美侍

ツーリングの聖地!北海道バイク旅行のおすすめルート3選

バイクをお持ちの方であれば、愛車を思い切り自由に走らせてみたいという思いは誰しも抱くもの。ツーリングを趣味にしている方にとって、広大な北海道はまさに天国といえるでしょう。そんな北海道の中でも特におすすめしたいツーリングコースと、途中のおすすめ絶景&美味スポットについて詳しく見ていきましょう。

小樽からオロロラインを駆けるコース

出典:http://tikaraudon.exblog.jp/11974942/

小樽から石狩湾を左手に走る

ツーリングといえば、潮風を感じながらシーラインを走り抜ける光景を想像する人も多いことでしょう。
最初にご紹介するのは、石狩湾を望みながら気持ちよく走れるツーリングコースです。
小樽市から国道231号線に乗り、留萌(るもい)方面へ向かって北上します。
追い越し禁止区間が多いため、飛ばすというよりもゆったりと景色を楽しみながら愛車を走らせましょう。

国道231号線(石狩街道)を北上するほど天気は良くなり青空が広がった。道も空いており景色も北海道ならではの視界の広がりを感じる。しばらくは気持ち良く走ったが、途中で大型トラックが前を塞ぎ、追い越し禁止区間も長く抜く事が出来ない事もあり漁港に立ち寄る事になった。

出典:http://www.misetai.jp/bk398.html

白銀の滝

出典:http://blogs.yahoo.co.jp/natsumi_s_58/53394573.html

2時間ほど走り続けると、白銀の滝という絶景ポイントがあります。
バイクに長時間乗っているとやはり疲れますから、休憩がてら立ち寄ってみましょう。
流れ落ちる水流は、夏であれば心地良い涼しさを、春や秋には荘厳な雰囲気を醸し出しながらライダーの心を癒してくれます。

白銀の滝(しらがねのたき)は、国道231号線の石狩市最北端である浜益区雄冬地区にあり、落差は約25メートルの岩肌を流れる滝です。夏にはドライブの中で清涼を感じられる場所で立ち寄るドライバーも多い。また、冬には滝全体が凍り、巨大な氷柱になります。

出典:http://kodoberu.com/ishikari/shiraganenotaki.html

国道232号線で留萌へ

白銀の滝でリフレッシュしたら、再び国道231号線に乗って留萌市を目指しましょう。
留萌市から小平市に入ったところで、国道232号線へと合流します。
小樽から稚内までを走り抜ける今回のドライブコース、通称「オロロライン」の中でも、国道232号線からの景色は別格です。
気持ちよい潮風を感じながら、愛車と一体になって走る喜びを満喫しましょう。

多くのライダーは、北海道を右周りに走るため、小樽方面から稚内へ向けて北上します。
もちろん、一番の理由は、右回りなら海岸線沿いに走れるからです。
私は過去 4回オロロンラインを走っていますが、その内 2回は北から南へ逆送しています。南へ向かって走るとすれ違うライダーの数が圧倒的に多いです。ライダーサインを交わす回数もめっちゃ多いですよ。

出典:http://askz.sakura.ne.jp/column/cm008/ororon.html

おびら鰊番屋

出典:http://blog.livedoor.jp/northforest999/archives/1028505056.html

白銀の滝から1時間ほど走らせると、「道の駅 おびら鰊番屋(にしん ばんや)」が見えてきます。
こちらは、ツーリングを楽しむライダーだけでなく、家族連れにも人気の休憩ポイントです。
お土産も豊富に売られていますし、レストランも充実しています。
長旅の疲れを癒すためにも、ぜひお立ち寄りください。
レストランでのおすすめメニューは、鰊を使った親子丼です。
北海道を代表する魚介である鰊は、ご飯との相性が抜群です。

出典:http://golf-bk.com/wordpress/2011/10/0025941.html

小樽からここまでの道のりで、約3時間かかります。
おびら鰊番屋でお腹を満たしてから、時間がある人は再び国道232号線に乗って稚内を目指してみましょう。

友人数人と、日本海側をひた走り、稚内まで行く途中、ここで昼食をとりました。
小平といえば、にしん番屋、ということで、鰊親子丼です。
にしんと数の子が大好きな嫁と私にとっては、ここでしか食べられない唯一無二のメニューです。
にしん蕎麦に入っているのは食べたことがありますが、ご飯の上に乗っているのは初体験。
甘辛く煮付けられたにしんの甘露煮と数の子は、親子だけにマッチングよし。

