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上司には絶対出すべき?「暑中見舞い」の由来とマナーを徹底解説!

夏の暑さ厳しい頃、お世話になった人々へ近況を報告する目的で出される「暑中見舞い」。しかし、最近は年賀状すら親しい相手にはメールで済ませる人が増えていますから、暑中見舞いはそれ以上に身近な存在ではなくなってしまいましたよね。今回は「暑中見舞いって、上司や取引先に出した方がいいの?」と悩むあなたのために、暑中見舞いの由来やマナーなどを徹底的にまとめました!ぜひ、ご参考ください。

一体何のため?暑中見舞いの由来や意味とは!

出典:https://www.pakutaso.com/20110707185post-336.html

暑中見舞いの起源は、古くは江戸時代以前、身分制度がしっかりと置かれていた頃に遡ると言われています。
1年を上半期と下半期に分け、その節目に目上の人に挨拶周りをするという習慣があったことから、お盆の贈答習慣に繋がり、それが簡略化されて暑中見舞いになったということです。
中には、里帰りの際にご先祖様へのお供え物を持参したことから、という説もあるようですね。

暑中は「夏の暑い時期」という意味であり、最も暑い時期にお世話になった方の健康を気遣う、という目的で出されます。
梅雨明け(現在では7月20日前後)から立秋(8月7日)までに出すのが一般的で、それを過ぎると「残暑見舞い」という形にしなければならなくなるとか。
送る時期を見誤らないよう、しっかりと日付を見ておきたいですね。

古くは江戸時代以前!お盆に贈答品を持ち挨拶回りする習慣が起源とされている

暑中見舞いは、お盆の贈答習慣に由来します。かつてはお盆に里帰りする際に、祖霊へのお供えものを持参する風習がありました。それがお世話になった方への贈答習慣になっていき、やがて簡略化され、手紙で済ませるようになったのが現在の暑中見舞いです。

お盆の贈答習慣は、お中元へと受け継がれていきました。だから、お中元の時期を過ぎると、暑中見舞いとして贈るわけです。

出典:http://allabout.co.jp/gm/gc/220716/

 今では当たり前のものとして考えられている暑中見舞い。形は違えどもその歴史は古く、江戸時代以前にまで遡ります。
 かつて人々は、一年を二期と考えていました。その始まりが、今で言うところの正月と盂蘭盆会だったのです。そして人々は期の始まりに、贈答品を持ち挨拶周りを行いました。相手を気遣いまた、その期の感謝をするのです。これはとても重要な事とされ、江戸時代では、武家仲間から親戚関係、更に近所の家を元旦から1月末まで毎日回り続けた人もいた程です。

出典:http://cimota.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_f3a1.html

明治維新後、ハガキの郵便配達が始まったのを機に「暑中見舞い」に進化!

 身分制度がしっかりと根付いていた時代。身分の高い人は訪問を受け、低い人は訪問周りを行うのが常識でした。ですが、さすがに遠方の方を訪問することは難しく、飛脚便などを使って書状を送ったのだそうです。
 この習慣が、明治維新後の明治6年、日本のはがき郵便配達が始まったのを機に、遠方の方以外にも挨拶状を送るという習慣として広まります。そしていつしか、年賀状と暑中見舞いへと変化を遂げ定着するのです。

出典:http://cimota.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_f3a1.html

暑中は「夏の暑い時期」という意味!

「暑中」とは、夏の暑い時期という意味で、二十四節気の小暑と大暑の時期を指す場合や、夏の土用を指す場合があります。(夏の土用は、小暑の終盤~大暑の時期にあたります)

【小暑】 7月7日ごろ~大暑までのおよそ15日間 (7月7日ごろ~7月22日ごろ)
【大暑】 7月23日ごろ~立秋までのおよそ15日間 (7月23日ごろ~8月6日ごろ)
【夏の土用】 立秋前のおよそ18日間のこと (7月20日ごろ~8月6日ごろ)
【立秋】 8月7日ごろ~処暑までのおよそ15日間
※日付はその年によって異なります。

出典:http://allabout.co.jp/gm/gc/220716/

現在では「7月20日前後」に出すのが一般的!立秋(8月7日)過ぎたら「残暑見舞い」を

一般的には梅雨明けから立秋(8月7日頃)の間に出すものとされています。

ここで注意があります。
梅雨明けというのは地域によって違うということ。

沖縄では6月の中旬から下旬にかけて梅雨が明ける年が多いですし
東北地方では7月下旬に明ける年が多いので
自分の住んでいる地域に梅雨が明けたからといって
必ずしも相手の地域の梅雨が明けているとは限りません。

