美侍

知らないとヤバい!過去5人の歴代総理大臣とその特徴は?

「そういえば、前の総理大臣って誰だっけ?」こんな質問をされて、言葉に詰まった経験はありませんか?もしくは「あの総理のこんな政策が……」なんて分からないまま話されて、付いていけなくなったという方もいるかもしれません。さすがに歴代総理大臣を初代から覚える必要はありませんが、社会人になったら過去15年程度の社会情勢は知っておきたいもの。今回は5代前までの歴代総理大臣と、その人柄や政策についてご紹介しましょう!

現任:「一億総活躍社会」で話題!安倍晋三氏

現在の首相は、「アベノミクス」や「一億総活躍社会」で話題となっている安倍晋三氏です。
2006年から一度は「第90代総理大臣」となったものの、参院選での敗北と体調不良によって退き、また再び返り咲いた人物としても知られていますね。

お父様は元外務大臣、父方の祖父は衆議院議員、母方の祖父は元内閣総理大臣、大叔父も元内閣総理大臣で、正に「政治界のサラブレッド」といった印象を受けます。
神戸製鋼で3年間会社員を経験した後はお父様の秘書になり、後継者として修業をされたとか。
一般人からすれば想像もつかないような世界ですよね。

安倍内閣は「価値観外交」と「主張する外交」を掲げ、この基本路線で外交政策を実践しました。

出典:https://www.s-abe.or.jp/policy/foreign_policy

安倍内閣が掲げた「美しい国、日本」の姿は、品格ある国家、社会を創り、世界から信頼され、敬愛される国です。誰もが日本に生まれたことを喜び、誇りに思うことができる国創りを目指すためには、教育の再生が必要です。

出典:https://www.s-abe.or.jp/policy/education_policy

憲法を頂点とした行政システム、教育、経済、雇用、国と地方の関係、外交・安全保障などの基本的枠組みの多くが、21世紀の時代の大きな変化についていけなくなっていることは、もはや明らかです。

出典:https://www.s-abe.or.jp/policy/consutitution_policy

戦後レジームからの脱却を成し遂げるためには憲法改正が不可欠です。

出典:https://www.s-abe.or.jp/policy/consutitution_policy

基本政策は

⒈民主主義や基本的人権などの価値観を世界に広め、理想とビジョンを明確に証明する外交を行う
⒉『美しい国、日本』を作るために学生の基礎学力を向上させ、教育再生に努める
⒊戦後レジーム(戦後に出来上がった秩序)から脱却するため、憲法改正を行う

の3つのようです。
憲法改正に関しては賛否両論がありますが、外交や教育再生については実現すれば、確かに理想的な社会が出来上がりそうですね。

 安倍の人付き合いの良さは格別のものがあった。ただ、その性格はおとなしく真面目だった、というのが多くの友人に共通の見方のようだ。

出典:http://news.livedoor.com/article/detail/2464699/

「誠実で行動力のある人。人との和を大切にする奴ですね」(浜部氏)との言葉は、何人かのクラブ仲間にほぼ共通する。そして「変わっていないところは優しさ、思いやり、気遣いのあることかな。そういうところは細かい人ですよ」とは鈴木氏の言。

出典:http://news.livedoor.com/article/detail/2464699/

学生時代のご友人の話では、非常に人付き合いを大事にする優しい方だったそう。
首相として辣腕(らつわん)を振るうには強さも必要でしょうが、国民を想う優しさも重要ですよね。

1代前:親しみやすい出自と「朝立ち」が印象的!野田佳彦氏

先代首相は、自衛官の父を持ち、一般家庭に産まれながらも3歳の時には既に政治を意識していたという野田佳彦氏でした。
「駅前留学はNOVA、駅前演説はNODA」と自らキャッチコピーを作り、20年以上に渡って駅前で人々に政策をアピールし続けた姿が印象的で、部下からの評判も良かったそうです。