出典:http://tabelog.com/hokkaido/A0109/A010905/1022981/dtlrvwlst/5099527/

オフロードバイクで函岳登山コース

出典:http://www.bifuka-kankou.com/information.php

出典:http://blogs.yahoo.co.jp/miyataka4499/GALLERY/show_image.html?id=62433674&no=18

知る人ぞ知る絶景の穴場

続いては、オフロードバイクをお持ちの方におすすめしたいドライブコースです。
オフロードバイクの魅力といえば、砂利道や砂地など通常のバイクや車では走りにくい場所を自由に進めるという点ですが、その醍醐味を堪能するのに、函岳(はこだけ)に向かうコースはうってつけです。

函岳山頂は、上川総合振興局管内の美深町、音威子府村と
宗谷総合振興局管内の歌登町の町境になっている。
(線が引いてあるわけではないので良くわからないが・・・)

また、山頂は360°の大パノラマが自慢で、
天気がよいと、利尻富士やオホーツク海、大雪山連峰などを
眺望することが出来るそうだが、訪問時は雲が多く
利尻富士が見えなかったのは残念だ。

出典:http://yoidore.pepper.jp/Drive/29_hakodake/hakodake.htm

大雪山や駒ケ岳など、北海道には名峰と呼ばれる山々が割拠していますが、函岳の名前を聞いたことがある人は少ないと思います。
登山道が舗装されていない部分が多いため、地元を中心とした一部の人しか知らない絶景スポットなのです。
頂上から見えるパノラマは、名寄市や利尻富士など、自然豊かな道央の景色を一望出来ます。
オフロードを楽しく走り、なおかつ絶景を眺められる函岳は、オフロードバイクでツーリングをしたいというライダーにとってピッタリな山としてぜひともおすすめしたいスポットです。

標高1129m。 道北は中川郡美深町/音威子府村/枝幸郡歌登町の境にある。
山の奥の奥の奥、美深歌登スーパー林道を加須美峠で曲がって10km。

函岳山頂まで車で行け、オフロードライダーにも人気のコース。
山頂からは、天気が 良ければオホーツク海や日本海に浮かぶ利尻富士が眺められます。

国道40号線から山頂ままでは約32km。約5km過ぎからは砂利道で道幅が狭くなるので対向車に注意!
加須美峠の分岐点をまっすぐ進むと枝幸町歌登に行けます。

出典:http://chage.exblog.jp/13900473/

名寄市から函岳へ

函岳に登る際には、名寄市から国道40号線に沿って進みましょう。
天塩川と合流した辺りから、右折して北海道道49号線に合流します。
こちらの道路は道幅が狭く、周囲を森に囲まれているため車よりもバイクの方がツーリングを楽しめることでしょう。
1時間ほど走らせると、北海道道120号線と北海道道49号線に分かれる交差点があります。
そこを直進して120号線に乗ると、いよいよ函岳登山の始まりです。

国道40号の函岳の標識を曲がると10分ほどで林道入口。山頂まで27kmも砂利道行くのかよと気が滅入ったが、走り始めるとこの道、明るい林道の上、よく整備がされていて、わだち一つない快適な道。ついついスピードが出て、大きな石を跳ねて車体に当たる音で、我に帰ってスピード落とすほど。

出典:http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-270885.html

見るたびに姿を変える函岳山頂からの景色

函岳を登る登山コースは、車がギリギリすれ違える程度の道幅です。
砂利道になっているところも多いため、まさにオフロードバイクの本領発揮といえるでしょう。
曲がりくねった砂利道を1時間ほど登り続けると、ようやく函岳の頂上に到着します。
山の天気は変わりやすいといいますが、函岳においてもそれは例外ではありません。
快晴であれば、いつまでも眺めていたくなるような山々と空が織りなす美しい景色を堪能出来ることでしょう。
雲が多い日でもがっかりしないでください。
晴れているときには見られないような幻想的な風景が皆さんの前に広がっているからです。
何度でも来たくなるような気持ちにさせてくれる函岳の景色を、ぜひ味わってみてください。

出典:http://naka1md30.exblog.jp/22913454/

山頂からハイマツ越しに北方向の展望。
左奥に中頓別町の敏音知岳と松音知岳、中央やや右奥に珠文岳とポロヌプリの山並みが見えています。

出典:http://naka1md30.exblog.jp/22913454/

大沼公園から恵山へ抜けて、海と山の両方を楽しむコース

出典:http://blog.goo.ne.jp/tn1415926535/e/9792e3c473d67b8b9f0d9a767efd3c7a

函館~大沼国定公園

最後にご紹介するのは、道南地方の海と山を巡るドライブコースです。
北海道の玄関口でもある函館市をスタートして、国道5号線に乗り北上します。
50分ほどドライブすると、七飯町や北斗市を通り過ぎて大沼国定公園に辿りつくことでしょう。
大沼国定公園は、3つの沼を中心としたリゾート地です。
沼といっても水質は綺麗で、冬には白鳥の姿も見受けられます。
森や山々を眺めながら、大沼国定公園を走り抜けるようにドライブするのも良いですし、
予約しておけばカヌーに乗ることも出来ます。

