美侍

あなたはきちんとできますか?ビジネスにおけるお茶の出し方

ビジネスの場で円滑なコミュニケーションを図るためには、おもてなしの心が欠かせません。その基本ともいえるお茶の出し方について、作法やルールを確認しておきましょう。

お茶出しの意味を知る

ビジネスをするうえで、取引先相手にどのようなことを求めるでしょうか?
最も重視しなければいけないのが信頼感です。

パートナーとして信頼できる相手でなければ、協力したとしても良い仕事は出来ません。

信頼感を構築することが、思い描いた以上の成果を手にすることに繋がるのです。

信頼を得るためにすべきなのが、礼儀を尽くすことになります。
そして、礼儀が最も必要とされるのが、相手と対面したときです。

特に、こちらの会社に出向いてもらって話しをする際は、おもてなしの心を持たなければいけません。

こちらが礼節を持って接していると相手に伝える手段として活躍するのが、お茶出しです。

わざわざ来ていただいたことに対する感謝を込めてお茶を出す。
これが、相手方とパートナーになるための近道といえます。

ビジネスでは、あなたの風貌や話し方、学歴、生い立ち、性格がどうのこうのではなく、あなたという人が信頼に値する人物かどうか、相手にとって最大の関心事といえるのです。

出典:http://www.newair.co.jp/column/specialcolum/confidence.html

接客・接遇の際にお客様にお出しするお茶には、わざわざ足を運んで来てくださったお客様に、のどの渇きを癒して頂き、くつろいで頂く、ほっとしていただくというおもてなしの心がこめられています。

出典:http://www.jp-guide.net/businessmanner/business/tea_dashikata.html

お茶を淹れる正しい手順を確認(お茶の出し方とは)

お茶出しの際に提供する機会が多い飲み物といえば日本茶です。

日本茶は淹れ方によって味が大きく左右されるため、正しい淹れ方をマスターしておきましょう。

まずは、提供する人数に合わせて茶碗を用意します。
時間が経って冷めてしまったお茶を飲ませるのは失礼に当たります。
これを防止するためには、お茶を注ぐ前に茶碗をお湯をはって温めておきましょう。

茶碗を温めておいてから、急須でお茶を淹れます。
急須には、ティースプーンで茶葉を入れてからお湯を注いでください。
スプーン1杯で1人分と考えて結構です。
急須にお湯を入れたら1分ほど蒸らしてください。

温めた茶碗にお茶を入れて完成です。
お茶の量は茶碗の7分目当たりまでにとどめておくと、飲む際にこぼれる危険が低くなります。

お湯の温度が高すぎると、渋みの原因となる成分が浸みだしてしまうため注意しましょう。
沸騰させる手前、もしくは沸騰させてから数分間冷ましたお湯を使うことをオススメします。


カップを事前に温めておくことは、コーヒーや紅茶をいれる際にも使える手法です。。
こうした飲料を職場で提供する際には、ぜひ活用してみましょう。


お客様のことを考えてお茶を準備する。

そのため、最初に茶碗を温めるために入れておいたお湯を急須に入れ、お茶を蒸らします。一端沸騰しているお湯を70~80℃に冷ますことが、上等なお茶を淹れるポイントです。

出典:http://allabout.co.jp/gm/gc/438206/

お茶の濃さが全員均等になるように少しずつ注ぎます。茶碗の7分目ぐらいまで注ぎます。たくさん注ぐのはナンセンスです。

出典:http://allabout.co.jp/gm/gc/438206/

お茶出しの姿も見られている

お茶を提供している人間も、社員の1人です。
提供している姿があまりに無礼だと、会社そのものと体質が疑われてしまいます。
お茶を出す姿勢にも気を配り、おもてなしの心を表現しましょう。

茶碗に注がれたお茶は、茶托と別々にお盆へ載せます。
会議をしている場に到着したら、ドアをノックしてから「失礼します」と声を掛けましょう。

部屋に入ったら入り口に近いところにある台へお盆ごと載せます。
台に乗せたお盆の中で、茶托の上にお茶をセットしてください。

お茶を配る順番はケースによって異なります。
大原則は役職の高い方から優先して配ることです。

役職が不明確なときは、上座にいる方からお茶を提供しましょう。
上座とは、入り口から最も遠い席を指します。

議論が白熱しているときは目礼のみで構いませんが、基本的には「失礼します」と一声添えながらお茶を配るのが原則です。
絵柄がある茶碗の場合には、お客様にそれが見えるように茶碗を置いてください。
お客様の右側から配るのが基本ですが、時間をかけてしまいそうであれば左側でも構いません。


お茶以外の飲料を提供するケースでは、カップに持ち手がついていることがしばしばです。
その際には、持ち手を右手側に向けます。

コーヒーなどに入れる砂糖やミルク、スプーンはカップの手前に配置してください。
コーヒーとスプーンだけを最初に配り、砂糖とミルクはどうするか後で尋ねるのも良いでしょう。

お客様の右側から、茶たくを両手で持ち、お出しします。しかし、右側からお出しするのが難しいようなら、左側からでも構いません。どちらもふさがっていたら、正面から両手で差し出しても結構です。

出典:http://howcollect.jp/article/1560

来客にコーヒーを出す際は、マナーとしてカップの手前にスプーンと砂糖とクリームを置きましょう。そうすれば、相手にすぐ見えますし扱いやすいのです。

出典:http://careerpark.jp/3456

冷たい飲み物やお茶菓子を出す場合

暑い季節には、冷たい飲み物を提供することもあります。

冷たい飲み物を定位供する際には、茶托やカップではなくコースターを利用しましょう。

基本的には暖かい飲み物と同じですが、お客様へお出しするときにはコースターをテーブルに置き、その上に飲み物を置いてください。

ちなみに、冷たい飲み物を出す場合には、テーブルの上にコースターを置いて、その上にグラスをのせましょう。

出典:http://www.b-manner.com/sekkyaku/tea.html

お茶菓子はお茶の左に、おしぼりはお茶の右に配置するのが常識です。

こうした手順をスマートに行うことで、教育の行き届いた会社だと相手方に認識されることでしょう。

お茶とお菓子を出す場合、出す位置は、
お客さまから向かって左がお菓子、右がお茶になるようにお出しします。

出典:http://spice3.biz/?p=75

お茶の出し方によって信頼を勝ち取ることができる

お茶出しは一見、仕事と何の関係も無いように見えますが、実は信頼を得るうえでの小さな1歩となのです。

小さな1歩を積み重ねなければ、良い成果は生まれません。

お茶出しの基本をしっかり押さえて、仕事を成功へと導きましょう。