しかし、野田内閣は2011年9月から、2012年の12月という短い期間で解散を迎えてしまいます。
流れとしては、現安倍首相との討論において、議員定数削減に協力してくれるよう呼びかけ、それを確約するなら解散する、と約束したとなっていますが、明確な理由は分かっていません。
解散は全く予期されないものだったため、安倍氏はその場で大変に驚いたと言われています。

(1)社会保障の改革(2)持続可能な新しい成長(3)原発ゼロを目指したエネルギー革命の推進(4)平和国家として大局観に立った現実的な外交・防衛政策(5)議員定数削減と脱世襲の政治改革――の五つの重点政策を掲げた2012年衆院選マニフェスト(政権公約)を発表した。

出典:https://www.dpj.or.jp/article/101659

基本政策を見ると、全体的に保守的なようにも見えますが、特筆すべきは「原発ゼロ」と「議員定数削減、脱世襲制」でしょう。
前者は以前から取り上げられている問題ではありますが、後者に関しては政治家一族の出自ではない野田氏だからこそ掲げられた政策のように思えます。

野田総理の突然の衆院解散について、野田総理を評価する声があります。確かに多くの国民は早期の解散総選挙を望んでいましたので、選挙を恐れる民主党内の反対の声を押し切っての決断は好感を持たれたでしょう。

出典:http://d.hatena.ne.jp/Baatarism/20121123/1353681993

協力を巡って政党間で不協和音を生んでいた「第三極」の体制が整わないうちに解散して、少しでも負けを押さえようという思惑や、ダブル選挙で参院まで失うよりは、早期に政権を明け渡して野党として反転攻勢を狙い、参院選での巻き返しを狙うという考えも

出典:http://d.hatena.ne.jp/Baatarism/20121123/1353681993

野田さんはこの会議では一番偉そうにしていてもいい立場であるのだが、そのような素振りは微塵も感じたことはなかった。

出典:http://tamiyataku2.blog.fc2.com/blog-entry-42.html

私の代議士は政経塾の2期生なので野田さんのことは良くしっており、「野田さんは人格者。昔から人望があり尊敬している」と良く言っていたのを覚えている。

出典:http://tamiyataku2.blog.fc2.com/blog-entry-42.html

愛煙家でありながら、秘書が灰皿を忘れて他の議員が「灰皿は?」と言っても黙っているなど、基本的には大人しく偉ぶらない、優しい方だったそうです。

2代前:「奇兵隊内閣」で有名!菅直人氏

続いては、民主党に政権が移ってから2人目の首相、菅直人氏です。
この方も野田氏と同じく政治家一族の出身ではなく、お父様は実業家だそう。
幕末の風雲児の1人、高杉晋作に憧れ、自らの内閣を「奇兵隊内閣」と称するほどでした。

東京工業大学に在学していた頃は学生運動に没頭し、左翼派でも大学寄りの考えでもない新しいグループを作って巧みな演説を行いながらも、過激すぎることには加わらない賢いリーダーだったとか。
しかし、総理大臣に就任してからは、左翼的な思想を持った政治家たちを周囲に集めたことから批判が高まり、1ヶ月で支持率を20パーセント下げるなど、窮地に陥ることもありました。

自身の目指す政治路線として、「自由主義と社会民主主義を統合・融合した第三の道」にたびたび言及している

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%85%E7%9B%B4%E4%BA%BA#.E6.94.BF.E7.AD.96.E3.83.BB.E4.B8.BB.E5.BC.B5

日本経済の活性化のためとして環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加を打ちだし[88]、賛否両論を引き起こしたが東日本大震災の影響により先送りされた[89]。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%85%E7%9B%B4%E4%BA%BA#.E6.94.BF.E7.AD.96.E3.83.BB.E4.B8.BB.E5.BC.B5