出典:http://hi-ma-wa-ri.net/186.html

このように地域差があり
あまり早すぎても受け取られた方が違和感を持つということで
7月20日前後から出すのが一般化してきました。

もしも、立秋までに出せなかった
若しくは暑中見舞いを頂いたけど出してないのでお返しとして出したい
という場合は、残暑見舞いとして贈るのがマナーです。

残暑見舞いは立秋(8月7日頃)から白露(9月7日頃)の前日までですので注意してください。

出典:http://hi-ma-wa-ri.net/186.html

絶対出すべき?上司や取引先への暑中見舞い

出典:https://www.pakutaso.com/20160418109post-7630.html

暑中見舞いは年賀状とは違い、ビジネスマナー的には絶対に出さなければならないものではないようです。
会社によって「年賀状だけ出す」「年賀状も暑中見舞いも出す」「グリーティングカードを送る」など方針は様々ですから、まずは上司や先輩などに確認すると良いでしょう。
元々は「頻繁に会わない相手の近況確認」が目的なので、毎日顔を合わせる上司や先輩には出さなくて良い、という意見もあります。
逆に、昔にお取引があって、いまはあまり注文をいただいていないようなお得意先様に出すことで、「思い出してもらえる」「思い出してもらって、営業訪問をさせていただくきっかけとする」という営業ツールとしての効果がある場合もあります。

一方、夏のご挨拶には暑中見舞いの他に、品物を贈る「お中元」というものがありますが、その習慣がある場合は、暑中見舞いは必要ないというのが一般的のよう。
もちろん両方出しても構いませんが、時期が重なると相手の負担になることもありますので、注意しましょう。
相手から届いた時は、残暑見舞いの期間でも良いので必ずお返しするのがマナーです。

暑中見舞いの必要性は、会社の方針による!

ビジネスマナー的に暑中見舞いは必ずしも出さなければいけないものではありません。

年賀状の場合ですと、新年のご挨拶として日頃からお世話になっている企業や、上司の方へ送るべき、というのが一般的なマナーになっていますが、暑中見舞いに関しては、出す出さないはお勤めされている会社の考え方によって決める、というとらえ方でいいと思います。10年程前でしたら、年賀状と書中見舞いの両方を出すことがマナーという風潮がありましたが、最近は年賀状だけ送っている、という企業がほとんどです。

出典:http://takas3.info/256.html

逆に言えば、「だからこそ、暑中見舞いを出す」という考え方もあります。年賀状はどこも出すから埋もれてしまうが、暑中見舞いは出す企業が少ないから印象付けられる、だから出すという企業もあります。

出典:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1243973742

会社によっては、グリーティングカードを贈る方法も!

若い企業などで暑中見舞いのようなちょっとかしこまったハガキでのあいさつから、グリーティングカードのように気軽な感じで季節のあいさつを送る形式に変化していったため、暑中見舞いを出す企業は年々減少しています。

出典:http://takas3.info/256.html

「お中元」を贈り合う習慣がある場合、暑中見舞いはなくてもOK!

企業の場合などは、お中元を贈っていると思われます。
その場合、暑中見舞いは必要ないですね。
また、暑中見舞いは季節のご挨拶で、
毎日暑いですがお元気ですか?と、お見舞い状です。

出典:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1243973742

頻繁に会う相手には、そもそも不要という声も……

暑中見舞いは、出さないといけないというものでもありません。
あまり会う機会のない人への挨拶状という位置づけですので、普段顔を合わせている人には出さなくても良いでしょう。

出典:http://www.dairylife.info/letter_manner/letter_kisetsu_syochumimai.html

ただし……上司や取引先から受け取った時は、必ず返事をしよう!

「そこまで付き合いもないのに、形式だけのあいさつをするのは必要ない」という虚礼廃止の傾向が最近の企業にはありますので、そういった会社にこちらからわざわざ暑中見舞いは出さなくてもいいと思います。しかし、昔ながらの形式を重んじる企業もまったく無くなったわけではないので、そういった企業から暑中見舞いが送られてきた場合は、こちらからも出すのが望ましいでしょう。

出典:http://takas3.info/256.html

どうする?どう書く?暑中見舞いのマナーとは!

出典:http://so-net.postcom.co.jp/shochu/s_3_select_cfm.php?template=1029

では、暑中見舞いを出す場合の細かいマナーについて見ていきましょう。
まず、ハガキの書き方についてですが、年賀状と同じく「拝啓」「敬具」などは必要ありません。
「暑中見舞い申し上げます」を最初の挨拶として、相手の安否を気遣った後自分の簡単な近況を書き、最後に再度相手を気遣う言葉を添えて、日付を記します。
これも年賀状のマナーと同じですが、プリントされたハガキであっても手書きで一言添えましょう。

ただし、相手が目上の方の場合は「見舞う」という言葉が上から目線になってしまうので、「暑中お伺い」と書くのがマナー。
また、暑中見舞いは年賀状とは違い「季節のお見舞い」なので、喪中であっても出すことができるとのこと。
残暑見舞いの時期になっても構いませんので、もらった暑中見舞いにはきちんとお返しをしましょう。