 函館より車で約50分、列車だと特急で20分、普通だと
40~60分(大沼公園駅)で行ける大沼国定公園は、
明治のころより異国の人々も楽しんだ国際感覚のリゾート地。
駒ヶ岳を背景に「大沼」、「小沼」、「じゅんさい沼」の三つの沼が有り、
絵のような美しい風景が広がっているところだ。
周辺には5ヶ所のゴルフ場をはじめ、乗馬や温泉、ボート遊び
などが楽しめ、自然の中でレジャーが楽しめます。

出典:http://www.tabi-hokkaido.co.jp/oonuma/

北海道道43号線~国道278号線

大沼公園を通り過ぎたら、北海道道43号線に合流して山道ドライブを楽しみましょう。
北海道道43号線は背の高い木々に囲まれていますから、日差しが強い日でも快適に愛車を走らせることが出来ます。
20分ほどすると海が見えてくるので、右折して国道278号線を南に進んでください。

出典:http://blog.livedoor.jp/ilikesusi/archives/40610613.html

国道278号線では、それまでとはうって変わって、シーサイドラインのドライブへと切り替わります。
南茅部町や鹿部町といった港町の風情を感じながら、恵山岬までのんびりドライブを堪能しましょう。

国道278号線は函館市から渡島半島南東部沿岸を経由して森町まで繋がるルートです。
単純に森町まで行くだけだったら、もちろん国道5号線を利用した方が圧倒的に早く着きますが、沿岸部の小さな港町を結び続けるのどかなこの道路は、ちょくちょく見所があったりもします。

出典:http://ameblo.jp/tabikura/entry-11309568626.html

恵山岬

出典:http://travelhpinf.air-nifty.com/blog/2011/08/post-3552.html

海沿いを走り始めてから1時間ほど経つと、恵山岬という灯台が設置された公園に到着します。
道南地方で最も東に位置するこちらの岬は、日の出や夕日を見るスポットして地元の方々に愛されているのです。
休憩がてら公園を散策するのも楽しいですし、公園内にある歴史資料館も面白いのでぜひお立ち寄りください。

津軽海峡と太平洋の境を記す恵山岬。1890年にこの地に恵山岬灯台が建てられ、後に公園として恵山岬灯台公園が併設された。園内には恵山岬灯台の周辺に展望広場、夏の間は水遊びが楽しめる水の広場や遊戯広場、人と灯台と椴法華の自然をテーマにした函館市灯台資料館などがある。

出典:http://www.walkerplus.com/spot/ar0101s64415/

道の駅 なとわ・えさん

出典:http://blogs.yahoo.co.jp/hakodatedorifu/35454696.html

恵山岬から再び国道278号線に乗って南に向かって進むと、亀田半島を一周する形になります。
函館からここまで約3~4時間くらいかかりますから、そろそろ小腹も空いてくることでしょう。
そんなときは、「道の駅 なとわ・えさん」での腹ごしらえをおすすめします。
こちらは、広い駐車場とオーシャンビュー、豊富なお土産が魅力の道の駅です。
恵山町と津軽海峡を一望出来る抜群のロケーションを見ながら、今まで走ってきた道のりについて思い出すのも良いでしょう。
そのお供として「こんぶソフトクリーム」をぜひ召し上がってみてください。
甘さを抑えたクリームと昆布の風味のアクセントは、他では食べられない味です。
潮風に揺られながら食べるソフトクリームは、北海道ツーリングの楽しい思い出として残ることでしょう。

「なとわ」とは、道南地方の方言で「あなたとわたし」の意味で、広域的観光ルートの拠点づくりとして国道278号沿いの海浜公園に建設された道の駅。
海辺の景観に配慮した施設は木造が中心で訪れた人たちにやすらぎを与えてくれます。
津軽海峡を一望できる施設の屋上へも車椅子で昇ることができるのも魅力。心ゆくまで最高のロケーションを堪能してください。

出典:http://www.hokkaido-michinoeki.jp/data/61/each.htm

北海道には走って楽しいツーリングルートがいっぱい

街中のドライブでは、なかなか海や山の風や香りを感じられませんよね。
北海道をツーリングする際には、ご紹介したような自然の魅力を堪能出来るドライブコースをお楽しみください。