これぞ男流スタイル！テキーラをかっこよく飲むための指南書

テキーラって？

まずはテキーラについておさらいしておきましょう。

テキーラはメキシコ発祥のお酒で、リュウゼツランと呼ばれる植物を原料に作られます。
そのままストレートで飲むこともできますが、カクテルのベースにもぴったり。

世界的に流通していて馴染み深いお酒ではありますが、その製造ルールはかなり厳格。
正式なテキーラとして販売するには、メキシコの政府機関が定めた下記のような条件を満たしていなければいけません。

・ハリスコ州、グアナファート州、タマウリパス州、ナヤリ州、ミチョアカン州で生育されたブルーアガヴェを使用すること。

出典：http://www.tequila.jp.net/tequila.html

・テキーラ村とその周辺で蒸留されたものであること。

出典：http://www.tequila.jp.net/tequila.html

・原料は「アガヴェ・アスール・テキラーナ・ウェーバー」を５１％以上使用すること。

出典：http://www.tequila.jp.net/tequila.html

・最低２回蒸留すること

出典：http://www.tequila.jp.net/tequila.html

・メチルアルコールは3mg/1ml以下であること

出典：http://www.tequila.jp.net/tequila.html

・最終アルコール度数は35%から55%の間であること

出典：http://www.tequila.jp.net/tequila.html

・メローイングは1%以下であること

出典：http://www.tequila.jp.net/tequila.html

・フーゼル油の制限

出典：http://www.tequila.jp.net/tequila.html

「アガヴェ・アスール・テキラーナ・ウェーバー」とはリュウゼツランの代表的な種。
メキシコではマゲイとも呼ばれています。

「メローイング」はお酒を蒸留するときに、風味の良さだけを残して雑味をなくす工程。
「フーゼル油」は蒸留酒の製造工程で発生する、どちらかというと香りの悪い成分です。

香りの良いものを作ることは大事だが、あくまで“自然な方法”で作ることを本質とする、という主旨でルールが定められているようです。
このような厳しい規格があるからこそ、テキーラの高い品質が維持されているのですね。

テキーラの飲み方

メキシコではストレートで飲まれることが多く、ライムを口でかじって果汁で口を酸っぱくしてからテキーラを飲み、それから塩を舐めるのが伝統的な飲み方とされています。
グラスは「カバジート」と呼ばれる独特のショットグラスを使い、塩はグラスを持たない方の人差指と親指の指の間に乗せておくのがより本格的、だそうです。

ライムが苦手な場合はレモンでも構いません。
カバジートを持っている人は少ないと思うので、自宅飲みをするなら普通のショットグラスを代用することで良いと思います。

テキーラの銘柄。代表的なものをご紹介！

テキーラもワイン同様、美味しい銘柄がいろいろあります。

ホセ・クエルボ

テキーラを代表する銘柄で、創業200年以上の長い歴史を持ちます。
世界各地で親しまれ、一番の知名度を誇る銘柄と言っても過言ではありません。

どのテキーラも比較的安く、コスパに優れている点が特徴。

ポルフィディオ

テキーラの品質が非常に優れていることで有名。
ガラス細工のサボテンが入ったボトルが印象的で、ガラス職人がわざわざ一本ずつ製造しているそうです。

テキーラ以外のお酒も高品質で人気が高いので、気になる人はチェックしてみてください。

タランチュラ

一風変わったテキーラを作る銘柄。
シトラスやストロベリーといったフレーバーテキーラを製造しており、飲みやすいのが特徴。

液体そのものに色がついているため、グラスに入れた時にお洒落です。

エラドゥーラ

原料として副原料を使用せず、アガヴェ（竜舌蘭）を100％使用したプレミアムテキーラのみを扱っている銘柄。
特に「エラドゥーラ セレクシオン スプレーマ」は厳選された最高級のアガヴェのみを使用した逸品で、エラドゥーラの中でも一目置かれる存在です。

種類によりますが、比較的リーズナブルなのがポイント。
お手頃にプレミアムテキーラを楽しみたい人にうってつけです。

パトロン

プレミアムテキーラのパイオニアとして名高い銘柄。
最高級のアガヴェのみを使用し、じっくりと甘い味わいのテキーラを作ることで人気です。

その味はハリウッドセレブにも愛され、アメリカではテキーラの売上1位を獲得するほど。
クルエボやエラドゥーラと比べるとお高いですが、一度は飲んでほしい銘柄です。

飲み過ぎに注意！

テキーラについて色々紹介してきましたが、いかがでしたか？

一口にテキーラと言っても、そのまろやかさや深み、甘さはものによって違うもの。
テキーラが苦手だという人も、銘柄によっては好きな味が見つかるかもしれません。

一つ覚えておきたいのが、決して飲み過ぎないこと。
どんなお酒でも飲み過ぎはよくありませんが、テキーラは特にアルコール度数が高いお酒です。

何事もほどほどが一番。
節度を保って、楽しくテキーラを飲みましょう！