美侍

温もりあふれる東北の米どころ!秋田県で一人暮らしを楽しむコツ

一人暮らしをする皆さんにとって、初めて訪れる土地では何もかもが新鮮に感じるはずです。秋田県を代表とした東北は自然豊かな土地柄であり、住んでいる人たちも人情味あふれています。そんな秋田県で楽しく一人暮らしをするためのコツを詳しく見ていきましょう。

秋田県はお祭りが盛ん

東北地方では、夏を中心に各都市でお祭りが開催されています。
日本におけるお祭りは、豊作を祈願した儀式を起源とするものが多く、農耕が盛んな東北ではその文化が現在も根付いているのです。
お祭りが盛んな東北でも、秋田県は夏だけでなく毎月のようにどこかでお祭りが開催されているのです。
お祭りを通して近所の人たちと交流を図ることも出来るので、秋田県で一人暮らしをする際にはぜひお祭りに積極的に参加しましょう。

「東北6県には、それぞれに異なる個性があります。せっかく東北の夏祭りを旅するのなら、6県すべてをめぐって、土地や祭りの個性の違いを楽しんでほしいですね。また、地元の人々とのふれあいを楽しめることも、夏祭りを旅する魅力です。普段はシャイで口べたな東北の人々ですが、夏祭りの時期ばかりはちょっと違いますから(笑)」

出典:http://r25.jp/off/00031432/

では、以下に秋田県で有名なお祭りを3つ紹介します。

刈和野の大綱引き

1つ目は、上の画像にある大仙市刈和野の大綱引きです。
稲作の発展と成功を願いながら、大きな綱を引き合うこちらのお祭りは、毎年2月に開催されています。
2つの街の人々が綱を引きあうダイナミックな光景をぜひご自分の目でお確かめください。

上町(二日町)、下町(五日町)と町を二分し、太さ2.2mの大きさの綱を引き合う伝統行事です。引き合いに使われる大綱は、長さが雄綱64m(42尋)雌綱約50m(33尋)重さ各々10トンにもなり国内最大級です。室町時代から500年以上の歴史をもっており、上町が勝つと米の値段が上がり、下町が勝つと豊作になると伝えられています。

出典:http://www.city.daisen.akita.jp/docs/2013110800314/

秋田市 竿燈祭り

続いてご紹介するのは、東北三大祭りにも指定されている秋田市の竿燈(かんとう)まつりです。
江戸時代のねぶりながしという慣習が起源とされており、昼と夜の2回に分けて竿燈を振るいます。
昼の部では竿燈を振るう美しさを競うコンテストが行われており、夜の部では光が灯された竿燈が街中で美しく輝きます。
秋田市でしか見られない幻想的なお祭りですから、一人暮らしの皆さんもぜひ振るってご参加ください。

竿燈まつりは、真夏の病魔や邪気を払う、ねぶり流し行事として宝暦年間にはその原型となるものが出来ていたという。

現在残っているもっとも古い文献は、寛政元年(1789)津村淙庵の紀行文「雪の降る道」で、陰暦の7月6日に行われたねぶりながしが紹介されている。このときにはすでに秋田独自の風俗として伝えられており、長い竿を十文字に構え、それに灯火を数多く付けて、太鼓を打ちながら町を練り歩き、その灯火は二丁、三丁にも及ぶ、といった竿燈の原型が記されている。

出典:http://www.kantou.gr.jp/about/index.htm

男鹿市 なまはげ紫灯まつり

最後にご紹介するのは、毎年2月に開催される男鹿市のなまはげ紫灯(せど)まつりです。
もともと男鹿市で行われていた紫灯を用いた神事となまはげ信仰が結びついたお祭りです。
なまはげのお面を付けた町の人々が舞う姿はまさに圧巻の一言に尽きます。
寒い時期であっても足を運ぶ価値のあるお祭りです。

真山神社境内の広場に焚かれる柴灯火の明りのもと、男鹿地方独特の祓い神楽を奉納する「湯の舞」と、古い伝統的な湯立て神事である「鎮釜祭」でまつりは始まり、ナマハゲに扮する若者が神職にお祓いを受けた面を授かりナマハゲへと化し山へ戻る「なまはげ入魂」が行われます。

出典:http://www.namahage-oga.akita.jp/sedo.html

秋田県の気候の特徴

日照時間が短い

一人暮らしをしている皆さんにとって、お天気は非常に重要ですよね。
通勤やレジャーへのお出かけの際には、必ずその日の天気をチェックすることになるでしょう。
秋田県の気候の特徴として挙げられるのは、日照時間が全国の中でも短いという点です。