総理大臣就任前から諫早湾干拓事業を自然環境保全や公共事業削減の観点で批判しており[91]、政権を取る前にも市民運動家やTVカメラを伴って水門を訪れて水門をただちに開けるように要求するなどの行動を行っていた[91]。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%85%E7%9B%B4%E4%BA%BA#.E6.94.BF.E7.AD.96.E3.83.BB.E4.B8.BB.E5.BC.B5

教育に関しては、安倍晋三当時首相が掲げた「公教育の改革」を引き合いに、教育は人事権の強化の問題ではないと述べた。また「日教組と文部科学省はよく似ているというのが実感」、「型にはめようとしてうまく行かなければ事なかれ主義」、「私は元々文部省、日教組同時解体論者」と述べている[94]。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%85%E7%9B%B4%E4%BA%BA#.E6.94.BF.E7.AD.96.E3.83.BB.E4.B8.BB.E5.BC.B5

憲法改正論議に対しては、野党の党首であった2004年に「日本の国のあるべき姿を示す新たな憲法を作る」とした「創憲」を唱えており、「憲法発布から60年目に当たる2006年までに国民的運動を集約する形で民主党として新たな憲法のあり方を国民に示せるようにしたい」と主張していた[96]。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%85%E7%9B%B4%E4%BA%BA#.E6.94.BF.E7.AD.96.E3.83.BB.E4.B8.BB.E5.BC.B5

しかし、菅直人。
この、資質とか才能を語る以前の、
人間として、社会で全うに共存共栄する意思の見られない
エゴイストな基本的人格への疑いを感じざるを得ない。

出典:http://ameblo.jp/310kenji/entry-10943072634.html

政策は、自身の定義する「第3の道」をテーマに行われていたようで、全体的に新風を巻き起こすようなものが多いです。
その強固な姿勢から「エゴイスト」と称されることもありましたが、それだけ強い信念があったということなのでしょう。

今も「原発ゼロ」をはじめ、精力的に活動をされているようですね。

3代前:東大卒のお坊ちゃま!鳩山由紀夫氏

続いては、民主党に政権が交代してから初めての首相となった鳩山由紀夫氏。
大蔵官僚のお父様と、ブリヂストン創業者の長女であるお母様の間に産まれ、東大工学部からスタンフォード大学院へ進学という華々しい経歴をお持ちです。

研究者や学者にもなれそうな学歴ですが、父方の祖父は元内閣総理大臣、曾祖父や弟さんも政治家という政治家一族なので、既に道が作られていたという感じでしょうか。
2ちゃんねらーを公言したり、ニコニコ動画を使って意見を発信するなど、現代的なツールを幅広く利用されていたのも印象的です。

自民党の対抗勢力たる民主党の中心人物としてリベラルを自認しているが、拉致問題への積極的な関与や、自ら憲法改正私案を出版するなど改憲へのこだわり、後述の核武装発言容認などから、本質は保守的・タカ派的なのではないかとの見方は多い。

出典:http://www.ammanu.edu.jo/wiki1/ja/articles/%E9%B3%A9/%E5%B1%B1/%E7%94%B1/%E9%B3%A9%E5%B1%B1%E7%94%B1%E7%B4%80%E5%A4%AB.html#.E6.94.BF.E7.AD.96.E3.83.BB.E4.B8.BB.E5.BC.B5.E3.81.AA.E3.81.A9

好んで「友愛」という言葉を口にすることからもわかるように、祖父鳩山一郎の影響があり、とくに祖父の悲願であった自主憲法制定を自らの手で成し遂げるという思いがあるといわれる。

出典:http://www.ammanu.edu.jo/wiki1/ja/articles/%E9%B3%A9/%E5%B1%B1/%E7%94%B1/%E9%B3%A9%E5%B1%B1%E7%94%B1%E7%B4%80%E5%A4%AB.html#.E6.94.BF.E7.AD.96.E3.83.BB.E4.B8.BB.E5.BC.B5.E3.81.AA.E3.81.A9

