美侍

無骨だけどチャーミング!ホンダ・ゴリラの魅力に迫る

1998年に復活したものの、現在では再び生産中止となってしまっているホンダのバイク「ゴリラ」。しかし、そのやんちゃながらチャーミングなルックスは、未だに多くのファンを魅了し続けています。今回は「ゴリラってどんなバイクなんだろう…?」と気になっているあなたのために、その特徴や魅力、中古相場などについてまとめてみました!これを読めば、きっと今からでも欲しい!と考えてしまうはず。ぜひご参考ください。

ホンダ・ゴリラは、長年声援を集めた魅力的な原付!

出典:http://kakaku.com/bike/item/76103110098/

ゴリラは、ホンダから1978年に発売された原付でした。
元々販売されていた軽やかで折り畳み機能が特徴的な原付「モンキー」の兄貴分として登場し、弟からするとより一層向上した実用性で高い評価を得たようです。
1990年に生産中止になり、ファンからの根強い声援によって1998年に一度は復活したものの、2007年には再び生産を終了しています。

名前の通り、ゴリラが肩をいからせているような男らしくも可愛らしいフォルムは、他の原付にはない魅力ですよね。
モンキーが「車に積んで現地で遊ぶ」というコンセプトだったのに対し、ゴリラは「現地まで走れる」のが目的となっており、コンパクトながら力強い性能が話題となりました。

人気の高かった原付「モンキー」の兄貴分として登場!

GORILLA(ゴリラ)は1978年(昭和53年)8月、モンキーのバリエーションモデルとして発売された(改良されたモンキーと同時発売)。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC

『美侍』で「モンキー」についてまとめた記事です。

1990年に生産終了→1998年に復活!→2007年に再び生産終了……

モンキー同様にロングセラーモデルとなったが、派生車種の多様化などにより1990年(平成2年)に生産終了となった。しかしユーザーからの再発売を熱望する声が長い間続いていたことから、1998年(平成10年)から8年ぶりに復活販売されることとなった。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC

電装類の強化や環境基準への対応といった改良が加えられたが、外観はフロントキャリアが廃止された以外、以前とほぼ同一の仕様であった。2007年(平成19年)9月の排出ガス規制の強化により、再び生産を終了した。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC

折り畳めない分、ガソリンタンクが大きくロングツーリングも可能!

「ゴリラ」は、モンキーよりも容量の大きなタンクを装備した、バリエーションモデル。モンキーの特徴であったハンドル折りたたみ機構は付いていませんが、モンキーと同様の低燃費と、大きなガソリンタンクや前後のキャリアのおかげで、ロングツーリングも安心して楽しむことができました。

出典:http://www.honda.co.jp/design/designers-talk/monkey/history/

ポジションが楽になるようにとハンドルがモンキーより
若干幅広で高いものに交換されている
(その代わり折り畳み機構はなし)というものだ。
 この各部の換装はかなりの効果を上げている。
ギュッと凝縮されたモンキーから乗り換えると、
体が立ち気味になって楽なのだ。

出典:http://www.godspeed.co.jp/yomimono/st.at.html/st.at-mongori.html

弟モンキーよりもスポーツ性が高く、堂々としたフォルム!

「車に積み込んで目的地で遊ぶ」というコンセプトのモンキーに対し、ゴリラは目的地までの自走を想定。エンジンは基本的にモンキーと同じだが、ミッションとクラッチはスポーツ性の高い4速のマニュアル式を採用。“モンキーの兄貴分”に相応しい、堂々たるフォルムも大きな魅力となっている。

出典:http://4-mini.net/custom/gorilla

年式やモデルによって様々!ゴリラのスタイルとカラーバリエーション

1978にホンダより発売されてから、2007年に本格的に販売を終了するまで、様々なモデルとカラーバリエーションのゴリラが出回りました。
初代のゴリラはやや丸みのある雰囲気で、後期のモデルに比べて可愛らしさがあるような気がしますね。
そこからどんどんスタイリッシュになり、1998年に復活してからも様々なモデルが出ています。

清楚でクールなホワイトや、初代に見る古風な赤も良いですが、名前に相応しい男らしさを放つブラックも魅力的。
2007年にモデルチェンジされた事実上の最終モデルは、グッと大人びた印象を与えます。
今から中古で購入する場合は、欲しいモデルやカラーをぜひ吟味してみてくださいね。

