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若い人にも多いぎっくり腰!早く治すために知りたい4つのこと

若い人にも多いぎっくり腰。スポーツ中、寝ている間、あるいは振り向いただけでも、ぎっくり腰になってしまうことがあります。経験したことのある人なら分かると思いますが、その痛みは筆舌に尽くしがたいもの。ここではぎっくり腰を早く治すために知っておきたい知識について紹介しています。

ぎっくり腰って?

まず、ぎっくり腰のおさらいからしておきましょう。

ぎっくり腰とは正式には「急性腰痛症」と呼ばれ、何らかのきっかけで腰部に突然激しい痛みが走る症状のこと。
「腰椎捻挫」…つまり「腰のねんざ」とも言われていますが、そう考えるとあの痛みの理由がわかるような気がしますね。
原因は人によって異なり、筋肉疲労や骨格の歪み、腰に急な負荷がかかることで起こると言われています。

その痛みが強烈なことから、欧米では「魔女の一撃」とも。
一般的には発症してから1週間で回復、長い人でも1ヶ月経てば痛みが引きます。

お年寄りに多いと思われがちですが、若い人の発症も多いため、注意が必要です。

この「ぎっくり腰」実はお年寄りではなく若い人に起きることが多いそうなんです。
あるアンケートでは20~29歳での発生が40%と一番多かったそうです。

出典:http://shounai.e-chiryo.jp/article/14772624.html

【1】痛みのピーク時には安静に

ぎっくり腰の痛みは発症してから1~3日間くらいがピークで、その後次第に和らいでいきます。
若い人なら2~4日程度で動けるくらいに回復しますが、強い痛みを感じる時期には腰に余計な負荷をかけないよう、安静にしていることが重要です。
最初のうちは椅子に座っていることさえ辛いと思うので、なるべく学校や仕事も休んだほうが良いでしょう。

【2】患部が熱い時には冷やす

ぎっくり腰の治し方でよく耳にするのが患部を冷やす、あるいは温めること。
「それ、どっちやねん」とツッコミを受けそうですが、患部の状況によって対応が逆になってくるようです。

一般に温めて組織を活性化するほうが早く治ると言われますが、患部が熱を持っている場合には痛みを悪化させてしまう恐れがあるとのこと。
あくまで痛みを和らげるための応急処置ではありますが、「患部が熱くなっている時」には冷やした方が楽になるとされています。

【3】温めることで治りが早くなる

患部の熱が治まってきたら、次は自己治癒力を高めるため温めましょう。

ぎっくり腰になっている時、損傷した患部は修復のため炎症を起こしています。
痛みが伴うのでずっと冷やしていたくなりますが、炎症自体はけして悪いものではありません。
むしろ患部を温めて炎症を促進させてあげることで、治りが早くなります。

温める際には、使い捨てカイロを使ってください。
回復の過程で痛みが増長されることがありますが、それは修復作業が進んでいる証拠。

激痛や低温やけどにならないよう、寝ている間は避けてくださいね。

【4】ストレッチが効果的

先に安静にしたほうが良いと紹介しましたが、痛みのピーク時を過ぎたら少しずつ身体を動かしてみましょう。
仰向けになったまま足首だけを動かす、あるいは正座するだけでも十分なストレッチになります。

もちろん、無理は禁物。
動ける範囲でゆっくりとストレッチすることで身体が慣れていき、回復を早めることができます。

若い人も要注意!

ぎっくり腰の治し方について紹介してきましたが、いかがでしたか?

ぎっくり腰の原因は様々で、疲労やストレスでも起こると言われています。
筋肉が衰える年配の人はもちろん、若い人にも意外と多いのが特徴。

特に、デスクワークが多い人は同じ姿勢を長く続けているため腰への負担が大きく、危険。
今まで経験したことがない人でも、思わぬきっかけでぎっくり腰になってしまうかもしれません。

若いからと言って油断せず、普段からなるべく運動して腰回りを鍛え、予防しておきましょう。