招待状が届き、フランス・モールスハイムのブガッティ本社へ招待されるます。
2億超えの車買ってもらうのですから、ファーストクラスのチケット代なんて普通の車メーカーが配ってたりする販促グッズ位の感覚なんでしょうね。この時の宿泊するホテルもブガッティ持ちなのか、自分で予約し支払うのかは調べてもわかりませんでした (笑) 知ってる方いたら教えてください。

出典:http://seekdrive.net/?p=3590

4、ヴェイロン 試乗&仕様決定

そこで車の内外装、他オプション等を決め、シートの形状、サイズ、位置などオーナーに合わせ、ブガッティの用意したテストコース(サーキットなど)で試乗をします。本社に行かずに日本で仕様を決めることも可能です。

5、ヴェイロン 納車
納車までの間に残りの金額を支払い最終的に納車となる。購入した顧客にはブガッティのオーナークラブへの入会資格があり、クラブではオーナー同士が400km/hオーバーを目指すレース等のイベントにも参加できちゃいます!

出典:http://seekdrive.net/?p=3590

現在は絶版のため、中古市場を探すしかない……

2015年2月、ヴェイロンの完売が発表され、絶版となった[3]。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%82%AC%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B3

3台限りの限定車「エットーレ・ブガッティ」も、超高額ながら即完売!

出典:http://gqjapan.jp/car/news/20140917/ettore-bugatti-legend-edition

2014年夏、米国西海岸で開催されたクラシックカーの祭典「モンタレー・カーウィーク」。その皮切りとなる「ザ・クェイル/ア・モータースポーツ・ギャザリング」というクラシックスポーツカーのイベントで、ブガッティが「エットーレ・ブガッティ」と呼ばれる限定仕様を発表した。

エットーレ・ブガッティは、同社のヴェイロン16.4グランスポーツ・ヴィテスという1200馬力のスーパースポーツカーをベースに開発された特別仕様。クラフツマンシップを活かした内外装が特徴で、価格は235万ユーロ(3億2000万円)。限定3台のみの販売となる。

出典:http://gqjapan.jp/car/news/20140917/ettore-bugatti-legend-edition

つい見ちゃう!つい調べちゃう!雲の上の車・ブガッティ

このように、ブガッティはいずれの車種も大富豪でなければ買えないのでは?と溜息が出るほど高価。
しかし、雲の上の車だからこそ気になってしまう!という心理もありますよね。

実際、日本にもオーナーがいるようで「初めて見た……」と感嘆する声や「日本にも買える人いるんだ……」と驚く声も。

新発売の「シロン」にも注目!車好きの憧れを募らせるブガッティ

いかがでしょうか?ブガッティは多少失速しながらもその都度立ち上がり、人々を魅了する車を造り続けているブランドなのですね。
その他に類を見ないデザインや高級感を眺めていると、高価ながら支持される理由が分かる気がします。

近々発売されると噂の「ブガッティ・シロン」も含め、今後もブガッティの最新情報を追いかけて行きたいですね。