回転式日照計により観測した値で、直射日光が地表を照射した時間の年間の合計をランキングしています。

最上位から、1位は埼玉県の2,366時間、 2位は群馬県の2,344時間、 3位は山梨県の2,335時間です。

最下位から、47位は秋田県の1,647時間、 46位は鳥取県の1,707時間、 45位は島根県の1,721時間です。

出典:http://grading.jpn.org/SRB02401.html

日照時間が少ないといっても天気の悪い日が多いわけではなく、曇りやすい気候にあるというだけです。
むしろ、梅雨の時期は他の地域に比べて晴れの時間が多いのです。
一人暮らしをしていると、つい洗濯物を溜めてしまいますよね。
晴れている日が少ないため、外干ししても洗濯物が乾きにくいのが秋田県です。
洗濯物が増えやすいお仕事をされている皆さんは、乾燥機付きの洗濯機を用意しておくことをおすすめします。

全国的に日照時間が落ち込んでしまう梅雨時期の6月ですが、秋田市は梅雨時期の晴天が多いため日照量は多いですね。

6月以外の日照量は全国平均を下回ってしまいます。
また、冬場は積雪の為に日照量は低いです。

出典:http://www.solar-make.com/sunlight-ranking-and-data/akita-hours-of-sunlite/1888/

内陸ほど雪が多い

東北地方で一人暮らしをしている皆さんにとって、悩みのタネとなるのが雪です。
秋田県は日本海側気候に属しており、奥羽山脈の影響で内陸に近いほど雪が多くなります。
反対に海に近い地域では雪の量は比較的少ないのです。

秋田県の西部は日本海に面し、東部の県境は南北に奥羽山脈が連なっています。このため秋田県の気候は典型的な日本海型気候となっています。
 冬期は北西の季節風が強く、降水日数が多くなっています。冬期の秋田市の強風の日数(日最大風速10m/s以上)は月に13日程度、曇天日数(雲量8.5以上)は月に24日程度です。降雪量は、一般には沿岸部で少なく内陸部に入るに従い多くなります。最深積雪の平年値は秋田市38cm、湯沢市89cmです。

出典:http://www.jma-net.go.jp/akita/4season/4season.htm

それでも、日本海から吹き付ける冬の風はとても冷たいので、10月に入る直前(つまり9月中)には冬支度を終えておきましょう。
例年11月以降に雪が降りだしますが、年によってはそれよりも早く積雪することもあります。
一人暮らしの冬準備の中でも手間がかかるタイヤ交換は、10月半ば頃に取り掛かっておくのがおすすめです。

著者は10月下旬に秋田に住み始めました。東京では薄いカーディガンで過ごしていましたので、その格好で秋田に行ったら寒くて、すぐに実家からコートを送ってもらった記憶があります。11月にはすでに厚手のコートとブーツを履いて過ごしました。

出典:http://travel.kihon.jp/japan/4843

秋田に来たらやっぱり温泉

秋田県は知る人ぞ知る温泉の名地であることをご存知でしょうか?
以下のリンクを見ていただいてもわかるように、秋田県は全国でも6番目に温泉地が多い都道府県となっています。
一人暮らしをしている皆さんも、たまにはお仕事の疲れを癒すために秋田県の名湯を満喫してみてはいかがでしょうか?

日本の温泉地の数を都道府県別に比較しているサイト。

泥湯温泉

秋田県でおすすめしたい温泉の1つが、泥湯温泉です。
国道310号線を進み、山道をドライブしていくと日本家屋が立ち並ぶひっそりとした温泉街に辿りつきます。
泥のように濁った温泉は、滑らかで肌触りがよく、お肌がスベスベになること間違いなしです。

温泉街の雰囲気がここまで好きな雰囲気の所はなかなかない。
泥湯温泉は明治の宿として歴史は古く、昔から伝わる天狗の言い伝えがある。天狗が乙女の為に入りやすいよう色を変えたという話。

地獄の泥がゴボゴボいっているところを見ていると何故泥湯と地名がついたか頷ける。

出典:http://www.hikyou.jp/detail.php?shid=30118

泥湯温泉は、明治維新以前から隠れた温泉街として地元の人を中心に愛されてきました。
温泉街にはいくつかの旅館が立ち並んでおり、それぞれ特徴的なお湯を楽しむことが出来ます。
天狗伝説ともかかわりがあるとされている泥湯温泉で、非日常的な気分を味わってみてください。

藩政治代から「安楽泉」と呼ばれ親しまれた歴史ある湯治場。奥羽山脈の懐深く高松川上流の川沿いに、肩を寄せ合うようにひっそりと4件の宿が立っている。素朴で侘びたたたずまいは、まさに秘湯中の秘湯という雰囲気。宿ごとに山の湯、川の湯、滝の湯と異なった源泉を使っている。お湯は、名前の由来にもなっている灰白色のドロリとした湯や透明でさらりとした湯。

