- 住まい(279)
すべての男は多肉植物の生きざまに学べ!モテ底力アップのインテリア
「多肉女子」という言葉もあるほど、多肉植物は女性にとって長年ひそかに人気のアイテム。おしゃれな女性が好きなものって、やっぱり男性も気になりますよね。手入れが楽なわりに「生きざま」を感じさせるほどの姿が魅力的な多肉植物。今回はそんな多肉植物の魅力をご紹介し、いまから始める多肉植物ライフをご提案します!
多肉女子?
「多肉女子」って聞いたことありますか?
「すっごい肉食」とかいう意味ではなく、「肉が多い(失礼!)」という意味でもなく、「多肉植物を愛する女子」をいうのですって。
そう!リニューアル前のライフスタイル誌「クウネル」なんかを読んでいそうな、ちょっと個性的で質のいいものを見つけるのが得意っぽい女子がいつからか熱い視線を向けているアイテムが多肉植物。
部屋に1つは必ず飾ってます!っていう感じなのだそうです。
男にこそ向いている多肉植物?
もともと見る目のある女性がブームの火付け役となることって多いです。
多肉植物もそうで、男性のなかでも最近になって多肉植物の人気はじわじわ高まってきました。
デートで女性の好きなお店についていったら啓発されてしまった…などのいきさつもあるのでしょう。
多肉植物のインテリア性については、雑誌などでもたまに特集が組まれることもありますね。
花屋さんの店頭に置いてある花のように華やかというわけではなく、どうやら育てやすいといううわさの多肉植物。
もしかしたら男性にこそ向いている植物なのかもしれません。
多肉植物には「生きざま」がある!
おしゃれでどこか芯の通った男性に、インテリアとして多肉植物は愛されています。
それを表すように、洋服のショップにも多肉植物が売られていたり、飾られていたりというところは増えてきました。
多肉植物の魅力とはどこにあるのでしょうか?
自分と向き合う力によってにじみ出る風格
たとえばサボテンは、長いものであれば300年以上も生きるといいます。
外部に水が少ない環境で、ゆっくりゆっくり、時間をかけて生きるんですね。
その糧となるのが、自分のなかに栄養を貯めて循環させていくという「自分と向き合う力」そのもの。
自分と向き合うからこそ、その成長のしかたによって少しずつ見た目に現れてきます。
内側からにじみ出る風格、佇まいがひとつひとつ違う。
それは生きざまそのものですよね。
自分を包み隠さず外にさらすワイルドさ!
チレコドン・ワリチーという多肉植物があります。
和名は奇峰錦(きほうにしき)。
この多肉植物は変わっていて、トゲトゲした葉が枯れ落ちたあと、その部分が突起になり下へ下へと残っていくのだそう。
つまり、このトゲトゲの分がこのチレコドン・ワリチーの年輪ということ。
枯れ落ちて残っていくという生きざま、そしてそれをワイルドに外にさらしたままという男らしさ。
生きてきた過去を包み隠さず見せながら、どんどん新しく変化し続けるんですよね。
なんか、すごくカッコよくないですか?
苛酷な状況でこそつよく美しく輝く!
水晶のような、内側からの輝く透明感が魅力のハオルシア。
ほんとうに内側に光を貯めているみたいで、まるでレンズのようですよね。
この葉の輝きは、南アフリカの苛酷な環境において、生きるために必要な光を集めるためのものともいわれています。
自分の内側に光をたたえることで、外的環境から光を取り込むことが可能になるんですね。
…おお、なんだか人生訓のようです。
多肉植物の育った環境はどれもハード。
まわりに水がなかったり、光が摂取しづらかったり、寒かったり、淋しかったり。
そんな苛酷な状況でこそ、つよく美しく輝くというのはある真実なのかもしれません。
多肉植物のはじめ方
種類にもよりますが、基本的に太陽の光が当たるところ、風通しのよいところに置くようにしましょう。
水をやるタイミングは育てているうちにだんだん分かってくるもの。
なんとなく葉の張りがなくなってきたなーというときにやるようにしてください。
エアープランツなんかもほったらかしで大丈夫です。
気が向いたときに霧吹きで水をやるようにしましょう。
葉挿しにも挑戦!
多肉植物のかわいさがわかってきたら、葉挿しにも挑戦!
1.葉を根元からそっとはずします。乾燥している葉がはずしやすいでしょう。
2.その葉を、乾いた土の上に並べて置いておきます。
3.ほっておくと小さな芽が出てきます。
4.根っこが出てくるので、そのタイミングで土に戻してやりましょう。
5.水やり開始。親となる元の葉は、自分の栄養を子どもとなる葉にあげてしまいます。親の葉が完全に乾いた状態になったら取り除きます。
育て続けることの大切さ
多肉植物の生きざまは、本来は苛酷ともいえる自然のうちにあるものかもしれません。
それを室内に持ち込んで育てることで、「人間に住みよい環境との共生」という条件がさらに増えます。
そんな生きざまを間近でいつも観察していられるということはひとつのよろこびですよね。
葉挿しのように、まさに親から子へ命をつないでいく「死にざま」をも味わえるよろこびもあります。
育てていくなかで、いろんな苦労や感動があるはず。
どうぞ意義のある多肉植物ライフを!