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暑い夏にうれしい冷やし中華!おいしく作るために押さえたいポイントとは?

ひんやりおいしい冷やし中華は、夏の定番メニュー。いまはインスタントのものがすっかり普及しているので、麺を茹でてタレをかけるだけで、調理が簡単なところも魅力です。でも、いつもの冷やし中華がもっとおいしくできたらいいなぁと思いませんか?麺の茹で方や具材の下準備について、押さえておきたいワンランク上のポイントをご紹介。男子もどんどん台所に立って、どんどん旨い料理を作ってみましょう!

冷やし中華は、こだわればこだわるほどうまくなる!

誰でも簡単に作れて、そこそこおいしく仕上がる冷やし中華。
「休日のお昼ごはんによく作るよ」という人も多いのではないでしょうか?

冷やし中華はとてもシンプルなメニューだけに、ほんのひと手間加えてあげると驚くほど味が良くなります。
麺の上手な茹で方や具材をおいしく作るコツ、タレのバリエーションをご紹介するので、ぜひトライしてみてくださいね。

麺をおいしく茹でるコツ

大きめの鍋で、躍らせるように茹でる

麺は茹でる前に手でほぐしておき(←これは大事です)、お湯は鍋にたっぷりと用意します。
だいたい、中華麺1玉に対してお湯の量はその10倍が適当なので、大きめの鍋を1つ買っておくと麺類を作る時に重宝しますよ。

袋の表示より「1分」多く茹でる

温かいスープに入れて食べる普通のラーメンなら、茹で時間は袋の表示通りでかまいません。
しかし、冷やし中華の場合は茹でた後に氷水で締めるので、出来上がりが固くなってしまいます。
袋の表示よりも1分間余分に茹で、食べる時にちょうど良い固さに仕上がるようにしましょう。

冷水でしっかりとぬめりを取る

冷やし中華をさっぱりといただくには、麺に独特のぬめりがなく、つるつるっとした食感であることが大切です。
麺が茹で上がったらすぐに冷水にとり、両手の指を使ってしっかりぬめりを洗い流しましょう。
その後、氷水に入れて全体をきゅっと締め、最後に麺をつぶさないように注意しながら十分に水気を絞ります。

作ってから食べるまでに時間があく場合の裏ワザ

冷やし中華をお弁当に持っていくときなどのように、「作ってから食べるまでに時間があく」場合は、そのままだと麺同士がくっつき、ほぐしにくくなるので注意が必要です。
こんな時は、食用油がお役立ち!
水を切った麺にごま油やサラダ油を適量からませておくと、時間がたってもくっつきにくくなります。

麺類はどうしても伸びやすいので、いつも以上にしっかり水切りすることも大切です。

具材をおいしくするコツ

薄焼き卵は片栗粉で破れにくくなる

錦糸卵を乗せると見た目がぐっと良くなりますが、薄い卵焼きって、作るのがけっこう難しいですよね。
フライパンから上げる時に、うっかり破いてしまった……という人も多いのではないでしょうか?
薄焼き卵を作る時は、卵液に水溶き片栗粉を加えると破れにくくなります。
これはぜひ試してみてください。

また、一度に流し入れる量が多いと箸でひっくり返す時に破れやすくなるので、フライパン全体に薄く広がる程度のぎりぎりの量を使うようにしましょう。

フライパンで作るのが面倒という時は、ラップを敷いた耐熱皿に卵液大さじ2を流し入れ、レンジでチン(500Wで50秒ぐらい)しても上手に作れますよ!

きゅうりは縦に切るとシャキシャキに仕上がる

冷やし中華に使う場合、きゅうりを斜めに切ってから細切りにすることが多いのですが、この方法だときゅうりの線維が断ち切られてしまい、食感が悪くなります。

きゅうりを切る時は、まず包丁で縦に割ってから細切りにするようにしましょう。

鶏肉は茹で汁に浸けて冷ます

茹で鶏は、沸騰したら3分茹でて火を止め、そのまま茹で汁の中で冷ましましょう。
こうすることで、余熱でじっくり中まで火が通り、食感も柔らかいものに仕上がります。

余った分も、茹で汁に浸けた状態でタッパーに入れておくと、最後までおいしく食べられますよ!
(保存は冷蔵庫で3日ぐらいできますが、夏場は早めに食べきるようにしましょう)

タレの作り方

シンプルな材料でワイルドに作る、ごま風味のタレ

必要最低限の材料を使い、ワイルドに作るタレ。
とっても簡単なので、一度覚えてしまえばいつでもすぐにできます!

ポイントを押さえた調理で、おいしい冷やし中華を食べよう!

冷やし中華を作る時に気を付けたいポイントについて、いかがでしたか?
ほんの少し手間を加えるだけで驚くほど味が変わるので、ぜひ試してみてくださいね。

冷やし中華はクセのない料理なので、タレのバリエーションを広げやすいのもうれしいところ。
ここでご紹介した味以外にも、いろいろ試して「自分だけのオリジナルタレ」もぜひ作ってみてください。