出典:http://tabisuke.arukikata.co.jp/ds/r/202/r/20005/r/21903/5/DomesticSpot/16185/p/1/

乳頭温泉

続いてご紹介するのは、秋田の温泉でも比較的なメジャーな乳頭温泉です。
仙北市に位置するこちらの温泉は、乳白色のお湯が特徴です。
乳頭の由来はその温泉の色ではなく、温泉から見える山々の形だといわれています。
秋には紅葉が非常に美しく、観光客からも高い支持を受けている温泉です。
周辺には乳頭温泉以外の温泉宿も点在していまから、一日居ても飽きることがありません。
一人暮らしの皆さんも、小旅行をするのであればまずは秋田の温泉巡りをしてみましょう。

乳頭の由来を宿主の佐藤和志さん(61)に聞くと、意外な答えが返ってきた。「戦前かな。昔のお偉いさんたちが酒を酌み交わしながら、女性の乳房に似た形の山を乳頭山と名付けたとか。そのふもとの湯だから、乳頭温泉となったんです」

出典:http://www.asahi.com/travel/yunotabi/TKY200810300357.html

秋田県は日本酒消費量日本一

秋田県が日本を代表する米どころであることは、皆さんもご存知の通りです。
お米が美味しいということは、それを使ったお酒も当然ハイクオリティなものが揃っています。
その影響もあってか、秋田県は日本酒の消費量が日本一なのです。
一人暮らしの皆さんも、ご近所づきあいをしている中で日本酒を飲む機会が増えてくることでしょう。

真面目な説としては秋田県人には縄文人の遺伝子を受け継ぐものが多く、縄文人はお酒に強い遺伝子をもっているということなのです。当然、天候、地形などにめぐまれ水が美味しくお米が取れる、よってよいお酒を作ることができるなどなど、いろいろな要素が混ざって日本酒の消費量第一位に毎年輝くのでしょうね。

出典:http://www.akita-train.jp/data/

刈穂 選抜大吟醸

秋田県に来たならぜひ飲んでいいただきたい日本酒があります。
その代表が、刈穂というメーカーが製造している選抜大吟醸です。
大吟醸酒特有のスッキリとしたお米の味わいが口の中で広がります。
雑味が非常に少なく、お食事と一緒に飲むのにも最適です。
上司や先輩、友人とお酒を飲む機会があったら、ぜひこのお酒を一緒に楽しみましょう。

うん、さすが大吟醸。雑味のないきめ細かく滑らかな味だ。

純米酒が好きな僕としては、ちょっと物足りない感じも

したが、喉にはいると味が広がる。

端麗すぎず、心地よい甘みも良い。

素晴らしい酒だ。

出典:http://good-joho.com/archives/253/

まんさくの花 夏酒

秋田県で作られている日本酒の変わり種としては、「まんさくの花 かち割り原酒」をおすすめします。
日本酒といえば冷酒や熱燗など、温度を変えるにしても氷を入れないで飲むのが一般的です。
しかしこちらのお酒は、ロックで飲むことが前提の日本酒となっています。
氷を入れたグラスにこちらのお酒を注ぎ、少し待ってから飲んでみましょう。
通常の日本酒とはまた違った、深みのある味わいを感じられます。
氷が解け始めたときにも味や香りが失われないように工夫されており、暑い夏にゆっくりと日本酒を楽しみたいときには最適といえます。
自分で飲むだけではなく、贈り物としても喜ばれるお酒ですから、一人暮らしをしている皆さんも地元に帰るときの手土産にしてみてください。

しかも、立ってくる香り、口に含んだ時の味わい、喉に落とした後の何処にもアル添酒特有のイヤミがなく、最初から最後まで滑らか~でタップリとした味わいです。 
蔵の案内には、グラスの中で、氷が少しずつ溶けていっても味が薄くならないよう「旨辛口タイプ」に醸した とありましたが、確かにこのアルコールの高さと強い味わいは、アル添をしなければ出なかったものかもしれません。ん~~純米酒しか飲まない!というような方に一度は飲んでほしいな~と思いますけれど・・・。

出典:http://hitosake.exblog.jp/18063167/

秋田の人情と温かさに触れる一人暮らし

お祭りや温泉、お酒など、秋田県には人情を感じられる名物がたくさん存在します。
せっかく秋田県に来たのですから、そうした名物を思いっきり満喫しながら一人暮らしを楽しんでください。