1978年:初代Z50J-Z-3

出典:http://4-mini.net/custom/gorilla

1985年:2代目Z50J-F

出典:http://4-mini.net/custom/gorilla

1988年:3代目Z50J-J

出典:http://4-mini.net/custom/gorilla

1988年:特別仕様車Z50J-J(ホワイトスペシャル)

出典:http://4-mini.net/custom/gorilla

1998年:復活!第2の初代Z50J-W

出典:http://4-mini.net/custom/gorilla

2001年:カラーをホワイトに変更!Z50J-1

出典:http://4-mini.net/custom/gorilla

2002年:カラーを深緑&黒に変更!Z50J-4

出典:http://4-mini.net/custom/gorilla

2003年:リアキャリアを採用し、イエローに変更!Z50J-5

出典:http://4-mini.net/custom/gorilla

2007年:現在出ている中では最終モデル!Z50J-7

出典:http://4-mini.net/custom/gorilla

この他にも、限定生産された輝かしいシルバーの「メッキゴリラ」も存在します。
年代やカラーによってそれぞれに違った雰囲気を持ちながらも、ゴリラ本来の魅力は色褪せないところが素晴らしいですね。

今からでも欲しい!ゴリラの中古相場はいくら?

出典:http://blog.goo-net.com/yokorin/archive/2563

前述したように、ゴリラは原付ということもあって非常にコンパクトながら、バイクらしいスタイリッシュさと愛らしさを持ち合わせた魅力的な車種です。
ここまでで「中古でもいいから欲しい!」と考えた方も多いのではないでしょうか?
ゴリラはモデルによりますが、新車価格ではいずれも40万円前後です。
未使用品の場合は、今でもそのくらいはすると思った方が良いでしょう。

中古相場は安いものなら10万円程度からありますが、限定モデルや状態の良いものになると、何と50万円近くするものもあるよう。
お金に余裕があるならば、とにかく欲しいモデル、カラーを選ぶのも良いですが、予算的に厳しいという方は中古車サイトをくまなく探して、最も自分に適したゴリラを見つけましょう。

中古なら12万前後~40万前後!

中古車の価格相場
13万5000円~39万9600円

出典:http://www.bikebros.co.jp/catalog/1/100_1/dist-map/

新車の場合は、かなり高くなることも……

新車の価格相場
44万2800円

出典:http://www.bikebros.co.jp/catalog/1/100_1/dist-map/

状態によって価格は様々!予算に合わせて吟味しよう

車両価格: 38.8万円(消費税込)
支払総額: 41.8万円(消費税込)

出典:http://www.goobike.com/bike/honda__gorilla/

車両価格: 24.84万円(消費税込)
支払総額: 26.54万円(消費税込)

出典:http://www.goobike.com/bike/honda__gorilla/

車両価格: 17.8万円(消費税込)
支払総額: 20.4万円(消費税込)

出典:http://www.goobike.com/bike/honda__gorilla/

ゴリラは比較的相場がお高め!心して探そう

今回中古で安いゴリラを探しています。
わたしは年式や汚れ、キズなども気にしないし、速さも求めてません。
ただ、しっかり動く事、ブレーキ関係等、普通に走れれば問題ないのですが
ゴリラは非常に高いのが多く困っています

出典:http://bbs.kakaku.com/bbs/76103110098/#16444414

ゴリラのカッコ良さと愛嬌に、思い入れのあるファン多数!

ゴリラは原付というコンパクトなサイズながら、力強くカッコいいデザインと親しみやすさで、ファンの心を掴んで離さないバイクです。

現在でも1980年代のモデルを大切に乗っている方や、今からでも欲しい!という方、初めてのバイクがゴリラだったということで懐かしさを感じる方など、様々な気持ちが込められた声がたくさん見受けられました。

様々な場所に運んでくれる!ゴリラで素敵なバイクライフを送ろう

いかがでしょうか?
ホンダ・ゴリラは小柄で扱いやすいサイズや、親しみやすさとカッコよさを兼ね備えたデザイン、ロングツーリングにも対応した性能など、様々な魅力のあるバイクなのですね。

日々の通勤はもちろん、休日のドライブや彼女とのツーリングなど、様々な場所できっと活躍してくれるはず。
少しでも「いいな……」と感じた方は、ぜひ中古車サイトでお気に入りのゴリラを探してみてくださいね。