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知っているとお酒選びも楽しい!デキる男はチーズの種類をマスターせよ!

ワインに合うおつまみとして、また近年では健康効果もあるとして話題となっているチーズ。知れば知るほど奥が深いチーズの話ができるとなんだか、“デキる男”の雰囲気が漂います。ワインやそのほかのお酒の肴を選ぶときにも、パスタやリゾットなど簡単な料理を作るときにも、知っておくと実際に役に立つチーズのあれこれをお教えします。

チーズは大きく2種類に分けられる

チーズにはさまざまな種類がありますが、大きく分類すると「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の2種類に分けられます。
あなたが好きなチーズや普段よく口にするチーズは一体どんな種類のチーズなのでしょうか?

ナチュラルチーズはどんなチーズ?

生乳に乳酸菌や凝乳酵素を加えて発酵と熟成をさせることにより出来上がるのがナチュラルチーズです。
原料とする生乳の種類や加える乳酸菌や微生物、またつくる土地の風土によって形や風味が異なります。
また、発酵と熟成をさせてつくるため、出来上がったチーズの中でも乳酸菌が生き続けています。
熟成とともに風味やコクが変わってくるため、それぞれに食べ頃があるのが特徴です。

プロセスチーズはどんなチーズ?

ナチュラルチーズを1種類から数種類を混ぜ、「加熱して」加工したものがプロセスチーズです。
スライスされたものや6個パックのもの、キューブ型のものなど、よく比較的よく見かけるチーズがこの種類です。
こちらは加熱されているため、乳酸菌などは生きていませんが、発酵が止まっているため風味が安定しており、保存性が高いという特徴があります。

ナチュラルチーズの種類はじつにさまざま!

ナチュラルチーズは、さらにたくさんの種類があり、その風味や味を知っていると、お酒の肴やお料理のアクセントにと使う幅がうんと広がり、楽しくなりますよ。
日本でも手に入りやすいチーズの代表的なタイプとその種類を紹介します。


◇白カビタイプ
カマンベールチーズ、ブリーチーズ
……周りを白カビで覆って熟成させてつくるタイプ。
とろりとクリーミーで上品な味わいが特徴です。
熟成するにつれどんどん柔らかくなるため、食べ頃の見極めが肝心です。


◇フレッシュタイプ
クリームチーズ、カッテージチーズ、モッツァレラチーズ
……熟成させずそのまま食べるタイプ。
ほかに比べてクセがなく食べ方も色々。
初心者にもおすすめです。

◇青カビタイプ
ゴルゴンゾーラ、ロックフォール
……白カビタイプが外側から熟成させるのに対して、こちらは中から熟成させるタイプ。
濃厚なチーズの風味と塩っぽさを感じる独特の味が特徴の上級者向け。

◇ハードタイプ
エダムチーズ、チェダーチーズ、ラクレット、パルミジャーノ・レッジャーノ
……ほかに比べ熟成期間が半年〜10ケ月と長く、硬質で重みがあるタイプです。
濃厚で味わい深く、そのままではもちろん、料理に使うとその風味がより豊かになります。
熟成がゆっくり進むため、食べ頃の期間が長く、1つあると重宝します。


チーズと相性が良い飲み物、食べ物

チーズの種類を知ったなら、次は、相性の良い飲み物や食べ物も知っておくと、楽しみ方が増えますね。

「チーズ」と聞いて連想するのは“ワイン”という方も少なくないはず。
もちろん、チーズとワインの相性は最高です。
組み合わせ方のコツは、
・もったりと脂肪分の高いチーズ×渋みのある赤ワイン
・塩味が強いチーズ×酸味や甘味のあるワイン
を参考にしてみてください。
また、絶対に失敗したくないというときには、チーズとワインの産地が同じものを選ぶと良いですよ。

ワインのほかにも、日本酒やビール、シャンパンとも相性が良いのがチーズの嬉しいところ。
ハードタイプや青カビタイプはビールに、白カビタイプは日本酒やシャンパンに合いますよ。

ほかにも紅茶やコーヒー、フルーツジュースをフレッシュタイプのチーズと合わせて頂くのもおすすめです。

食べ物では、やはりパンやクラッカーとの相性が良いでしょう。
例えば、風味の個性が強いため“手を出しにくい”青カビタイプのチーズには、クルミやドライフルーツが入った全粒粉のパンが好相性です。はちみつをプラスするとより美味です。

ハードタイプのチーズは、粉チーズのように削ってパスタやピザ、またシチューの隠し味などにもぴったりです。

チーズの栄養やその効能は?

近年、チーズは健康や美容に良いという話題でより注目されています。
チーズの栄養といえばカルシウムですが、実はそれ以外にも、良質のタンパク質、ビタミンA、ビタミンB2、鉄分やマグネシウムなどのミネラル類など、私たちの身体に必要なさまざまな栄養が含まれているのです。

チーズを毎日少しずつでも食べることで、貧血や目の疲れ、皮膚や粘膜の保護などに効果が期待されます。

また、骨粗鬆症の予防や整腸効果、虫歯の予防、また血糖値の上昇をゆるやかにする効果があるため、ダイエットにも効果的といわれています。

チーズの保存方法もしっかりチェック!

プロセスチーズは加熱により熟成がストップしているため、冷蔵庫で保存し、賞味期限内に食べ切りましょう。
熟成が進むナチュラルチーズについては、切り口を濡れたままにせず乾いた布で拭いて乾燥させてからラップにくるみ、保存しましょう。
また、柔らかいタイプのチーズは、先にアルミホイルで包んでからラップをかけて保存します。ラップは3日ごとにこまめに取り替えることで、次もおいしく頂けます。

チーズはほかの食品の匂いを吸収しやすいため、しっかりとラップで包み、乾燥を避けるためにも密閉できる容器に入れると良いでしょう。

奥の深いチーズの世界にどっぷりと浸ってみては?

お酒の肴にマンネリしていた、料理をもっと凝ってみたい、やっぱりモテたい!!! なんていう方は是非、チーズの世界にハマってみてはいかがでしょうか?

あなただけのチーズの楽しみ方を見つけてくださいね。
きっとあなたのステキ度が上がるはずです!