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実録飲み比べレポート!大手コンビニ3社の100円コーヒー

セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート…コンビニ各社が力を入れているコーヒー。最安値はどこも100円ですが、味はどう違うのでしょうか?ここでは3社のコンビニコーヒーを徹底比較!実際に飲み比べしてみました。

コンビニコーヒーの歴史

近年競争が激化しているコンビニのコーヒー戦争。
まずはその背景からおさらいしておきましょう。

1980年代、日本で最初にコンビニコーヒーを取り入れたのはセブンイレブン。
初めのうちは軌道に乗らず、失敗続きで導入と撤退を繰り返しました。

その後、ローソンが「マチカフェ」、ファミリーマートが「ファミマカフェ」のブランド名で参入。
セブンイレブンは「セブンカフェ」を展開し、コンビニコーヒーブームの火付け役に。
消費者の間でコーヒーをコンビニで買うモデルが定着していきました。

コンビニ各社が力を入れているコーヒーブランドですが、その影響がドトールやスターバックスといったカフェチェーンの売上にまで飛び火。
いかにコンビニコーヒーの存在が大きいかを物語っています。

コンビニ各社のメニュー

各社のレギュラーメニューをチェック。
価格は似たり寄ったりですが、ラインナップに差があります。

セブンイレブン

・ホットコーヒー R100円/L150円
・アイスコーヒー R100円/L180円
・アイスカフェラテ R180円

コンビニ3社の中で最もシンプルなラインナップ。
サイズはレギュラーとラージの2種で、レギュラーが他2社のスモールと同じくらいのサイズになっています。

ローソン

・ブレンドコーヒー S100円/M150円/L180円
・アイスコーヒー S100円/M150円/MEGA(数量限定)270円
・カフェラテ M150円/L180円
・アイスカフェラテ 150円
・ロイヤルミルクティー 180円
・ダージリンティー 150円
・贅沢カフェモカ 210円
・アイス贅沢カフェモカ 210円
・贅沢ココア 180円
・アイス贅沢ココア 180円

コンビニ3社の中でもメニューが豊富。
コーヒーに限らず様々なドリンクが選べ、数量限定でアイスミルクティー、フローズンラテ等のメニューがあります。

ファミリーマート

・ブレンド(コーヒー) S100円/M150円/L180円
・アイスコーヒー S100円/M180円
・カフェラテ M150円
・アイスカフェラテ M180円
・抹茶ラテ 150円
・ココア 150円
・紅茶 100円

抹茶や紅茶等、カフェにありそうなメニューを一通り揃えています。
こちらに加えて氷をシャーベット状にしたフラッペドリンクも。

実録!ホットコーヒー飲み比べ

セブンイレブン

香りは3社の中でも一番控えめで、仄かに香る程度。

苦味も酸味も抑えられている感じで、ブラックで飲んでも強い刺激はなし。
後味がすっきりしていて、普段あまりコーヒーを飲まない人でも抵抗なく飲めそうです。

舌にコーヒーの味わいが残らないので、強いコーヒーが好きな人には淡白に思われるかも。
元が薄味なので、ミルクとシュガーは少なめに入れることをおすすめします。

ローソン

香りと味の強さは他2社のちょうど間くらい。
嗅ぐと芳しい余韻がしばらく残り、コーヒー独特の香り高さを感じました。

味にもコクがあり、焙煎された豆の香味を舌で楽しめます。
ミルクとシュガーをたっぷり入れても問題なし。

3社の中では最も本格的な、カフェで提供されるコーヒーらしい味がしました。

ファミリーマート

香りはツンと刺激ある感じ。
その香りから想像された通り、味も濃く強い苦味がありました。

目が覚めてシャキッとしそうではありますが、ブラックで飲むには強すぎる味。
ミルクとシュガーを入れるとちょうど良い感じに緩和され、飲みやすくなります。

後味はほんのり苦みが残る感じ。
強い味なのにコクがあまり感じられない点が残念でした。

飲み比べの結果…

コンビニコーヒーついて色々と紹介してきましたが、いかがでしたか?
意識していないと気づかないかもしれませんが、コンビニによって随分違いがあるものです。

個人的におすすめなのはローソンのコーヒー。
強すぎず弱すぎず、香りや味にバランスの良さを感じられました。

今回飲み比べしたのは筆者の好みもあって、ホットコーヒーでしたが、アイスコーヒーになるとまた味が違ってくるのかもしれません。

同じコンビニのコーヒーばかり飲んでいる…という人はこの機会に他も試してみてくださいね!