衆議院選挙で民主党は、子ども手当、高速道路の無料化などを政権公約に掲げていたが、財源の問題もあり不完全にしか実施されなかった。ほかに、事業仕分け、高等学校授業料無償化などが実施された。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%A9%E5%B1%B1%E7%94%B1%E7%B4%80%E5%A4%AB%E5%86%85%E9%96%A3#.E5.AE.9F.E7.B8.BE

行われた政策については、「子ども手当」が印象的ですね。
鳩山内閣に関しては「史上最悪」とも「何一つ日本のためにならなかった」とも言われ、批判の声が多いですが、民主党から初の首相ですから、周囲も支え方が分からず難しい部分があったのかもしれません。

4代前:気さくな人柄と平和外交!麻生太郎氏

最後にご紹介するのは、自民党からの議員としては安倍さんの前任であり、現在では副総理を務めている麻生太郎氏。
福岡県飯塚市を中心に、幅広く事業を展開している株式会社麻生の経営者一族に生まれ、麻生セメントで代表取締役を務められた過去があります。
ちなみにご先祖は何と明治時代の政治家、大久保利通だそう。

学習院大学を卒業後はスタンフォード大学に留学経験もあり、モントリオールオリンピックのクレー射撃では日本代表として出場したという、非常に華やかな経歴をお持ちです。
首相時代は平和的な外交政策で知られ、各国の首相たちとも良い関係を築いていたと知られています。

麻生内閣時代の主な政策内容について、詳しく書かれています。
リンクが繋がらないところもありますので、参考程度にご覧ください。

・明確なビジョンと見取り図を示す
・必要なら負担を国民に問う
・小さな政府至上主義」からの訣別
・生産者支援から生活者中心の行政へ

出典:http://www.kantei.go.jp/jp/seisaku/aso/

・必要な国際貢献(自衛隊派遣など)
・秩序づくりのリーダーシップ(経済危機対策提言と資金提供)

出典:http://www.kantei.go.jp/jp/seisaku/aso/

外国語とか英語があまりうまくない日本人にとりましては、絵で通じるというのは非常に大きい。我々は昔、鳥獣戯画に遡って絵を描いて、マンガを描いてきている。マンガのルーツは高山寺の鳥獣戯画に遡りますので。

出典:http://logmi.jp/70607

漫画やアニメを「日本文化」として大事に考えていらっしゃるようで、そのためか若者からの人気が高いですね。


また、麻生首相はしばしば、つぎのようなエピソードで語られてしまった印象もある総理大臣でした。

ホテルのバー通い
ホッケの煮付け
カップラーメン
漢字の読み間違い
漢字の言い間違い
自筆書の誤字・誤表記
くわえキャップ姿が生中継
失言?の数々
etc

出典:http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/324.html

この頃は、民主党に政権が移る間際だったため、メディアでは「麻生首相の漢字の読み間違い」や「バー通い」「カップラーメンを食べたことがない政治家がどうして庶民の心が分かるのか」などと報道され、ネガティブなイメージが煽られたこともありました。

実際、誤解されるような発言をしてしまうこともあるものの、基本的には気さくで朗らか、親しみやすい人柄とのことです。

次からの選挙はバッチリ!歴代総理大臣を詳しく知ろう

いかがでしょうか?
今回は過去5人までの歴代総理大臣を大まかに説明しましたが、各自の政策はもっと奥深いものです。

「この人はこういうことがしたかったんだ」「こういう風に国を変えていきたいんだ」ということが分かれば、選挙へも積極的になりますし、政治や経済を勉強する意欲も沸いてきますよね。

メディアから情報を得ることも大事ですが、今回ご紹介した5人をはじめ、総理大臣たちが国をどのように動かしてきたか、そしてどこへ向かおうとしているのかを知り、自分でしっかりと考える力を養うことも必要かもしれません。

これから自分が健やかに仕事をし、生活を楽しむために、少しずつ勉強してみてはいかがでしょうか?