挨拶と近況、相手への気遣いまで抜かりなく!印刷ハガキにも手書きで一言添えよう

相手の健康を気遣うと同時に自分方の近況報告をするハガキではありますが、自分のことばかりを書いたり、季節感を無視した内容にならないよう注意します。
文章は簡潔に、暑さの中にも涼しげな印象を与える表現をしましょう。

・頭語と結語は不要
・期限を守って出す
・季節の挨拶は少し大きめの文字で書く
・印刷ハガキを使用する場合にも手書きで一筆添えると好印象

出典:http://www.letter110.net/aisatsujou/shochu-manner.html

☑挨拶の言葉:暑中お見舞い申しあげます。
☑相手の安否気遣う:暑さ厳しい中、皆様いかがお過ごしでしょうか。
☑自分の状況・お礼など:おかげさまで私ども家族一同元気に過ごしております。
☑相手への気遣い:声からも暑い日が続きますのでくれぐれもご自愛ください。
☑日付:〇〇年○月や○○年 盛夏

※暑中見舞い・残暑見舞いには「拝啓」「敬具」などの頭語や結語は不要です。

出典:http://1616web-note.com/248.html

年賀状と違って、暑中見舞いは喪中でも出せる!

年賀状の場合は、「新年を喜び祝う」ものであるため、喪中の方は年賀状を出しません。また喪中の方にも年賀状を出しません。

一方、暑中見舞い・残暑見舞いは、寒中見舞いと同様「季節のお見舞」であるため、喪中であっても出してもよいという考え方が一般的です。
とはいえ、文面や絵柄、出す時期(四十九日以後)など配慮されるとよいでしょう。

出典:http://shochu.templatebank.com/manner/

「残暑見舞い」の時期に返してもOK!同じ相手に暑中と残暑2通は送らない

Q.暑中見舞いをもらったら、暑中見舞いで返さなければいけない?残暑見舞いでもいい?

どちらでも構いませんが、送る時期によってどちらを送るかが決まっています。
相手から「暑中見舞い」を受け取った場合でも、お返しを送るのが残暑見舞いの時期になってしまった場合は、残暑見舞いを送りましょう。

Q.同じ人に、暑中見舞いと残暑見舞いを両方出してもいいの?

暑中見舞いと残暑見舞いは、同じ相手にはどちらか片方だけを出すのが一般的です。
どちらを送るかは、送る時期によりますので、送る前に確認してください。

出典:http://shochu.templatebank.com/manner/

上司をはじめ目上の方には「暑中見舞い」ではなく「お伺い」とすると完璧!

暑中見舞いを上司へ出す際の書き方として、「暑中見舞い」という言葉は使わないようにしましょう。暑中「見舞い」という言葉から、「見舞う」という意味を持ち、目上に人に対して使うには少し失礼になるのです。ですので、上司に対しての暑中見舞いの書き方では、「暑中見舞い」という言葉は使わないようにしましょう。

出典:https://careerpark.jp/80818

では、上司に暑中見舞いの書き方として、どんな言葉を使えば良いのでしょうか。それは簡単な話で、見舞うという言葉を、上司などの目上の人用の言葉に変更します。つまり、「暑中見舞い」ではなく、「暑中お伺い」という書き方をすれば良いでしょう。書き方としては、「暑中お伺い申し上げます。」となるのです。

出典:https://careerpark.jp/80818

すぐに使える!暑中見舞いの文例&テンプレ集サイト3選

最後に「暑中見舞いを出すことにしたけど、文章やデザインは苦手だからな……」という方のため、分かりやすい例文集や使いやすいテンプレート集を提供してくれているサイトを集めてみました。

いずれも気に入ったらすぐに使用できるものばかりですので、ぜひご活用ください。

「年賀状・暑中見舞いドットコム」内、暑中見舞いのマナーや例文集です。
暑中見舞いと残暑見舞いが分かれているため、非常に使いやすいですよ。

暑中見舞いや残暑見舞いのテンプレートがたくさん!文例集は上司や親戚、友人、取引先、結婚報告を兼ねたものなど、バリエーション豊富で使いやすいです。
きっと状況に合わせた例文を参考にすることができますよ。

ビジネスにおける面倒を短縮してくれるサイト「bizocean(ビズオーシャン)」内、暑中見舞いの書式テンプレートです。
かなりの数のテンプレートが無料で提供されており、すぐに印刷して使うことができます。

迷ったら出すべし!完璧な暑中見舞いで、感謝や心遣いを示そう

暑中見舞いにはお世話になった方々への気遣いと、自分の近況をお知らせする意味が込められているのですね。
せっかくの機会ですから、自分が勤めている会社では送らなくて良かった……という場合でも、長年連絡を取っていない恩師やお友達などに送ってみてはいかがでしょうか?

なかなか顔を見せられなくても、暑中見舞いで感謝や相手への気遣いを欠かさず示していれば、そこから思わぬ縁が繋がっていくかもしれませんよ。

上司には絶対出すべき?「暑中見舞い」の由来とマナーを徹底解説!