美侍

文書作成の基本とは?~基本を知ってデキる男を演出する~

社会に出て仕事に就くと、そこではほぼ毎日、なにかしらの「文書」を作成をして得意先に連絡をとったり、上司・先方に報告する場面が多く出てきます。文書が書けないと「きちんとした仕事ができない社員」なんて烙印が押されることも……。ビジネスで必要とされる文書ですので、プライベートでやりとりするような手紙やメールの文とは目的も書き方も違うものが求められます。学生時代の感覚の延長で書いてはいけません。そこで、仕事の現場で求められる文書作成の基本をしっかり身に付けておきましょう。

簡潔さが大切な「ビジネス文書」とは

ビジネス文書とは、仕事の報告や企画提案、連絡事項をまとめた文書のこと。

社内・社外を問わず、ビジネス文書の目的は用件を正確・明瞭・簡潔に伝えること。そのためには守らなければならないルールがある。

出典:http://itp.ne.jp/contents/business/tool/business.html

仕事において最も重要なコミュニケーションをつかさどるものなので書き方が大事です。
基本的には、わかりやすいことが最も大切。
そのため、結論から入るのがベターです。

時間・数量などを明確に。例えば、「いつまでに、何割位終了予定」などという、数値も良いでしょう。

出典:http://mana.hirotam.com/hourenso.html#hourenso04

数字を書く場合は極力具体的に、かつ正確に。
古いデータなどを使うのは間違いの元です。
さらに、数字の取り違いや分かりづらい書き方もしないようにします。

感想は一切無用!「事実だけを報告」する文章にする

自分の感想やあいまいな表現は使わない。

出典:http://itp.ne.jp/contents/business/tool/business.html

ビジネス文書は社内の連絡・報告に使う文章です。
書き手の感想は求めていません。
短い文章にして分かりやすいものにしましょう。
また、書くことが複数ある場合は箇条書きにするなどの工夫が必要です。

ビジネス文書のセンテンスは「短く分かりやすく」が基本ですが、これをそのまま実行すると「単文」ばかりが羅列することになり、ただの「伝達」に近い薄っぺらで味気のないものになってしまいます。

出典:http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/1306/12/news007_2.html

しかし、短い文章ばかり並べると読み手も意図を取れないことがあります。
そこで、短い中に「主語+述語」を意識していれましょう。
また、同じ主語と述語のものはセットにしていきます。
たとえば、「部長は部下を信頼している」という文章と「部下は仕事ができる」という文章があったとします。
しかし、これでは文章がバラバラなので一緒なのか別なのかわかりません。
この文章を「部長が信頼しているから、部下も仕事ができる」などと連結することで、因果関係を明らかにできます。

いきなり書かない!文書は構成を考えてから書くべし

まず認識しなければならないのは「人に読ませて理解させる」という大前提を常に念頭に置くということです。

出典:http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/1306/12/news007_3.html

文書の基本・大前提となるのは「相手に伝える文書にする」ことです。
そのため、必ず何を伝えるのか「テーマ」を明確にします。
テーマが決まれば、そのテーマを伝えるに当たって必要な情報を集めます。
また、集めた後に使うものを選びましょう。

プロのライターは書く前の段階で、内容を紙に書き出したり、パソコン上で要点を洗い出したりして、一度頭の中を整理しています。そのうえで、どんな流れの文章にするか、それなら書き出しはどうするか……などと組み立てていくのです。

出典:http://wooris.jp/archives/136811

そして、材料が集まったからと言って書き出してはいけません。
プロのライターでも書く前に「段落作り」の準備をします。
集めた情報をテーマに沿って、わかりやすくなるように組み立てましょう。
文書の基本的な構成は「総括(結論)→各論→詳細」でまとめて、それを章毎に段落分けするのがコツです。

文書作成の基本を押さえて「デキる男」になろう!

ビジネスで使う文書は、普段プライベートで使う手紙やメールとは目的も文章も大きく異なります。
そのため、意識的に書き方を変えないと相手に何も伝わりません。
なにしろ、ビジネスの出来不出来を左右する重要なものです。
他の誰よりも伝わる文書を作成して、デキる男を目指しましょう!